「キングオブコント2025」で優勝したロングコートダディ(堂前透、兎)が、10月31日(金)に東京・池袋のNSC・よしもとアカデミー東京校を訪れ、王者としての特別授業を行いました。キングオブコントの18代目王者となった2人は、生徒の前でネタ作りについて講義。生徒からの質問にも答え、終始、和やかな雰囲気で授業しました。

「いまはお笑いよりも遊ぶことが大事」
この日のMCは、ロングコートダディの先輩であるアイロンヘッド・辻井亮平が務めます。優勝後の生活について辻井がたずねると、堂前は「街並みがきらびやかに見える」と回答。一方、兎は「街を歩いても、ずっと追い風が吹いている。3週間で一度も向かい風に当たっていない」と王者らしいボケで教室を和ませました。
生徒との質疑応答では、ネタづくりの方法などについて、笑いを交えながら真剣に質問に答えます。
決勝で披露したネタ「モグドン」について問われた堂前は、「相方の日ごろの発言からつくった。(兎に対して)“こいつマジでムカつくな“、この感じが最初にあって、それをどうネタにしたらいいか考えた」と説明します。すると兎は「僕がネタの種を蒔いた。ネタにできると思って、あえて嫌な奴をやっていた」とドヤ顔でうそぶき、笑わせました。

授業の終盤には、堂前が「また会って一緒に仕事できたら」と、生徒たちへエールを送ります。兎も「いまはお笑いよりも遊ぶことが大事」としながた、こう語りかけました。
「僕らは最初、ネタを頑張らずに、2人でザリガニ釣ったりして、マジで3年間はなにもせずに遊んでました。あの時間がなかったら、もっと早く売れてたかと言うと、たぶん売れてない。いまは、とても素晴らしい大切な時間なので、いっぱいとりあえず遊んでください。絶対にすべてがお笑いの種になります」
「キラキラした目で見てくれたのがうれしかった」
終了後の囲み取材で堂前は「キラキラした目で見てくれたのがうれしかった」と、この日の授業を振り返ります。兎も「怪物が育ってる。天才だらけで、お笑いの未来は明るい」と、生徒たちに期待を寄せました。
記者からキングオブコントの優勝賞金の使い道について聞かれると、堂前は「プロ野球のチームをつくりたかったんですけど、調べたら費用もコネも必要で諦めました。いまは椅子を買いたい」とコメント。
一方、兎は「釣り旅行に行きたいと言ってたんですけど、いっさい行きたい気持ちがなくなった」と明かすと、「いまはバレルサウナがほしい。Amazonのカートに500万円のバレルサウナがもう入っています」と、最後までロコディらしいトークで締めくくりました。

よしもとアカデミーは、国内最大規模のお笑い養成所「NSC(吉本総合芸能学院)」、即戦力のエンタメスタッフを育てる「YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)」、俳優・パフォーマー・歌手などを目指すタレント養成所「YPA(よしもとパフォーミングアカデミー)」、エンタメ×デジタルを学べる「YDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)」、そしてこの4校のカリキュラムを学びながら高校卒業資格が得られる「吉本興業高等学院」という、5校からなる総合教育機関です。
2026年度からは、YCAとYDAのカリキュラムを統合し、エンタメを幅広く網羅する新たなスクールとして再編予定です。さらにYPAもパフォーミング分野のプロ・仕事を目指すスクールとして、授業時間・在籍期間・スクールに通う目的が自由に選べるシステムにリニューアルします。

よしもとアカデミー公式サイト:https://academy.yoshimoto.co.jp/
