“コメディマジック”こんばらさんが芸歴30周年イベント開催! 「50周年のときはトイレ休憩を増やすんで…」

コメディマジックパフォーマーのこんばらさんが、芸歴30周年を記念したイベント『こんフェス』を、11月10日(日)に大阪府吹田市のメイシアターで開催しました。節目のスペシャルイベントは、自身が暮らす地元・吹田市で実現! ナオユキ、桂三実、濱田祐太郎という交流の深いゲストとともに、あたたかな笑い満載のパフォーマンスを繰り広げました。

出典: FANY マガジン
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こんばらさんは大学卒業後、サラリーマン生活を経て1996年、桂三枝(現:六代 桂文枝)に弟子入り。漫才コンビ・ぴ〜すとして活動時には1999年に「今宮えびす漫才コンクール」でこども賞を受賞し、解散後はあっと驚く不思議と笑いを届ける“コメディマジック”のパフォーマーとして、数多くのステージを賑わしています。

マラソン仲間に弟弟子…多彩なゲストにイジられる

大入り満員となった客席には親子連れも多く、ファン層の広さがうかがえます。オープニングで流れてきたのは、なんと「マツケンサンバ」。まずはダンスグループ・Flic-Flacのメンバーがステージに躍り出て、腰元ダンサーズとして華やかなダンスを披露。

歌に乗せて金色の着物とちょんまげで“殿”になりきったこんばらさんが登場すると、客席からは大きな拍手と笑いが起こります。客席通路に降りて練り歩くなど、ファンサービスも抜かりありません。

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その後のトークでは、「マジックショーがあると思って来たと思うねんけど、ごめんな」と、お詫びから始めて笑いを誘うこんばらさん。ゲストについて「30周年なので、僕にゆかりのある方をお呼びしている。僕も楽しむので、みんなも楽しんで帰って」という挨拶とともに、イベントのスタートです。

トップバッターは、R-1王者の“盲目の漫談家”濱田祐太郎。「もし目が見えたら、いちばん見てみたいなと思うもの」として、さっそくこんばらさんの「マツケンサンバ」をイジります。こんばらさんとは今年の大阪マラソンをともに走った仲でもあり、「僕には(テレビ番組の)密着がついていたが、こんばらさんには何もついてなかった」と笑わせるなど、エッジのきいた辛口漫談で沸かせました。

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続く桂三実は、腰元ダンサーズたちが踊りながらセッティングした高座に上がります。こんばらさんの弟弟子にあたる三実は、先日、「NHK新人落語大賞」で優勝したばかり。

まくらで六代 桂文枝一門のグループラインをネタにしたあとは、創作落語「あの人どこ行くの?」を披露。電車の乗客の行き先を当てっこする小学生のやりとりで、爆笑をさらいました。

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プレゼント大会でまさかの“譲り合い”!?

2人のネタが終わると、ここでひと息、「こんばらさんからのプレゼントタイム」です。自身の顔がドーンとプリントされたブランケットとトランクス、裏側にこんばらさんの顔がプリントされていて「脱ぐ時こんばらさんになれる」長袖Tシャツ――という“オリジナルグッズ”をそれぞれ1人にプレゼントすべく、じゃんけん大会が行われました。

1回目のじゃんけんで一気に人数が減ると、「勝った人も座ってるんちゃう?」と疑心暗鬼になるこんばらさん。さらに、勝ち残った3人が賞品選びで“譲り合い”を始めると、「なんの譲り合いやねん!」とツッコミを入れます。

出典: FANY マガジン
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会場入口に設置されていた、こんばらさんの等身大パネルも急遽、プレゼントとして放出。なんと、自作の応援うちわとクラッカーも用意していて、自分のネタのときに使ってもらおうと客席に配りまくるひと幕もありました。

再びネタパートに戻り、3番手はナオユキ。おなじみの音楽に乗せてふらりとステージに現れる……その瞬間から観客は一気に別世界へ。酒場で出会うさまざまな人や言葉が共感と笑いを呼ぶ漫談で魅了しました。

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「35年、40年とやれるように頑張りたい」

トリはいよいよ、こんばらさんのコミックマジックショー。先ほど配られたうちわやクラッカーの音に迎えられ、軽快な音楽に乗せてマジックがスタートします。

カードやお札のマジックを皮切りに、本やボトル、スプーンなど多彩なアイテムを駆使して、次々と驚きの技を見せるこんばらさん。観客参加型のマジックも多く、お題をもらったり、カードを切ってもらったり。

テーブルクロス引きは、「これはできるやろうと思われるので……」と、ボトルを逆さまに立てる高難易度バージョンに! 2回目の挑戦で見事に成功させ、喝采を浴びました。

出典: FANY マガジン
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最後はチェーンを通したり外したりするマジックでしめくくり。エンディングでは、ザ・ドリフターズの「いい湯だな」に乗って再びダンスで盛り上げ、「ありがとうございました!」と感謝を伝えました。

ステージに集合した出演者からもお祝いのメッセージが。こんばらさんから「先月、NHK新人落語大賞を獲りました!」と祝福された三実は、「賞金50万円で、メルカリに売られた兄さんの等身大パネルを買いたい」と笑わせます。

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「彼が漫才師だったときから知っている」というナオユキは、「30年もやると思ってなかったもんね。これからも、こんばらさんの応援をよろしくお願いします」と呼びかけました。

こんばらさんは「また35年、40年とやれるようにがんばりたい」と決意を新たに。その後、「50周年のときは、トイレ休憩を20分に1回とりますんで、安心して来て」と付け加え、またまた笑わせていました。

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