サバイバルオーディション番組「PRODECE 101 JAPAN」の元練習生9人からなるパフォーマンスユニット『円神-エンジン-』のデビュー公演「nonagon(ノナゴン)~始まりの音~」が、12月4日(金)に東京・丸の内の東京国際フォーラムで始まりました。彼らが表現するのは、歌・ダンス・芝居が融合した新感覚のエンターテインメント。今回は、初公演直前のゲネプロ(最終リハーサル)の様子とメンバーたちの声をお届けします。
2カ月間の過酷なレッスン
デビュー公演の演出を務めたのは、元お笑いタレントのマンボウやしろ。円神のメンバー9人(A.rik、草地稜之、熊澤歩哉、瀧澤翼、中谷日向、中林登生、中本大賀、宮里ソル、山田恭)は、およそ2カ月間におよぶ過酷なレッスンを乗り越えてきました。
アーティスト、俳優、声優、ファッションなど、さまざまなジャンルで個々に活動する彼らが、ユニットとして初めて踏むステージ。公演初日の12月4日(金)には、写真集『円神 1st PHOTO BOOK ENJIN』(ヨシモトブックス)が発売され、2日目の12月5日(土)には、彼らにとってメジャーデビュー曲となる「ENJIN」の配信も開始されるという、まさに“すべての始まり”です。
初公演直前の囲み取材で、メンバーの中谷は「オーディション番組で(デビューできず)挫折や、悔しさを経験した9人だからこそ、僕たちにしか伝えられないものを伝えていきたい」と意気込みを語りました。その言葉どおり、ステージが始まるとメンバーそれぞれが、歌に芝居にダンスにと圧巻のパフォーマンスを披露しました。
冒頭から全開のパフォーマンス
ステージは、上下白のさわやかな衣装を身にまとった9人が登場して始まります。
まず披露するのは、この公演のテーマ曲であり、メジャーデビュー曲の「ENJIN」です。コピーライターの阿部広太郎が作詞したこの楽曲は、メンバーが悔しさを糧にして、仲間と上を目指していく姿を表現した応援ソング。「Fighting!」と繰り返すキャッチーなサビにあわせて、力強いダンスが繰り広げられました。
そのまま、芝居パートが始まります。舞台は2030年の世界、主人公のオッケー(宮里ソル)と謎の男DW(瀧澤翼)が、分断された世界を救うために仲間探しの旅に出るというストーリー。
メンバーの熊澤が「物語と芝居と歌が上手く融合されているので、そこを楽しんでほしい」と言うとおり、物語が進行しながら、テンポよくパフォーマンスが組み込まれていきます。
もちろん、随所にお笑いの要素も散りばめられ、9人のクールなパフォーマンスと笑えるお茶目な部分が見事に掛け合わされた舞台となっていました。
クライマックスは感動の演出
新型コロナウイルス対策で換気を行う休憩時間も、メンバーたちによるお笑いコーナーがあり、観客を飽きさせません。このコーナーでホスト役の中林は、「来てから帰るまでずっと楽しんでいただくステージにしたい」と語っていました。
第2幕がスタートすると、物語は一気に佳境へ突入。歌とダンスもさらに激しさを増していきます。物語のなかで次々と集まってくる仲間たちと円陣を組むシーンは、マンボウやしろがメンバーと相談して書いた、円神としての一人ひとりの思いや意気込みが伝わってくる演出です。
そのまま最後の歌とダンスが始まり、感動と興奮のなか、ステージは終了。デビュー公演ながら、力強い歌、ダンス、芝居で、息の合ったパフォーマンスを披露した円神。今後の活躍を予感させるステージとなりました。
9人それぞれの思い
ステージに向けたメンバーたちの意気込みを聞きました。
A.rik(ビビ役)
「必死で練習してきました。はじめてファンの皆さんと会うことができるステージなので、来てくださっている皆さんにも楽しんでいただけるように、全力で楽しみたいと思います」
草地稜之(ロッベン役)
「未経験ということもあって、まわりよりも吸収が遅かったんですが、円神メンバーや支えてくださる人たちがたくさんいるおかげで、なんとか乗り切ることができました。本番もミューズ(円神のファンの呼称)の皆さんと一丸となって、楽しく頑張ることができたらと思います」
熊澤歩哉(アロイ役)
「形になったものを、ようやく応援してくれるミューズの方々にお見せすることができるので、いままでの自分たちの頑張りを精いっぱいこの舞台で発揮できたら嬉しいです。僕らみんなの成長、ここまでできるんだというのを見てほしいです」
瀧澤翼(DW役)
「リーダーとしてこの稽古中、みんなを見てきたんですけど、本当に死ぬ気で頑張って、いろいろな思いを持って努力しています。ぜひ本公演で皆さんと繋がれると嬉しいです」
中谷日向(デリー役)
「僕は個人的に演技が苦手だったんですけど、この舞台が始まって演技が楽しいと思うようになりました。この場所で9人新たなスタートを切って再出発できたらいいなと思います」
中林登生(トーイ役)
「応援してくれるファンのあなただったり、舞台にかかわってくれるメンバーにも、やっとパフォーマンスとして、感謝だったり思いを伝えられる場ができたので、その思いをパフォーマンスを通して舞台にぶつけて、伝えたいと思います」
中本大賀(リオ役)
「円神は僕たち9人では作り上げられなくて、ミューズの皆さんとスタッフの皆さんと3つの円が重なってやっと結成されます。見てくださったミューズの皆さんが、僕たちと繋がったというのを感じて帰ってくれたら、それだけで嬉しい。なにか繋がれたらと思っています」
宮里ソル(オッケー役)
「見に来てくれたファンの方々の人生に、少しでも影響できる舞台にできたらいいと思っているので、いま自分たちが持っている全力のパフォーマンスをぶつけたいと思います」
山田恭(パク役)
「この2カ月間は自分の人生でも、もっとも濃い時間でした。みんなの思いが詰まっている舞台なので、その思いを見てほしい。ぼく自身は、楽しんでこの舞台をやりたいと思います」
公演概要
『nonagon(ノナゴン)~始まりの音~』
日程・会場:
【東京公演】東京国際フォーラム ホールC
12月4日(金)19:00
12月5日(土)13:00、18:00
12月6日(日)13:00、18:00
12月7日(月)13:00
【大阪公演】COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
12月11日(金)19:00
12月12日(土)13:00、18:00
12月13日(日)13:00、18:00
脚本・演出:マンボウやしろ
出演:円神(A.rik、草地稜之、熊澤歩哉、瀧澤翼、中谷日向、中林登生、中本大賀、宮里ソル、山田恭)
音楽協力:ユニバーサルミュージック
制作:ネルケプランニング
主催:吉本興業/ネルケプランニング (東京公演)
チケット:前売り8,000円 配信3,500円(12月7日公演)
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メジャーデビュー曲「ENJIN」配信などの詳細は公式サイトから。