ダンビラムーチョ、ダブルファイナリストに感慨「長年やってきて良かった」【キングオブコント直前⑦】

コント日本一を決める『キングオブコント2024』(TBS系)が、10月12日(土)に放送されます。厳しい予選を勝ち抜き、ファイナリストになったのは10組。今回は、初出場を決めたダンビラムーチョ(大原優一、原田フニャオ)の決勝直前インタビューをお届けします。​​

出典: FANY マガジン
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今年、決勝に勝ち上がったのは、cacao、コットン​​、シティホテル3号室​​、ダンビラムーチョ​​、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ(※50音順)の面々です。

果たして、最後に栄冠を勝ち取るのはいったい誰なのか――ファイナリストたちの熱い思いを連続インタビューでお届けします。

YouTubeを続けていて良かった

ーーファイナリストに選ばれたときの率直な感想からお聞かせください。

原田 嬉しいですね。基本は漫才なんですけど、キングオブコント(以下、KOC)に落ちたときはめっちゃ悔しくて……今年は決勝に行きたい気持ちが強かった分嬉しいです。

大原 前のマネージャーが僕ら、そいつどいつ、男性ブランコを担当していたんですけど、(2021年に)結果発表を個別で言いに来るとき苦い顔をしながらカメラを回していて「絶対落ちてるじゃん!」みたいな。後で(その年にファイナリストになった)そいつどいつと男性ブランコに聞いたら、ものすごくにこやかに回していたらしいんですよ(笑)。あのときは悔しかったんで今回は良かったですね。

ーー2018、2022年には『M-1グランプリ』で敗者復活戦まで勝ち上がり、昨年はファイナリストに。もともと漫才に強いイメージがありました。

原田 YouTubeで「野球部あるある」(の動画をアップするの)を10年間くらい続けているんですけど、そのひとつのネタをKOCでやったらいい感じに結果も出て。もしかしたら野球部あるあるが変に力になって、(決勝に)つながったのかもしれないですね。

大原 意外にM-1よりもKOCの方が準決勝には出ていて、「向いてる可能性もあるな」みたいなこともちょっと思っていて。

原田 先輩のネルソンズさんも「お前らコントだぞ」と言ってくれたんで、もしかしたらどっちもいけるのかなと思っていました。

大原 今年に入って、コントの単独ライブをやったときに、「KOCも頑張りたいよね」という話はしていましたね。

出典: FANY マガジン
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――「優勝後はこうなっていたい」という目標はございますか?

大原 ……ハナコみたいになりたいです。ハナコってなんかいいじゃないですか。

――(笑)。

大原 すごくいい奴らっぽいし、ドラマにも出ていたりするし。

原田 仕事の幅があって健康的なイメージもあるし。

大原 岡部(大)になりたいです。朝ドラも出ていて、おじいちゃんおばあちゃんも知っているような。「なんかいいよね、あの子」っていう感じがいいですよね。

原田 俺は秋山(寛貴)くんになりたいです。1人でラジオをやるみたいなあのカッコよさ……。

大原 ハナコと僕ら同期なんですよ。だから見ていてすごくいいなって。

原田 とりあえず菊田(竜大)にはなりたくないです。なんとなくですけど(笑)。

ダブルファイナリストってすごい

ーー決勝9組の顔ぶれをご覧になっていかがですか?

大原 仲が良いので、コットンがいて良かったです。嬉しかったですね。

原田 コットンは若いときから東京吉本でずっと一緒にやってきたのでここで戦える嬉しさはありますね。ニッポンの社長、ロングコートダディさんとかも、そもそもめっちゃ好きなんで、一緒に出られる嬉しさはあります。

ーーM-1ファイナリストではありますが、今回、KOCの決勝に出ることでコントの印象も強くなると思います。二刀流でいくみたいな気持ちはあるんですか?

大原 吉本で芸人としてやっていくには漫才も絶対必要なので、寄席では漫才をやりつつ、好きなときにコントもできる体制が理想的というか。

原田 状況に応じて。どっちも強い武器があるっていう。

大原 ニューヨークさんみたいなのがいいっすね。舞台では漫才をやって、単独ライブで面白いコントをやるのが理想的です。

出典: FANY マガジン
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ーー芸人さんとしてパワーアップしている手応えは感じておられるんですか?

原田 ダブルファイナリストなんてもうすごすぎですよ。

大原 そんなに言わない方がカッコいいかも。

ーー本当にとんでもないことです(笑)。

大原 確かにダブルファイナリストってすごいですよ?

原田 自分でも言ってる(笑)。でも「俺らがいけるんかい」みたいな驚きの方が強いですね。こんなちんちくりんの2人が行けるっていう嬉しさというか。

大原 芸人を始めた頃、賞レースは無理だと思っていたんですよ。全然評価もされないし、ネタ番組のオーディションも受からないし、ダメかなと思っていたんですけど、長年やってきて良かったです。

ーー今回をきっかけに出てみたい番組はございますか?

大原 ネタ番組もいっぱい出たいですし、日曜劇場にも出たいなって。

――(笑)。

大原 池井戸潤作品がめっちゃ好きで、U-NEXTでも全部見たんですけど、ああいうのに出られたらいいなっていう。

原田 俺もお芝居ですかね。男性ブランコとか、八嶋智人さんと一緒にやっていて、おしゃれすぎるんで、1回はやってみたいです。

大原 バンドマンと飲みに行きたいです。そういう人に認められているってカッコいいじゃないですか。

――(笑)。

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