キモキャラで人気のななまがり(森下直人、初瀬悠太)の単独ライブ『ななまつり二◯二五 in 祇園』が、令和7年7月7日(月)に京都・祇園花月で開催されました。8月に閉館する同劇場のラストスパートを飾る人気公演のゲストはマユリカ(阪本、中谷)! 『ダブルインパクト〜漫才&コント 二刀流No.1決定戦』(日本テレビ)ファイナリストとして初代王者の座を狙う、注目コンビの“いま”がビシバシ伝わるライブの模様をレポートします!

『ななまつり二◯二五 in 祇園』は、5月に東京・CBGKシブゲキ!!で全4公演が上演された『ななまつり二◯二五』の祇園版というべきライブです。『ななまつり二◯二五』は、4回の公演をそれぞれネタからゲストまでまったく違う内容で展開する恒例の人気ライブの最新作で、今年も全28本ものネタで駆け抜けました。
そんな『ななまつり二◯二五』が京都にやって来るとあって、待ちかねた関西のファンが詰めかけた場内は超満員! ゲストにマユリカを迎え、ネタにコラボにVTRに、ななまがりワールドを炸裂させました。
オープニングから衝撃「…森下がいません!」
ぐにゃりと曲がった「7」の文字が投影された緞帳が上がると、舞台にはなぜか初瀬1人。大歓声に迎えられて「うれしいです! 満席らしくてありがたい!」と喜びながらも、「あやまらないといけないことが……森下がいません!」とまさかの告白で客席をザワつかせます。

「マジでびっくりしてます。リハまではいたんですけど……」「こうなったら僕のピンネタ90分、もしくはマユリカ の90分漫才しかない」とうろたえる初瀬。すると突然、舞台袖から珍妙なスタイルの森下が登場!
「ここはどこですか? 祇園花月? 令和7年?」──話を聞いていくと、どうやらこの森下、パラレルワールドの「歯姫7年7月7日」からやって来た様子。次々と明かされるもう一つの世界の初瀬、ななまがり、そしてお笑い界の状況で、さっそく爆笑を巻き起こします。
本物の森下はいったいどこへ? 謎が深まるなか、真の相方を取り戻すため、初瀬の“言い切る男”が発動! 客席からつのった「まだ答えが出ていない」事案の数々について、潔く“言い切る”たびに拍手が起こり、冒頭から会場のボルテージは上がりっぱなしです。
その後もコントに漫才、合わせて7本たっぷり披露しました。



ブリッジVTRも問題作・爆笑作ぞろい
ブリッジVTRも問題作・爆笑作ぞろい! ななまがりの単独ライブに毎回、登場するという古田太一郎(森下)による『架空料理の鉄人』では、渾身の1人2役で森下が躍動。個性強すぎの架空料理はネーミングまで衝撃的で、試食する初瀬のコメントがまた笑いを誘います。初瀬の“言い切る”シリーズを、バージョン違いで繰り出すVTRも大ウケでした。
ゲストのマユリカは、ななまがりの“つかみ”のカバーからスタート。「彼女のお母さんに挨拶する」というシチュエーションで爆笑漫才を繰り広げました。


“キモい”エピソードトークで暴露合戦
ラストは、キモだちのマユリカとがっぷり四つに組み、「キモお兄さんが書いたキモ脚本のキモ劇」に挑戦!
自称「吉本トップ4キモキャラ」が並び立つユニットコントは、スクリーンとモニターに映し出される森下作の台本を読みながら進めていくスタイル。アドリブを求められる部分もあり、ぶっつけ即興スタイルでどんな化学反応が生まれるか、期待が高まります。
七夕にちなみ、川を挟んで引き裂かれた男女に阪本と中谷。モニターのセリフを必死で読みながら演技する2人の姿、キモすぎるセリフに笑いと悲鳴が起こります。

初瀬と森下が加わってからは、舞台上がさらにカオス化。手動のピー音や叫び声でキワどいセリフをかき消したり、中谷と阪本がキモソングを熱唱したりと、怒涛の展開を見せていきます。
川を渡るために“キモい”エピソードトークを求められるくだりでは、阪本がロングコートダディ・兎の知られざる真実を暴露! 最後は阪本vs.中谷の暴露合戦に発展する事態となりました。

予定時間を大きくオーバーする盛り上がりのなか、エンディングではマユリカが「なんやねんこれ」「キモすぎる」とユニットコントに大ブーイング!? 初瀬が「祇園、最後か……」としみじみもらす場面もありつつ、『ななまつり』京都編は大きな拍手に包まれながら幕を閉じました。
『ななまつり二◯二五 in 祇園』の模様は7月14日(月)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。その期間の好きなタイミングでFANYIDメンバーは24時間/プレミアムメンバーは72時間、見逃し視聴をお楽しみいただけます。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。