『大阪府安全なまちづくり大使』を務めるお笑いタレント・西川きよしが11月17日(火)、大阪府庁で開かれた、特殊詐欺の被害防止などを呼びかける広報アナウンス「気をつけな、あきまへんで!」の制作発表会見に出席しました。大阪府の吉村洋文知事も参加して、府民に防犯意識向上に向けて「きよし師匠の声に、ぜひ耳を傾けてほしい」と訴えました。
広報アナウンスは3種類
今回、制作された広報アナウンスは、「特殊詐欺防止」、「子どもの安全」、「自動車関連犯罪防止」を訴える全3種類。
新型コロナの影響で、街頭での防犯キャンペーンや大阪府警の防犯教室など恒例の「防犯抑止活動」が実施できないなか、とくにコロナ禍に便乗した特殊詐欺も増えているため、2017年から大使を務める西川の音声で呼びかけることになりました。完成した広報アナウンスは、府内の商店街や百貨店、スーパーなどで流されます。
会見では、大阪府安全なまちづくり推進会議会長を務める吉村知事が、「府民の皆さんに、日常を通して、いま一度、防犯意識を高めてほしい。今回作成した広報アナウンスがその一助となることに期待します」と語り、「きよし師匠の声に、ぜひ耳を傾けてほしい」と訴えます。
さらに西川のアナウンスについて、「大阪人に馴染み深く、思わず聞き入ってしまう声」と絶賛する吉村知事に、西川も「大阪での犯罪被害が少ししでも減るよう、気持ちを込めて録音しました!」と力強く拳を握りました。
会見には西川、吉村知事に加え、大阪府安全なまちづくり推進会議の構成団体である大阪府商店街連合会や近畿百貨店協会の代表者も参加しました。
「騙されたらあきまへんで!」
制作された広報アナウンスの1つ「特殊詐欺」編は、大阪人なら誰もが聞き覚えのある西川の声でこう呼びかけます。
「みなさん、どうも! 大阪府安全なまちづくり大使の西川きよしです。最近多い詐欺の手口、知ってますか? 犯人がキャッシュカードを家に取りに来るんですよ! 電話で『キャッシュカードを取りに行く』という話が出たら詐欺でっせ! 騙されたらあきまへんで! 以上、西川きよしからのお知らせでした」
アナウンスを聞いた吉村知事は、「声を聞いただけで、きよし師匠ってわかる。思わず聞いてしまいますよね。僕らは、棒読みでしか喋れませんけど、誰もが思わず引き込まれてしまうしゃべり口調だと思います。どうやったら、こんなに人を惹きつけられるんやろう」と、改めて感心した様子。そして、こう力を込めました。
「きよし師匠によるこの呼びかけを大阪中に広めて、1件でも多く特殊詐欺を減らしていきたいと思います!」