盲目の落語家・桂文太と漫談家・濱田祐太郎がコラボライブ! 「下ネタが多かったな」「僕は下ネタでも上品」

50歳のときに視力を失った落語家・桂文太と、先天性の病気で生まれつき盲目の漫談家・濱田祐太郎。この目の不自由な2人によるコラボライブ「桂文太と濱田祐太郎」が、6月22日(土)に大阪・天満天神繁昌亭で行われました。それぞれの持ちネタを披露しながら、トークでは“下ネタ”を中心に大盛り上がり! 初対面とは思えないほどの息の合ったやり取りを見せ、客席は笑いに包まれました。

出典: FANY マガジン
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「ほんまに文太さんですか?」

コラボライブは、まずは濱田の漫談から。話題になった元暴露系YouTuberの落語家転身のネタをマクラに、最新のニュースや今年自身がチャレンジした大阪マラソンなどをテーマに毒のあるネタで盛り上げます。

今年72歳になる文太は、盲導犬が2代目であることなどをマクラに「青菜」を披露。表情豊かに酒や料理を楽しむ登場人物たちの様子に会場は笑いに包まれました。

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続いてはトークコーナーへ。MCを務めるのは、濱田の同期芸人、盆と正月・橋爪アキラです。すると、ど真ん中に構えた橋爪に、いきなり濱田から「お前、誰やねん!」とツッコミが!

気を取り直した橋爪が、まず2人の出会いについて話を振ると、濱田は「NSC(吉本総合芸能学院)在学中に目の見えない落語家さんがいるから頑張れと言われて」と振り返り、一方の文太も「目の見えない漫談家がいるので頑張ればと言われた」と笑わせます。

するとそこから、2人のトークが息の合った掛け合いに!

濱田は「こういう企画が提案されているけど、どうですか、と言われたのが2カ月前。それ以降、昨日の夜まで連絡がなかった」とポロリ。それに文太も乗っかると、濱田から「ほんまに文太さんですか?」とツッコミが。そして、お互いがお互いを「確認してない」とボケて笑わせます。

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また、文太が「目が見えなくなって22年」と話せば、濱田は「僕は生まれつきなんで35年」とカブせます。「負けたな」という文太に、濱田は「師匠と呼んでください」とテンポのいいやりとりが続きました。

さらに濱田が芸人になろうと思ったきっかけを話したかと思うと、文太が下ネタを披露するなど、トークコーナーも大いに盛り上がりました。

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濱田「またぜひ一緒にやりたい!」

イベント終了後、今回の感想を聞かれた文太は「下ネタが多かったな」と笑いながら、「初めてだったけど、楽しくコラボをやらせていただいて、ええ刺激になりました」とコメント。濱田は「橋爪って誰やねんの一言に尽きる!」とボケつつ、「楽しくやらせていただいた」と振り返りました。

文太が「(濱田とは)気が合う感じ」と話せば、濱田は「そんなことない、僕は下ネタでも上品」と返すなど、舞台そのままに息の合ったやりとりを見せる2人。

2回目は? との質問には「相手変えますわ。ウソ、またやりたい」と文太。それを受けて濱田も「別の方と一緒にやらせてもらう」とボケると、文太は「誰とやんの?」。すかさず濱田が「下ネタ好きなんで(桂)ぽんぽ娘さんと」と返すと、「エエの知ってるな」と文太もニヤリ。

出典: FANY マガジン
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最後に文太が「若い人の力を借りてちょっとでも上を目指していきたいと思います。2回目、3回目、4回目も文太を使ってくださいね、濱田ちゃん」とお願いすると、濱田も「一緒にやらせていただけるならぜひ!」と快諾。そして72歳の文太の舞台を見て、自分の72歳を想像したと言いながら、「72歳になって、漫才劇場で1分のショートネタやってたらと思うとゾッとした。ステージをもっとステップアップできるようにがんばっていきたい」と笑わせました。

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