もう中学生が、3月28日(月)にオンラインで開催された『令和3年度 日本PTA全国協議会国内研修事業』に出席。“人生の先輩”として、現役中学生たちへメッセージを送りました。
今回、もう中が参加したのは、全国の中学2年生男女75名が、これからの時代を切り拓くリーダーとしてのスキルを“楽しく”学ぶ国内研修事業。こちらは、社会問題や地域課題への視野を広め、未来を見据えて他者と共に次代を切り開いていける人材を育成するための研修です。
『有吉の壁』は早朝収録で…
もう中は、オンラインを通じて、中学生たちの悩みや質問に答える形で講演を行うことに。まずはショートネタで場を和ませたあと「同い年の違う都道府県の子と触れ合う機会なんてめったにないので、みんなで楽しんでいきましょう!」と声をかけました。
チャット欄には、75人の子どもたちから、矢継ぎ早に質問が届きます。仲の良い芸人や尊敬する芸人から好きな教科や入っていた部活など多種多様な質問がある中、もう中が出演中の『有吉の壁』(日本テレビ系)のエピソードを聞きたいとのお願いが。
もう中は「(収録する)会場やお店など、お客さんが入る前に撮影をさせていただいているのもあって、朝7時とかに撮影をしています。早朝にもかかわらず、お笑いをあんなに笑顔で楽しくやっているので、みんなも朝早く勉強したり部活したりすることもあると思うけど、そんなときは、『有吉の壁』を思い出して“朝7時なのにあんなに頑張っているんだ!”って思ってください」と述べて笑わせました。
誘惑に負けず、夢に突き進む!
緊張気味だった中学生たちも、徐々に内に秘めている悩みを吐露。新学期間近ということで「クラス替えで嫌いな人と一緒になった場合はどうすればいいですか?」と問われると「頭の中で、“その人がいるから自分は他の人と接するときに優しくなれるんだ”って(思ってほしい)。それに、嫌いな人とどう付き合うべきか頭を動かすでしょ? ってことは、嫌いな人のおかげで頭が良くなっているのよ」と言います。
もう中自身も、苦手な人がいるとしながらも、どうすれば会わないで済むか、どうすれば気に入ってくれるのかを考えるため、結局、自分のためになっている……“成長するきっかけになるのだ”と語りかけました。
また、夢への取り組み方についてはこのように話します。
「お笑い芸人になるって決めたし、家族と離れて1人暮らしをするって決めたんだから、ほかに誘惑があっても、絶対にそれには振り向かないって決めています。それは今でも思っている信念です」
芸人になると決めたときから、それに付随するものやプラスになるものじゃないとやらないとキッパリ。
「(参加者の)中には夢を持っている子もいると思います。ほかに楽しそうなこと、ラクそうなことがあるかもしれないけど、(誘惑に負けず)夢に向かって突き進んでください!」とエールを送りました。
一方で、夢を持っていなかったとしても焦る必要はないと言います。もう中は、高校3年生になるまで芸人を目指していなかったと告白。お笑いは好きだったものの、高3になってお笑いステージを観たことがきっかけで芸人を目指すようになったとのこと。
そうした偶然の出会いがあったため「今、夢がなくても全然焦らなくて大丈夫です。日々の生活をしていたら、誰かが手を差し伸べてくれたり、“これになってみたい”って思うものが出てきたり、“ご縁”がありますので」と自身の体験談を交えて語りかけました。
社会人にも響くもう中の人生論
中学生のみならず大人にも役立つ、もう中なりの“人生の歩み方”が語られる一幕も。
「仕事大変ですか? 楽しいですか?」という純粋な質問に対し「すごく楽しそうにのほほんとやっている感じに見えるけども、やっぱりお仕事だから大変なことや悩みがつきものです。でも、悩みや辛いことがあるほうがいいよね。また同じことが起きたときに、そんなに辛く感じなくなるから」とコメント。
10代は、初めての悩みや大きな壁にぶつかることが多いとしながらも、2回目はラクになり、3回目になると痛みもなくなっていくとし「ということは、大人になるにつれて楽しいこと満載になるので、みんなお楽しみにね!」と明るく述べました。
「知らない人と会うと人見知りが出て、話せなくなります。どうしたらいいですか?」との問いには「心の中にトビラがあるのをイメージしてください」ともう中。
「観音開き、引き戸でもいい。“初めてで緊張する〜”って思うんだけども、自分が緊張したら相手も緊張しちゃうから、自分のハートを“カシャコン”って開けるイメージで話すの」とアドバイス。自分が心をオープンにすれば、相手も何でも話してくれて、次第に緊張が解けていくとしました。
こうして、たくさんの質問に答えたもう中。最後に「さまざまな地で会えるように、たくさん観てもらえるように、僕、頑張ります。みなさんも引き続き、明るく、楽しく、健康で、そしてお野菜とかもきちんと食べて、食べ残しをしないように。父ちゃん母ちゃんはたまに厳しいことを言うけど、それも愛なので、ジュワンと吸収して、頑張りましょう!」と挨拶していました。