笑って驚いてちょっと賢くなる企画展『よしもと錯覚研究所~笑顔でダマされてください!~』が3月21日(土)~5月17日(日)まで、福岡市科学館で開催されています。この展示会は、世界的な錯視研究の権威・杉原厚吉氏(明治大学研究特別教授・東京大学名誉教授)が監修し、43組64人の人気芸人とコラボ。初日にはオープニングセレモニーが行われ、たくろう(赤木裕、きむらバンド)が杉原氏と一緒に登場しました。

「え? なんでこうなるの?」という展示だらけ
オープニングセレモニーは、福岡よしもと所属のザ・ローリングモンキー・ムサシによる軽妙なMCで和やかに進行。杉原氏によるわかりやすい解説と、たくろうならではの視点からのコメントで会場を沸かせました。セレモニーの最後にはテープカットが行われ、「よしもと錯覚研究所」の開幕が宣言されました。

この展示会は「錯覚=難しいもの」というイメージを覆し、誰もが直感的に楽しめます。展示は、杉原氏による本格的な錯視作品が並ぶ「杉原LABO」と、吉本芸人たちによるユニークなコラボ作品が見られる「よしもとLABO」の2つで構成されています。
よしもとLABOでは、この日登場したたくろうの展示「空中シアター」も。野性爆弾・くっきー!の「ブラックホール」では、「え? なんでこうなるの?」と“わかっていても修正されない”人間の錯覚を体感できます。

杉原LABOの展示「二刀流」や、よしもとLABOのとにかく明るい安村の「とにかく不思議な安村」などは、数学的な法則(方程式)によって緻密に設計された錯覚を体験できます。見て驚いて、仕組みを知ることで二度驚くことができる展示です。
ほかにも、見るだけでなく身体を使って体験できる展示も多く、来場者自身が“錯覚の中に入り込む”感覚を味わえるのも大きな魅力。子どもから大人まで楽しめる内容になっています。

「わかってるのに体がどうにもならない」?
杉原氏はこの展示会について、こう語ります。
「錯覚の展示は、どうしても数学的な背景があるため、説明すると難しくなりがちでした。今回は吉本さんのお笑いの力を借りて、楽しみながら学べる新しいタイプの展示を目指しました」
“錯覚”の世界では「これまで平面の錯覚が多かったのが、最近は立体での錯覚が注目されている」とのこと。今回の展覧会は、そうした最新の研究成果を実際に体験できるところも見どころです。
「お笑い芸人さんの姿とか顔とかをモチーフにして作品を作ることはできるなと思っていたのですが、今回の取り組みのために、私の講義を聞きに来てくださった芸人さんもいらっしゃいまして、私の想像を超えた作品ができあがりました」
そして杉原氏は「特にお子さんには、『数学を勉強すれば、将来こんなこともできるんだ』というモチベーションにもなってもらえたらいいなと思っています」と呼びかけました。

たくろうの2人も実際に展示を体験して、「なんでこんなことになるんだろう?って思いながら体験しました。特に僕らがモチーフになってる『空中シアター』は、どういう仕組み?とほんとに不思議で……」と口々に語ります。
ほかの芸人の作品についても「どうして、あぁなるんだろうっていう……」と首を傾げる2人。特にくっきー!の「ブラックホール」について、「自分ではわかってるのに、体がどうにもならない。絶対まっすぐ歩けないです」と太鼓判です。
そして、「劇場(よしもと福岡 大和証券劇場)もあるんで、お笑いとあわせて錯覚体験も楽しんでほしいです」と笑顔で呼びかけました。

開催概要
「よしもと錯覚研究所~笑顔でダマされてください!~」
日程:2026年3月21日(土)〜5月17日(日)※休館日:3月24日(火)、4月7日(火)、4月14日(火)、4月21日(火)、4月28日(火)、5月12(日火)
会場:福岡市科学館 3階 企画展示室(福岡市中央区六本松4-2-1)
時間:9:30〜18:00 ※最終入場は閉場の30分前まで (5/2~5/6 は19:00閉場)
入場料:一般・1,600円(1,500円)/高大生・1,000円(900円)/小中生・600円(500円)/未就学児(3歳以上)・300円(200円) ※かっこ内は前売り料金。3歳未満は無料
公式サイト:https://yoshimoto-sakkaku.jp/
