伝説的バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)の名物企画「岡村隆史にオファーが来ました」が、動画配信サービスFODの番組『めちゃ×2メチャってるッ!』として復活し、大きな反響を呼んでいます。今回は、ナインティナイン(矢部浩之、岡村隆史)のそれぞれにファニーマガジンが独占インタビューを敢行! 今回の配信番組での印象的な出来事や、50代半ばとなったナイナイがこれから目指すものについて熱く語ってもらいました。

今回の番組は、総監督・片岡飛鳥が制作したオファーシリーズ最新作で、シリーズ最長となる484日、足掛け3年の密着ドキュメンタリーです。岡村が“アキレス腱断裂”というまさかの事故に見舞われるシーンから始まり、そこからリハビリと稽古を積んで、今年2月に「LAPOSTA 2025」東京ドーム公演のステージに立つまでの軌跡を描いています。10月10日(金)に第1部が配信され、11月15日(土)に第2部が公開されました。


【岡村隆史編】久しぶりにしっかり汗をかかせていただきました
――今回のオファーシリーズで、JO1やINI、ME:Iといった若いアーティストと共演した印象を教えてください。
岡村 JO1とINIはオーディション(オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズ)でMCをさせていただきましたけども、久しぶりに会ったら「あれ? スターやなあ」と思いました。
――そんなことを思っていたんですか(笑)。
岡村 いまではこっちが「うわ!」と思うぐらいの、キラッキラしたスーパースターになっていましたね。
――たった数年で、岡村さんをイジるくらいに成長していましたね。
岡村 どこで鍛えられたのかわからないですけど、彼らなりに頑張って、いろんなことを勉強してきたんでしょうね。今回はそれに、逆にこちらが助けられた。ああいう若いパワーで、僕たちがまた1つ違うステージに連れて行ってもらった感覚がありました。

――岡村さんやナイナイに憧れた芸人たちによる“MM団”(レインボー、コットン、ニューヨーク、鬼越トマホーク、オダウエダ)との共演もありました。
岡村 別に彼らは、僕やナインティナインに憧れているわけではないと思うんです。でも、子どものころにめちゃイケを見て、めちゃイケの楽しさを「ええな」と思っていたんでしょう。僕らも、「キラキラしたテレビの世界」に憧れて芸人になったので、そういうのに近いんやろうなと思いました。
――MM団の「めちゃイケ」に対する、思い入れの強さは感じましたか?
岡村 「めちゃイケってこうでしたよね?」と、僕らが忘れているようなことも教えてくれました。僕らは中にいすぎて、わからなくなっている部分もあったので助かりましたね。
本当は、彼らにも「めちゃイケ」みたいな番組があるといいんでしょうね。それと、いま「めちゃイケ」があれば、彼らともっといろんなことができそうだなと思いました。

――今回の番組では、江頭2:50さんにめちゃイケ後の活動を「うんこ芸人」と言われていました。岡村さん自身は、最近のご自身の活動をどう思っていましたか。
岡村 僕はぜんぜん“うんこ”とは思ってなくて、「(若いころは)頑張ったら、スタジオに行けるんだ」と思っていたんですよ。雪山でタイヤチューブに引かれて飛んで行くことなく、ご飯を食べていけると思っていた。ところが、それを「うんこ」と言われて(笑)。
「え! そこを目指して頑張ってきたのに!?」と思ったんですけど、アキレス腱を切ったことで、「確かに」と納得することもありました。動けなくても、仕事に大きな支障がない。なぜなら座り仕事が多いから。別にラクをしているわけじゃないですけど、「しっかり汗をかいて仕事してんのか?」と、江頭さんは言いたかったんだと思います。
かと言って、江頭さんもしょうもないYouTubeをやってますけどね。いろんなご飯を食べたりして、お前もそんなん言う権利あんのかって(笑)。

――55歳を迎えて、今後はどんな芸人でありたいですか?
岡村 どんな仕事も、与えられたものに対して一生懸命やるのは変わっていないです。手を抜いたり、そんなんは絶対にしないので。
ただ最近は、トーク相手の魅力を引き出したり、番組をスムーズに回したりする役割が増えてきた。めちゃイケのように、誰が見ても「汗をかいてる」とわかりやすい仕事が減っていたのは確かです。
「うんこ」というのは、それを見ていた片岡飛鳥さんからの“もう一度、あのころのようにできますか?”という問いかけだったと思っています。本当にそう思ってるわけではないでしょうけど、江頭さんに「うんこ芸人」と言わせて、岡村に火をつける。いちばん言われたくないことを言わせて、「ちっ。言いやがったな」っていう(笑)。
――今回、 “あのころのようにできる”ことを証明したんじゃないですか。
岡村 そうですね。久しぶりにしっかり汗をかかせていただきました。その自信だけはありますね。

【矢部浩之編】変わったコンビやなぁと思います
――矢部さんが、今回の番組を振り返って、いちばん面白かった場面を教えてください。
矢部 オファーシリーズでは、相方と僕が2人で向き合うことは、そんなにないんですよね。勝手にこっちが練習を見たり、本番でモニタリングしたりして、好きなことを言ってるだけなんです。
そういう意味で、本番中に「うわー」となったのはエガちゃんですね。エガちゃんが出て暴れたときに「ああ、めちゃイケやってる!」って、テンションがガーっと上がりました。
――昔の感覚が戻りましたか?
矢部 そうですね! エガちゃんは、昔から意外と気にしいなんですよ。僕が「あれ? ちょっと(髪が)薄くなってきました?」と言ったら、やることを忘れて、反応してくるんです。「はっきり言うなよ、それ!」って(笑)。
それで、エガちゃんが熱湯に入ったときに、相方(岡村)が「何、この黒いの?」って気づいて判明したんですけど、エガちゃんが(頭に)粉を振っていたんですね(笑)。それが僕はいちばん好きなお笑いでした。
――隠していたんですね(笑)。
矢部 エガちゃんの破天荒なキャラで「気にしてんねや!」っていう(笑)。たぶん普段はしてないと思うんですけど、久しぶりの“めちゃ”で、「ここ一番や。ええとこ見せな!」と考えて、粉を振ってきたんやないですかね。
そういうのを想像したら、もう本当に面白可愛くなってきてね。なんかこう人間味があって、好きやったなあ(笑)。

――めちゃイケ終了後の活動については、矢部さんはどういうふうに感じていましたか。
矢部 まあ、やっぱり本業での刺激は、めちゃイケをやっているときよりなかったですよね。
ただ、定期的に片岡飛鳥さんからのLINEはありましたんで、時期を見て何かをするのだとは思っていました。でも、「何をするのか」「同じように地上波でできるのかな」とは思っていましたけどね。
――今回、年齢を重ねて “めちゃ”に挑んだことで、若いころとの変化は感じましたか?
矢部 今回の配信と昔のめちゃイケを比べたら、僕のワードチョイスが変わっていると思うんですよね。やっぱり、年は取っていますから。
お笑い的に年齢に抗ったほうが面白くなるときは、もちろん抗いますけど、基本的に年齢に抗おうとは思っていないので。いまの自分の言葉や50代半ばの感覚でやれたと思っていますね。

――今回のオファーシリーズを通して、改めて岡村さんとの関係性で気づいたことはありますか。
矢部 賞レースなんかを見ていると、漫才はボケとツッコミが一列に立って、向かい合ったりお客さんのほうを向いたりして、笑いを取るじゃないですか。でも僕らって、そんなふうに横並びじゃないんですよね。
僕は後ろにいて、(岡村に)動いていてほしいんですよ。少し離れたところにいたい。だから、もう一人カメラさんがいりますよね(笑)。
――同じ画角には入らず、岡村さんを見ていたいということですか?
矢部 そうですね。10メートル離れるでも、別室でモニターで見るでもいいんですけど、俯瞰で見ていたい。それで、僕が好き勝手に言っていることが(岡村の)耳に入らないほうがいいとも思うんですよ。
それが結果的に面白くなるので、変わったコンビやなあと思います。横並びではない関係性で、これからも面白いことをしてみたいのはありますね。

配信概要
■第1部
『めちゃ×2 メチャってるッ!あきらめたらそこで試合終了ですよスペシャル!!』
(全5話)
■第2部
『めちゃ×2 メチャってるッ!7年ぶりに起こせよムーヴメントスペシャル!!』
(全7話)

配信プラットフォーム:FOD
出演: ナインティナイン
JO1、INI、DXTEEN、ME:I、IS:SUE
レインボー、コットン、ニューヨーク、鬼越トマホーク、オダウエダ
江頭 2:50
濱口優(よゐこ)、大久保佳代子(オアシズ)、山本圭壱(極楽とんぼ) 他
製作著作:FANYStudio
制作:吉本興業
チーフプロデューサー:工藤翔平(吉本興業)
総監督:片岡飛鳥
配信ページ:https://fod.fujitv.co.jp/title/80ve
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