YCA現役生たちの企画コーナーに芸人たちが「難しすぎるだろ!」 よしもとアカデミー学園祭に銀シャリ鰻「“楽しい”が中心にあるって感じがする」

どうも。最近は地球に近づいている彗星のことで頭がいっぱいのとらふぐ・田畑祐一です。よろしくお願いいたします。
吉本興業の教育機関・よしもとアカデミー東京校の学園祭が10月8日(火)、9日(水)の2日間、東京・東池袋のあうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)で開催されました。アカデミー前期プログラムの集大成として、各スクールの生徒たちが日ごろ学んだ成果を発表する場であるこのイベント。今回は、作家や劇場スタッフなどを育成する「吉本クリエイティブアカデミー(YCA)」の生徒たちが企画・制作した2日目のステージ、「混ぜるな危険! 新人裏方と先輩芸人の化学反応ライブ」にお邪魔しました。

出典: FANY マガジン
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エントランスホールから手作りのお出迎え

このライブは、YCA生が企画やキャスティング、プロモーション、運営を自分たちで担当し、当日のステージの内容はもちろん、会場外の装飾などを準備してきました。

開場の15分前に到着すると、エントランスホールにはすでに大勢のお客さん。公演が始まるまでの時間を飽きさせない工夫と、芸人愛に満ちあふれた空間がそこにありました。

まずは、この日のYCA公演に出演する芸人たちのパネルとサイン、インスタ用の写真スポット、さらにはYCAのことを説明するボードまで。一つひとつを見ていくだけで、じゅうぶん楽しめる内容です。

そして会場に入る階段にも仕掛けが。階段を下から見ると、ライブの案内が浮かび上がります。

“学祭”ということで、芸人愛がたくさん詰まった手作り感ある会場のお出迎えに、多くのお客さんが心をつかまれ、幸せな時間が流れていました。

出典: FANY マガジン
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斬新なコーナーの連続に芸人も悪戦苦闘!?

本番が始まると、満席のお客さんに迎えられてMCの銀シャリ(鰻和弘、橋本直)さんが登場。銀シャリのおふたりが会場に聞くと、YCAの生徒さんの知り合いが大勢いるようです。

ライブは前半と後半に分かれて、それぞれ芸人によるネタとコーナーという構成。前半には9番街レトロ(京極風斗、なかむら★しゅん)、ヨネダ2000(誠、愛)、ななまがり(森下直人、初瀬悠太)が登場しました。各コンビがネタで会場を大きく盛り上げて、いざYCAの生徒さんが考えたコーナーへと進みます。

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最初のコーナーは「銀シャリズム」。『スシ食いねぇ!』のリズムに合わせて寿司ネタを言うゲームですが、それまでに出てきた寿司ネタもすべて覚えなければいけません。しかも、負けたほうは寿司ギャグを披露する罰ゲーム付きです。

これには、百戦錬磨の芸人たちからも「難しすぎるだろ!」とツッコミが入ります。実際にやってみると、独特のリズムにみんな迷走し、最終的に銀シャリ・橋本さんが「全員アウト!」と叫んで会場は大爆笑でした。

続くコーナー「kawaii ものクイズ ギャルになろうよ」では、モザイクがかかった写真の中から、女装した銀シャリ・鰻さんを当てなければなりません。これにも芸人たちから「難しすぎる!」と総ツッコミが入ります。

このコーナーでは、正解したチームは“タイム”を獲得でき、その時間に2つのチームのリーダーであるななまがりの森下さんと初瀬さんを、小道具を使って可愛くします。出来上がった2人の姿に会場から大きな笑い声が起き、最後まで生徒さんたちの個性が爆発しました。

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ライブの最後はまさかの結末に…

ライブ後半にはヘンダーソン(子安裕樹、中村フー)、レ・ヴァン(九条ジョー、宮本勇気)、そいつどいつ(市川刺身、松本竹馬)が登場。こちらも全組がネタで笑いをドカンドカンと取っていきます。最後の銀シャリさんの漫才では、僕の横に座っていたお客さんが体をひねりながら笑ってました。

出典: FANY マガジン
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そして、YCA生徒による後半ひとつ目のコーナーは「ミスターオモロコンテスト」です。後半のメンバーの中で誰がオモロくてカッコよいかを決めるコーナーで、メンバーは袖からセンターまで歩いて、オモシロ単語を披露することに。

そいつどいつ・松本が「キスパンチ」という造語で会場を沸かせた一方、ヘンダーソン・中村フーさんは「駄目だなぁ〜」という自身のギャグで橋本さんから“一発退場”を言い渡され、会場は大爆笑です。

続く「かっこよくキメろ! 求愛ダンス選手権」のコーナーでは、お題に合わせて学園のマドンナ役である“鰻子さん”(銀シャリ・鰻)に求愛ダンスをします。なにがウケるのかわからない手探り状態で必死に踊る芸人の姿に、お客さんは大盛り上がりです。最後はそいつどいつ・刺身とレ・ヴァン・九条の一騎討ちとなり、最終的に鰻子さんの心を射止めたのは九条。会場から大きな拍手を送られました。

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最後のコーナーは「なりきりビンゴ!」。制限時間10秒の間に、挑戦者1人が別室に移動して、お題の中からキャラクターを決めてカメラの前でポーズをとります。メンバーは何のキャラクターのポーズかを当て、正解したらビンゴのマスがひとつ開くというゲーム。

最初にレ・ヴァンの宮本がポーズに挑戦すると、ほかのメンバーが見事的中! しかし、戻ってきた宮本が「カメラに行くまで7秒はかかる」と報告すると、あまりの時間の短さにメンバーたちは戦々恐々です。

そして、最後の挑戦者になったヘンダーソン・中村フーさんが、回答を聞いてからポーズを変えてるのではないかと物議を呼ぶ一幕も。フーさんには、罰ゲーム「キムタクの息子になりきって一言」が執行されます。ここでフーさんが何故か「チョコミント」と答え、あまりに意味がわからなさに会場は無反応……最後の最後にまさかの“化学反応”が起きて、YCAライブは終了となりました。

出典: FANY マガジン
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実際に芸人との仕事を経験できる

ライブ終了後に舞台裏に突撃して、先ほどまで出演していた銀シャリさんと、YCA生の前林優香さんにインタビューしました。

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――まずはライブを終えた率直な感想を教えてください。

前林 本当に恐れ多いんですが、たくさんの芸人さんに自分たちの考えた企画をやっていただけて、しかも自分たちが想像してる以上に面白くしてもらえて本当に嬉しかったです。

――自分なりに良かったところ、悪かったところはありましたか?

前林 良かったところは、自分の企画したコーナーが盛り上がってくれたところです。悪かったところは、盛り上がったことによって尺が大幅にオーバーしてしまって、そのタイムキーパー的なところが難しくて反省しました。

――銀シャリのおふたりはどう感じましたか?

橋本 生徒さんの熱もあってボリュームたっぷりの内容なので、今日も(時間が)押してしまいしたけど、でもこれは頭では絶対にわからないし、経験してわかっていくことだから、全然仕方がないことだと思います。だから本当に大丈夫。

 だから今日のライブは、すごくよかったなと思います。これは本当に現場に立ってやってみないとわからないと思うので、YCAで経験できるのはとてもいいなと。YCAの強みですよね。

――YCAで実際にお笑い芸人と仕事を経験できることについて、どう思いますか?

前林 ライブやYouTubeなどを一緒にさせていただくことがあるんですが、本当に楽しくて、たくさん笑かしてもらえて幸せだなと感じます。

出典: FANY マガジン
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橋本 みんな明るいですよね。なんか、むかしは暗いイメージがあったんですけど、いまはめちゃめちゃ明るい。陽キャが入ってきたのか、今日も終わりでみんな全然元気で明るかったですよ。本当に学園祭のような雰囲気でした。

 ほんまに。コーナーもポップやし。楽しいってのが中心にある感じがしますね。

――銀シャリさんは今日、MCをしていて印象に残ったコーナーはありました?

橋本 いや、本当にどれも個性が出ていてよかったと思いますよ。ふだんのコーナーではなかなかないし、そういう意味でもいい疲労感もあって、本当にどれもよかったです。

 ほんまにボリューム満点のコーナーで全部よかった。あとは経験したらいいだけですから。(前林さんは)尺の反省をされてたけど、経験していくと引き算も覚えていくやろうし。だから本当にいいライブですよ。

出典: FANY マガジン
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――YCAに入ってみて自分が変わったことはありますか?

前林 テレビの見方が変わりました。以前は楽しく笑って見ていたテレビが、裏側を知って場面場面で裏側がどう動いているのかを考えるようになりました。

――それは芸人もそうかもしれません(笑)。今後の自分の進路とかは決めてるんですか?

前林 私はライブプロデューサーコースなので、ライブ制作に進んでいきたいです。

――じゃあ、ルミネtheよしもととかヨシモト∞ホールとかですね。もしかしたら一緒になるかもしれませんね。

前林 はい! 頑張りたいと思います! 

出典: FANY マガジン
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ライブ終わりの撤収作業などで忙しい時間に、インタビューに付き合っていただいて感謝です。聞けば、前林さんは、むかしから劇場にお笑いを見に通っていて、そこでYCAのチラシを見つけて入学を決めたといいます。楽しいなかに自分の面白いと思うものを譲らない頑固さもしっかり持っていると、講師の方からも評価されている生徒たち。本当に将来が楽しみな子ばっかりだなと感じました。

NSCのクラス対抗戦も大盛り上がり!

よしもとアカデミー東京校の学園祭では、NSC(吉本総合芸能学院)の生徒たちが競うクラス対抗戦も開催されました。

出典: FANY マガジン
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第1部のコーナーバトルは、NSCの授業に参加している芸人、ヒューマン中村、江崎ばもん、イシバシハザマ・ハザマ陽平、ピクニックがサポートするなか、各クラスいろいろな爆笑ポイントを生み出しました。

第2部は、スカチャン(みや、ヤジマリー。)、ゆにばーす・川瀬名人を審査員に迎え、ネタバトルを行い、特に日々授業で磨いている2分ネタで勝負。

結果はD組が優勝となり、各クラスのカラーが出た30期生らしいクラス対抗戦になりました。

出典: FANY マガジン
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お笑いをやりたいけど、いま一歩勇気が出ないあなた。この記事を読んでいたら、ぜひアカデミーに! いろいろな経験ができて、さらに同じ志を持った仲間に出会える素晴らしい学校です。いつでもあなたをお待ちしていますー!


よしもとアカデミーは、国内最大規模のお笑い養成所「NSC(吉本総合芸能学院)」、即戦力のエンタメスタッフを育てる「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」、俳優・パフォーマー・歌手などを目指すタレント養成所「YPA(よしもとパフォーミングアカデミー)」、エンタメ×デジタルを学べる「YDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)」、そしてこの4校のカリキュラムを学びながら高校卒業資格が得られる「吉本興業高等学院」の5校からなる総合教育機関です。

「よしもとアカデミー」公式サイトはこちらから。

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