一緒に住んでる戦士の銘苅とネプリーグ見てて「パ」と「ル」が入る広辞苑に載っている言葉っていう問題が出たので「パルコ」とか「カルパッチョ」とか言い合ってたらCM入って、CM終わったと思ったらなんかもう1回すぐCM入って僕は「CM長いなぁ」と思ってたのですが銘苅が「スポンサー多いなぁ」って言って、それが業界人っぽくてかっこよくて「CM長いなぁ」と浅はかな感想を頭に浮かべていた僕は勝手に「負けたなぁ」と思っていました。
どうも、初めて入る公衆便所じゃ緊張して何も出ない男ことたくろうの赤木です。
僕は大卒です。京都産業大学を卒業してNSCに入りました。
入学の季節なので今回は大学の面白いとこを紹介します。
新大学生の方は是非これを参考に大学生活を楽しんでください。
僕の大学生活は知り合いが1人もいないところからスタートしました。
小、中、高と野球をやっていて野球部の中で群れていたので、群れに属さない状態で迎える入学式は、なぜかベットの下に入ってしまって半年間誰にも気付かれないロキソニンの錠剤くらい孤独な気持ちでした。
そんな気持ちのまま入学式が終わり、オリエンテーションのために別の教室へ移動していると、目の前を僕と同じように不安そうに歩いている男がいました。
「みんな不安よな」とほとんどが自分と同じ境遇だと少し安心していると、その男がふと振り返りました。
その顔を見た僕は初めてその日笑顔になりました。
そうです。その男は中学校の同級生だったピコリだったのです。ピコリです。
みんなからピコリと呼ばれていた彼は「シミズコウヘイ」という名前で、なんで「ピコリ」というあだ名になったのかは誰も知らないピコリでした。
中学の時はそんなに喋ってなかったのですが、ロキソニン状態の僕にとっては、はじめて見えた一筋の光だったので迷わず肩をたたき「ピコリ?」と声を掛けました。
するとピコリは「えっ! 赤木やんけ!」と言いました。
その一言で僕のキャンパスライフの方向性は完全に決まりました。
それからピコリは高校の同級生だというチョコボール向井さんに似ている「チョコ」というあだ名の大男を紹介してくれて、赤木とピコリとチョコの3人は同じ授業を取って、休み時間には3人一緒にご飯を食べて、その後3人で影のあるとこ歩いたら死ぬゲームをしてキャンパス内をフラフラ歩いていました。
そんな3人である日サークルに入ろうという話になって、完全に出会い目的で月2回京都を散策するという変なサークルに入りました。
出会い目的なのに女子に免疫のない僕らは後ろの方で3人だけでしゃべり、そんなに興味もない金閣寺を3人で眺めて1日でサークルを辞めました。
そこからは授業を受けて、飯食って、影のないところを歩いたら死ぬだけの毎日でした。
卒業間際にチョコは言いました。
「俺、赤木とずっと一緒におったから女絡みなかったと思うねん。マジで。」と。
「おまえとおったらおもろいわ」の対義語みたいな事を言われました。
僕は「各々に責任はある。」と言い残して卒業しました。
小中高とは比べ物にならないくらい大学はとんでもない人の多さです。
自分の時間もたくさんあり、色んなタイプの人と交友関係を築くチャンスがあります。
モテない男だけで固まるのは非常に危険です。大学デビューを恥ずかしがらずに、思いっきりデビューしましょう。
それが正しいのだと大人になってから思いました。
この今の気持ちが大学の面白いとこです。
ピコリとチョコとは今も仲良いです。