吉本新喜劇の川畑泰史と矢野・兵動の兵動大樹がタッグを組んで芝居に挑戦する「この先10年プロジェクト」の第3弾公演『ふたり、静かに…!?』が、6月19日(金)~21日(日)に大阪・ABCホールで開催されます。6月4日(木)には取材会が行われ、豪華な日替わりゲストも出演する今回の舞台の見どころや、本番に向けた意気込みをしゃべり倒しました。

川畑「2回見ていただくと非常に面白い」
川畑と兵動は、NSC(吉本総合芸能学院)大阪校の同期(9期)。新喜劇と漫才という、それぞれのフィールドで第一線を走ってきましたが、川畑の座長勇退をきっかけに「一緒に何かやろう」とこのプロジェクトを立ち上げました。
何歳になっても挑戦を続けたい――そんな思いから選んだのは、ガラリと異なる芝居の世界。第1弾『なれない』(2024年)、第2弾『あのころの僕、これからの俺~タイムスリップ1970~』(2025年)はいずれも大好評!
これまで演劇界から、劇団「餓鬼の断食」を主宰する川村智基、関西出身の気鋭の演出家・益山貴司を脚本・演出に迎え、自分たちと同世代の主人公による等身大の物語を描いてきました。
今回、脚本・演出を務めるのは、劇団「空晴」代表の岡部尚子です。もともとは女性3人による芝居だった『ふたり、静かに』を、男性2人・女性2人によるストーリーへと大胆に改変。川畑、兵動に加え、村崎真彩、吉田真知子が出演し、すれ違いが連鎖していくコミカルな会話劇を繰り広げます。

川畑は今回の作品について、こう説明しました。
「いつもは日本一わかりやすい劇団にいますので、こいつは何しにきたというのが非常にわかりやすいが、この作品は『こいつらは何をしとんねん?』というお芝居」
前半のセリフや行動が伏線となり、終盤にかけて一気に回収されていくそうで、見どころについて川畑は、「ラスト5分」と断言!? 「最後まで見ていただくと、『なるほど、そういうことか!』とわかっていただける。2回見ていただくと非常に面白い」とリピート鑑賞を勧めました。
兵動「感じ取ってもらうおもしろさ」
役柄は、川畑が「工務店の2代目」、兵動が「気弱なオッサン」。兵動が、川畑の役について「かわばっちゃんのプライベートに近い」と指摘すると、川畑は「そうそう、若い女の子が好きやとか(笑)」とニヤリ。
会話劇だけにセリフ量は膨大で、「ほかのお芝居やドラマにも出していただいたが、いままででいちばん覚えにくかった」と苦笑する川畑ですが、それは単純な量の問題ではないと言います。
「『これは何のことを言ってるんや?』というシーンもたくさんある。新喜劇だと、変なヤツがきたら『変やな』と素直に言って解決できるが、言えないまま話が進むので、覚え方が難しい。これは初めての経験ですね」

事前に「セリフは少なめで」とリクエストしていたという兵動も、川畑よりは分量が少ないものの、「会話の中で、急に『えーっ?』と言わなあかんとこが飛んでまうとか。そういうのが多いですね」と苦戦している様子。
さらに川畑は、「兵動くんが『えーっ?』って言ってから、僕がセリフを言わなあかんとか。新喜劇なら、人の『えーっ?』なんて飛ばすんですけど(笑)、それをしっかり聞いてからでないと」と語り、兵動も大きくうなずいていました。
コメディの舞台ですが、川畑いわく「終始、笑いがくるコメディとは違う」とのこと。兵動も「感じ取ってもらうおもしろさは、あまりやったことがない。そういうところを楽しんでもらえたら」と語りました。
未知やすえ、すっちー、藤山扇治郎が登場!
日替わりゲストにも注目です。吉本新喜劇からすっちー、未知やすえが参戦するほか、松竹新喜劇から藤山扇治郎の出演も決定しています。川畑はプライベートでも扇治郎と交流があり、「藤山寛美先生のお孫さんで、伯母さんが藤山直美さんっていうすごい方ですが、天然なええ子。そんな部分がうまく出たらおもしろいんじゃないか」とコメント。
兵動は「お芝居をされる扇治郎さんとは絡んでないので楽しみ」と、こちらもワクワクしていました。

ゲストには決まった役柄と台本があるものの、兵動は「たぶんそのままいかない。岡部さんに、決めの言葉以外は自由にしてはどうでしょうとご相談しようと思っている」と語ります。
また、千秋楽となる6月21日(日)の2回目公演には、シークレットゲストが登場予定です。報道陣からあれこれ探りを入れられても、2人は「意外性のある人」「名前を出せばすぐ客席が埋まる」といったヒントだけを明かし、期待をあおりました。
川畑は“普通のオッサン役”がすごい?
過去2作を経て成長した部分を聞かれ、川畑は「守備範囲が広くなった感じがする」とコメント。兵動は「お芝居させていただくことが、漫才や一人しゃべりで表現するところに返ってきている。説得力ってこういうことなんやというのは勉強させてもらっている」と語りました。
とはいえ、兵動は、川畑に思わずツッコミを入れたくなることもあるそうで、「でも、お芝居なので行ったらダメ。表現としてガマンするというのも勉強になってます」と笑顔を見せました。
一方、お互いの“役者としての魅力”を問われると、兵動は「この人は、普通のオッサンをさせたらすごい。今回は、ちゃんと工務店さんやと稽古を見てて思う。そういうお芝居を、ずっとやってきた人というリスペクトがありますね」と川畑を称賛。
川畑は、ふだん見られない兵動の表情や姿が見られると言いながら、「昔からすごいあったかい感じの人で、あんまり怒らない。そんな兵ちゃんが怒っているところが見られる。そこがすごく魅力的に思えます」と話しました。

最後に兵動はこう意気込みます。
「(取材会で)しゃべってるうちに、だんだん『こういうことを頑張らなアカン』『こうしたほうがいいんじゃないか』ということが新たに出てきた。セリフをぜんぶ落とし込んでから、演技でわかってもらえるような、そういうふうに仕上げていきたい」
川畑も、本番に向けて気合を入れました。
「『ああ、来年も楽しみやな』『10年後、こいつらどうなってるんやろ』と思ってもらえるものをお見せしたい。同時に、新喜劇が好きな人、演劇が好きな人、漫才が好きな人……すべてに『楽しかったな』と言ってもらえるものを作りたい。そのためにもセリフをちゃんと覚えないと!」
公演概要
『この先10年プロジェクト第3弾「ふたり静かに…!?」』
日時:
6月19日(金)20:00開演
6月20日(土)①12:00開演/②17:00開演
6月21日(日)①11:00開演/②16:00開演
会場:ABCホール
(大阪府大阪市福島区福島1丁目1-30)
出演:川畑泰史、兵動大樹、村崎真彩、吉田真知子
ゲスト:藤山扇治郎(6月19日)、すっちー(6月20日)、未知やすえ(6月21日①)、シークレット(6月21日②)
脚本・演出:岡部尚子
<チケット情報>
チケット料金:前売 6,800円/当日 7,300円
プレイガイド:FANYチケット、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス
FANYチケット:https://ticket.fany.lol/event/detail/14013
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