「ハマダマサトシ」の文字で浜田の似顔絵を描く!? 不思議な書道芸人が『山-1グランプリ』初制覇

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で、毎年恒例となっているブレイク芸人の登竜門『月亭方正プレゼンツ!第20回山-1グランプリ』。ZAZYやセルライトスパなどを輩出(?)したこの大会、今年は人の名前で似顔絵を描く斬新なネタを披露した芸歴19年目のピン芸人・ジュエリー志織が優勝を果たしました! 書道芸人として師範の資格も持つ彼女、いったいどんな人物なのでしょうか!? 不思議な空気感をまとうジュエリーに話を聞きました。

出典: FANY マガジン
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浜田「絵がだんだん雑に…」

――「ガキ使」の収録はいかがでしたか?

出番が2番目だったんですけど、会場がすごく温かく、絵を描いただけで笑ってもらえてうれしかったです。

――浜田雅功さん、月亭方正さん、ココリコさんから何かコメントはありましたか?

カタカナの「ハマダマサトシ」という文字を使って似顔絵を描くネタをしたんですが、方正さん、ココリコさんと続けていくうちに、浜田さんから「絵がだんだん雑になっている」と言われました。

――(笑)

いま芸歴19年目なんですけど、MCトークで「会ったことないですね」「19年何してたん?」と話題を振っていただいたのにうまく答えられなくて……。「ずっと寝てました」などと言えばよかったなと後悔しました。

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自分が優勝して叩かれないか心配

――そのスタイルのネタは以前からあったものなんですか?

1、2年目のころからずっとやってきたネタです。

――では、長年やってきたネタが花開いたんですね。これまでもオーディションには、同じネタをかけていたんですか?

実は毎年やっていたんです。たとえば、昨年は「ダウンタウン」という文字で浜田さんと松本(人志)さんを描いたんですが、結果が振るわなかったので、今年は浜田さんのフルネームで挑みました。

――そんな苦労の末の、今回の優勝でした。いかがでしたか?

エンディングで全員集合したとき、まさか自分だとは思っていなかったので、後ろのほうで眺めていたんですよ。そしたら名前を呼ばれたのでびっくりしました。方正さんが「何が面白いかわからんけど面白い」と言ってくださったのはうれしかったんですが、私が優勝なんて……放送後に叩かれそうで心配です。

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書道は小学1年から続けている

――そんなことないです!(笑) 小学校1年生から書道をしているそうですが、どんなきっかけで始めたんですか?

家から10歩、歩いたところに書道教室があったんです。そこにお母さんと一緒に習い始めたのがきっかけです。

――大学まで書道を続けていたそうですね。中学や高校で離れる人もいるのかなと思っていました。

盛りなしで、学校の成績は、学年で最下位争いをしていました。『ドラえもん』ののび太並みに成績が悪かったのに、書道推薦で日本文学科の書道専攻に受かったんです。

――書道で優秀な成績を収めていたんですね。

高校生のときは書道部で、大会では特選や金賞などをいただいていました。

――現在は師範だそうですが、大学卒業後も書道は続けていたんですか?

大学を卒業してから、いったん書道も離れましたね。でも、ネタに書道を取り入れるようになってから、また教室にも通い始めて師範になりました。いまも同じところに通い続けています。

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芸名の由来は浜崎あゆみの歌

――お笑い芸人になったきっかけと、書道ネタを始めた理由を教えてください。

中学時代に深夜の若手芸人の番組を見始めてから、「この世界いいな。芸人になりたいな」と思ってNSC(吉本総合芸能学院)に入り、ひとりコントをしていました。1、2年目のころ、特技を披露するオーディションライブで、部首を組み合わせて絵を描くネタを披露したら、作家さんに「書道が得意だったらそれをネタにしたほうがいいよ」と言われたんです。

――芸名の由来は?

もともとNSCでは「志織」でやっていたのですが、なにか芸名をつけようと思ったときに、カンフーが好きだったので「カンフー志織」にしようとしたんです。でも、当時のNSCの校長にダメだと言われて……。それから、からあげが好きだったんで「からあげ志織」、当時大好きだった浜崎あゆみさんの『JEWEL(ジュエル)』のPVにハマっていたので、ジュエルから「ジュエリー志織」、そして「志織の宝物」の3つにしぼって校長先生に選んでもらいました。

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――好きなものを芸名にしたんですね。ちなみに「志織の宝物」はどこからきたんですか?

最初は、漫画『姫ちゃんのリボン』が好きで、その関連の名前にしようとしたんです。でも、後輩に「姫ちゃん」がいるので「志織のリボン」がいいのかなと。それからごちゃごちゃになって「志織の宝物」になりました。もともとジュエリーも好きだったので「宝物」もいいなって。

入院している子どもたちの前でネタを披露したい

――ところで、書道の実力を買われて、オードリーさんのネタライブのめくりを書いたこともあるそうですね。

ライブなどを主催している会社「スラッシュパイル」代表の片山(勝三)さんが、私が1年目のときに吉本に在籍されていて、よく書道の仕事を振ってくださっていたんです。そのつながりで書かせていただきました。あとはウッチャンナンチャンの内村(光良)さんのイベント「内村文化祭」でも書かせていただくことがありました。こんなに無名なのに嬉しいです。

――六本木や上野などの美術館に、作品を出展したことがあると聞きました。

毎日新聞が主催している「毎日書道展」という書道展があるのですが、毎年応募して、毎回入選していて……。

――すごい!

10年入選したら「会友」になれて、審査なしで作品を出せるようになるんです。会友になれたので、毎年各所で出展させていただいています。

出典: FANY マガジン
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――そこまでのめり込む書道の才能と魅力があったんですね。

ピン芸人と同様に、ひとりでできるし、他人からあれこれ言われることもないので楽しいです。「毎日書道展」では、入選だけではなく、毎日賞や会員賞などの賞もあります。同じ教室に通っている人はもう受賞しているので、私もそこを目指しています。

――今後の芸人としての目標を教えてください。

子どものころ、病気やケガで入院する機会が多くあったんです。やっているネタも子ども向けですし、ぜひ病院にいる子どもたちの前でネタを披露してみたいです。あと、いまでも関係のない大学の学園祭に行くほど大学が好きで……。ぜひ学祭にも行きたいです。

――終わったあとにいろいろと回りたいんですね(笑)。

そうです!

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文・写真:浜瀬将樹

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