マンゲキメンバーが総出演で年末を盛り上げる恒例のビッグイベント「もっともっともーーっとマンゲキ大晦日大祭典」。2021年も12月31日(金)に、大阪・よしもと漫才劇場と森ノ宮よしもと漫才劇場の2会場で開催されました。今回は、マンゲキ芸人たちが赤組=ボケチーム、白組=ツッコミチームに分かれて激突! ネタあり、歌あり、スポーツあり、オモシロ企画満載の7時間からイチオシの見どころをレポートします!
『もっともっともーーっとマンゲキ大晦日大祭典2021 ボケVSツッコミ! 真冬の大冒険! 2022年までマリトッツォ! いや、あとちょっと!』と題された今回の大晦日イベントは、2つの会場をリレー形式で結びながら、ネイビーズアフロ(みながわ、はじり)、さや香(新山、石井)、からし蓮根(伊織、杉本青空)、ラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)、ニッポンの社長(辻、ケツ)、コウテイ(下田真生、九条ジョー)の6MCを筆頭に、人気芸人たちが熱戦を繰り広げました。
2021年にマンゲキを最も震撼させた事件
まず、オープニングセレモニーでは、国歌ならぬ“劇歌”の独唱。真っ白な衣装に身を包んだラニーノーズ・山田が、2021年のマンゲキの軌跡を高らかに歌い上げます。やがて半裸の芸人たちとのボディパーカッションが始まり、歌は思わぬ着地点へ……。
6MCによるオープニングトークは、劇歌について山田が全員から糾弾されたり、ネイビーズアフロ・みながわが、自身の“優勝報告” Twitterでおなじみ「第50回NHK上方漫才コンテスト」のトロフィーを持ち出し、相方のはじりをあきれさせたりと、早くも爆笑の連続です。
「マンゲキなんでもAWARD2021」では、1年を彩った芸人たちのさまざまな事件やネタをピックアップして表彰。「2021年マンゲキ一大ニュース・事件AWARD」には、ダブルアート・真べぇの40kgダイエットをはじめ、コウテイ・下田の“骨折させた”事件、ロングコートダディ・兎の新居バルサン騒動、マユリカ・中谷のセクハラ疑惑などがノミネートされました。なかでも、ドーナツ・ピーナツのドーナツが公園で女性とアヒージョを食べていたというニュースに一同騒然!
シャッフルバトルに審査員席もノリノリ
「マンゲキ大晦日大祭典」の目玉の一つといえば、「6MCシャッフルネタバトル」。MCの12人をシャッフルして、この日限りのネタを披露するこの企画、トップバッターは、ネイビーズアフロ・はじり×さや香・新山のコンビ。相方・みながわへのクレームを言い合ううちに、『M-1グランプリ2021』敗者復活戦でも反響を呼んだあのネタが発動! そのみながわ×さや香・石井のネタでは、審査員のミルクボーイ・内海崇が「スッキリした」と評したオチに、観客も大爆笑でした。
ギター漫才で沸かせたのは、からし蓮根・青空×ラニーノーズ・山田のコンビ。終盤、思わぬ展開を見せるネタに、審査員のゆりやんレトリィバァは「つかみが誰よりも早かったっていうのがよかった」と真面目にコメントしていました。
トリを飾った、からし蓮根・伊織×ニッポンの社長・ケツは、ショートコントの合間に見せる2人の動きがクセになり、気づけば審査員席もノリノリに!? いずれ劣らぬ熱演となりました。
梅村vs秋定のフリースローで手に汗!
森ノ宮よしもと漫才劇場では、スポーツ企画が目白押し。経験者と初心者、運動神経がいい芸人と悪い芸人が入り乱れる“迷勝負”の数々に、爆笑と歓声が沸き起こりました。
ミニバスケの「紅白極対決」は、第1クォーターから白熱した展開となるなか、さや香・新山がボールへの執念で笑いを誘います。巨漢・伊織との直接対決は、完全な肉弾戦に! 続く第2クォーターには、タナからイケダが紅白に分かれて出場、コンビ揃って大活躍しました。
シカゴ実業・中川ひちゃゆきが見事なボールさばきを見せた第3クォーター。ニッポンの社長・辻も長身を生かしたプレーでチームに貢献します。試合を決める第4クォーターでは、夏フェスのミニバスケでMVPを獲得したラフ次元・梅村賢太郎が白組で登場。バスケ経験のある赤組、滝音・秋定遼太郎も負けじと活躍を見せ、最後は2人のフリースローで雌雄を決することに。まるでスポ根マンガのように劇的な結末は、前回を上回る興奮を呼びました。ほかにもドッジボールやミニサッカーで、会場は大盛り上がり!
コウテイ九条の謎の世界観
短いコーナーながら、忘れてはいけないのが「マンゲキメンバーが今年最後にやりたいこと」。今年やり残したこと、この機会にやってみたいことを舞台でやるだけのコーナーながら、ここぞとばかりエッジのきいた企画が次々飛び出します。
ジュリエッタ・藤本聖による「20秒でギャグ10発できるか」のチャレンジや、令和喜多みな実・河野良祐の「30秒だけでもMCがしたい」など、それぞれの持ち味が炸裂! さらに、ツートライブ・たかのりが「宝塚の男役を100均メイクでやってみたい」で目もくらむ美貌になったほか、コウテイ・九条が「超革命的本能的衝撃衝動空間掌握完全無欠酸欠ズィーヤ」と題し、謎が謎を呼ぶ世界観で衝撃を与えました。
“マンゲキ関ジャニ∞”で大モメ発生!?
そして、イベントの最後を飾ったのは「マンゲキ紅白歌合戦」。審査員は「マンゲキAWARD」に続いて見取り図です。先陣を切ったのは、白組のダブルアート・真べぇ、マユリカ・中谷、タイムキーパー・安土範彦による「ツッコミ歌ウマユニット」。衣装に似合わぬ歌唱力で笑いを巻き起こし、ある人物が乱入するオチまでたっぷりと笑わせました。赤組の紅しょうが・熊元プロレスは、セクシーな衣装で浜崎あゆみを熱唱。しかし、こちらも途中から乱入者が現れ、ひな壇に座る芸人たちをも巻き込む大騒動に!
続いては、白組からチェリー大作戦・宗安とねこ屋敷・河野菜摘が革ジャンで登場。河野のギター、宗安のカスタネットさばきで沸かせ、見取り図も「いままでで、いちばんいいパフォーマンス」「カスタネット習おうかなと思った」と大絶賛です。
対する赤組は、翠星チークダンス・ちろるがプロデュースした「マンゲキ関ジャニ∞」で勝負。メンバーは衹園・木﨑太郎、マイスイートメモリーズ・花谷豊、ニゲルベ・つーこ、キングブルブリン・村上剛、三遊間・稲垣諒ですが、それぞれが誰役なのかで歌い終わった後も大モメしていました。
後半戦は攻守交替、ビスケットブラザーズ・原田泰雅、茜250cc・善家カズマサ、タイムキーパー・まついあきらによる赤組のラップユニットから。ど迫力の「革命ラップ」を披露し、盛山に「仕上がってた」と言わしめました。
ところが、続く白組のエンペラー・にしやま×エルフ・はるの歌は一転、非難の的に。にしやまが「想定と違った」とつぶやいた問題作に、盛山も「ウソやろ?」と驚きを隠せません。
トリのリーダー対決では、赤組のラニーノーズ・洲崎×コウテイ・下田と、白組のニッポンの社長・辻×コウテイ・九条が激突。洲崎と下田は見事なハーモニーを聴かせたものの、見取り図からはある理由で大不評。一方の辻と九条は、タキシードにハットで揃いのダンス、バックダンサーにもこだわったパフォーマンスで笑いを誘いました。
そしてその後のエンディングでは、いよいよ全コーナーの合計得点を発表! 勝ったのはボケか、ツッコミか――最後まで目が離せない対決となりました。
イベントの様子は1月7日(金)20:00まで見逃し視聴できます(チケット販売は同日12:00まで)。
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