激闘の「札幌よしもとチャンピオンシップ」はコロネケンが優勝! MCのノブコブ吉村「札幌芸人はおもしろい」

札幌よしもとに所属する芸人の頂点を決めるバトルライブ「札幌よしもとチャンピオンシップ」が3月21日(金)に開催され、コロネケン(渋谷、束田)が優勝をもぎ取りました。会場となった札幌市内のザ・ルーテルホールは大接戦で大盛り上がり。ゲストMCとして平成ノブシコブシ・吉村崇を迎え、雪をも溶かす激闘となったライブの模様を、この日のMCを務め芸人ライターとしても活動している、なまらあつしがレポートします。

出典: FANY マガジン
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9組が頂点を目指してネタバトル

札幌よしもとチャンピオンシップは、毎月開催されている「サツヨシネタバトルライブ」の優勝者を集め、2024年度のいちばん面白い芸人を決めるイベント。

今回、出場権を手にしたのはアライヒカリ、電人バンド(オーセコ、浦谷くじら)、コロネケン(渋谷、束田)、リングリンデ(おかあさん、まひろ)、齋藤のようなもの、秘蔵(武蔵、ジャンゴ)、先入観(渡辺しょうま、たくま.inc)、華花クラッツ(たいよう、ザキ)、そして月の優勝は逃したものの、年間成績上位で特別枠を手にしたゴールデンルールズ(ありちゃん、根本)という全9組です。

オープニングではMCのノブコブ・吉村とわたくし、なまらあつしがステージに立ちます。吉村は「札幌の番組などで共演したことがある芸人はいるけど、ネタを観るのは初めて。地方よしもとのなかで、札幌がいちばん面白いと評判ですよ」と期待しました。

出典: FANY マガジン
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出番抽選では各々が“抽選ボケ”をしていくなか、秘蔵と華花クラッツがMCの吉村からやり直しを命じられる一幕も。そして抽選が終わり、いよいよネタバトルが始まります。

各組のネタ時間は5分。審査員は北海道のテレビ局各局の番組プロデューサーなどが務めました。

トップバッターは特別枠出場のゴールデンルールズ。“らしさ”全開の漫才で会場を盛り上げます。その後、斎藤のようなもの、電人バンド、アライヒカリ、秘蔵と続きました。

前半ブロックを終えて、「このようなバトルライブは、むかしもありましたか?」と聞かれた吉村は、「AGEAGE LIVE(渋谷のヨシモト∞ホールで開催されていたライブ)のときとかにあった。だいたい優勝はピース。そしてオレたちは時間オーバーし過ぎてダントツの最下位」と若手時代を振り返りました。

後半ブロックは芸歴1年目にして出場権を獲得した先入観からスタート。独特の世界観のコントで会場を引き込んでいきます。そして、華花クラッツ、リングリンデ、コロネケンと続きました。

賞金10万円をキャリーオーバーする!?

全ネタが終了し、結果発表へ。審査員5人がそれぞれいちばん面白かった組に投票します。結果は華花クラッツ、秘蔵が1票ずつ、そしてコロネケンが3票獲得しました! 優勝賞金10万円の進呈に喜びを爆発させ、涙を浮かべるコロネケンの2人。

ここでMCの吉村から「この賞金を来年にキャリーオーバーしないか」という提案が……!? 実はコロネケンの出番直前に、ネタで使用する小道具のトラブルが発生し、急遽、MCが繋ぐ場面がありました。吉村が「ふつうの賞レースなら失格ですよ!」と主張すると、コロネケン・渋谷が「僕、まだ週5でバイトしてるんです!」と魂の叫びをぶつけて会場は大盛り上がりです。

出典: FANY マガジン
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イベントの最後は、コロネケンの2人が「来年、もっと大きい会場で満席にしたい。そのために頑張りますので、今後とも札幌よしもとの応援をよろしくお願いします!」と締めくくりました。

最後まで誰が優勝するかわからないほどの熱い戦い。そのなかでコロネケンが特に会場を爆発させて優勝しました。そして次の戦いが、4月からまた始まります。来年度のチャンピオンは誰になるのか、いまから楽しみです!

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