吉本興業の岡本昭彦社長とジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)が1月24日(月)、法務省で開かれた『“社会を明るくする運動”法務大臣感謝状贈呈式』に出席しました。保護司の活動を面白く、わかりやすく紹介した啓発コラボ動画などが評価されたもので、贈呈式では撮影秘話などで盛り上がりました。
法務省が進める「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行のない地域社会を目指す全国的な運動で、吉本は2015年から同省と連携し、広報啓発活動を中心にさまざまな取り組みを行ってきました。
昨年7月には、ジャルジャルのほか、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、シソンヌ(じろう、長谷川忍)、3時のヒロイン(福田麻貴、ゆめっち、かなで)の計4組の芸人がそれぞれ、犯罪や非行をした人の更生を助ける「保護司(ほごし)」や「協力雇用主」、女性のボランティア団体「更生保護女性会」、学生を中心としたボランティア団体「BBS会」に取材し、コラボコント動画を制作。YouTubeチャンネルで大きな反響を呼びました。
今回は、これらの活動が評価され、公益社団法人・日本プロサッカーリーグ、一般社団法人・全国銀行協会とともに、吉本興業にも法務大臣感謝状が授与されることになりました。
副大臣にボケで負ける!?
YouTubeにアップされた4組のコント動画は累計100万回再生を突破。そのなかでジャルジャルのコント「保護 司に話し聞く奴」は、コントを楽しみながら保護司のことが勉強できる内容になっていて話題を集めました。
この日の感謝状贈呈式では、ジャルジャルがそんな動画撮影の秘話を津島淳法務副大臣に披露する場面も。
コントを作るにあたって、現役の保護司に話を聞いたというジャルジャル。福徳が「いい意味で普通のおじちゃん、おばちゃんでビックリしました」と言えば、後藤も「無償で更生に携わるのは、なかなか大変で、愛情がないとできないお仕事だと思います」と振り返ります。
津島副大臣は、保護司について「皆さん見返りを求めずに携わっておられるので、“無償の愛”と言っていただけてすごく嬉しいです。更生保護ボランティアの方々がいることで、(更生保護が)成り立っている。言ってみれば、皆さんは日本の宝だと思っています」と語りました。
また、ジャルジャルの2人が保護司から「あなたたち向いているよ!」とヘッドハンティングされたエピソードが披露されると、津島副大臣からも「いますぐなっていただきたい」と後押しが!
後藤が、撮影の苦労を振り返ります。
「面白いコントも撮りたいし、保護司さんがどういう仕事なのかも広めないといけない。そのバランスが難しくて……。実際、最初に撮った動画はコントに寄りすぎてしまい、ボツになりました(笑)」
そんなジャルジャルの保護司コントについて、津島副大臣が“なぞかけ”で絶賛しました。
「ジャルジャルさんのコントとかけて、素晴らしいマッサージ師と解く。その心は、ツボをよく押さえています――。笑いのツボはもちろん、法務省としても伝えたいツボをしっかりと押さえられていました」
さらに津島副大臣から、今回の功績でジャルジャルの銅像を作るというジョークや「いますぐどうぞ、どうぞ(銅像)」とギャグが飛び出すと、後藤は「(副大臣に)ボケ数で負けてる!」と焦っていました。
ジャルジャルの「次の道」!?
感謝状贈呈式では、岡本社長も登壇。
「先ほど、ジャルジャルが保護司に推薦されまして、次の道が開けてよかったなと安心しました。ありがとうございます」
2015年からの活動を振り返りつつ、こう続けます。
「弊社には約6,000人のタレントがおり、笑いを通じてお客さまに喜んでいただけるよう、切磋琢磨しています。もちろん厳しい世界ではありますが、いろいろな境遇の人たちが等しく頑張れる場所であると思っています。“社会を明るくする運動”のお手伝いに参加させていただくなかで、彼らが力を発揮し、お役に立てていることがあれば幸いです」
また、3月21日(月・祝)に開局する「BSよしもと」のことに触れ、「同局のコンセプトは地方創生。番組を通じて、地域の活性化・地域の課題解決を目的としています。本放送局を通じ、“社会を明るくする運動”の認知度向上を目指す取り組みをしていきたい」と語りました。
ジャルジャルら芸人によるコント作りの様子は、吉本興業と法務省の公式YouTubeチャンネルで配信中。また完成したコントは、それぞれの芸人のYouTubeチャンネルで公開されています。
法務省の公式YouTubeチャンネルはこちらから。
吉本興業の公式YouTubeチャンネルはこちらから。