ウォーターサーバーを家に設置した日にひろゆきさんが「ウォーターサーバーを使うやつはバカだ」と言っている切り抜きを見てしまいました。
ひろゆきさんにもし会うことがあったら「タイミング考えてください」と伝えようと思います。
「ニンニクを店で買う人マジで注意しろ」という切り抜きも見ました。
どうも、切り抜かれない男ことたくろうの赤木です。
僕は小学校の4年生の時に転校しました。
転校先は制服の学校だったのですが、転校前は私服の学校だったので、転校初日に「まぁこれぐらいいいだろ」と制服の上から赤いデニムベストみたいなん着て行ったら「何かっこつけてんの? ダッサ」と言われたことをよく覚えています。
当時は転校生だから嫌事言われたと思ってたのですが、今考えればそもそも赤いデニムベストが普通にダサかったんだと思います。
転校初日に赤いデニムベストを着て行くという選択が僕の人生を大きく狂わせてしまいました。
「赤デニ転校生」となってしまった僕はなかなか友達ができなかったのですが、山本君という男の子が唯一しゃべりかけてくれて仲良くなりました。
しかしある日、教室で山本君が漢字ドリルの宿題を教室でやっていて「好」という漢字で悩んでいたので僕が「ヒント教えてあげようか」と近づきました。
山本君が「うん」というので、僕は「ヒントは、お・ん・な・の・こっっ!」と言ったのですが、それをたまたま近くにいた女の子に聞かれて「は? なに? きっしょ」と言われてしまいました。
当時は博学な僕に嫉妬して嫌事を言われたと思ったのですが、今考えれば「こ」の時のちっちゃい「つ」が絶妙にキモ男子を演出してしまったのだと思います。
このちっちゃい「つ」2つが更に僕の人生を狂わせました。
「赤デニキモキモ転校生」になってしまった僕ですが、スポーツ少年団に入って野球をするなどして、なんとか友達を増やしてしまいました。
しかしある日、男の友達と女子トイレに無理矢理押し込もうとするという小学生特有の変なノリをやり合っていました。
中に女子もいて「きしょいねん、なにしてんねん(笑)」と割となごやか空気だったのですが、その女の子が「もうええって」と軽いツッコミの感じで持っていたカバンで僕の顔を叩いたら、たまたま硬い筆箱みたいなのが角に入ってたらしくそれが鼻に当たって、とんでもない流血をしてしまいました。
ネームペンくらいの大きさのとろっとした鼻水の芯みたいなやつが鼻から出てきたことを今でも鮮明に覚えています。
僕は鼻血を吹き出しながら号泣してしまい、そんなことになると思っていなかった女の子も号泣して、人がいっぱい集まってきて大騒動になりました。
同じクラスのみんなは僕をほったらかして女の子を抱えて保健室に行きました。
当時は鼻血吹き出してんのになんで女の子の肩を持つんだよと思っていましたが、今考えれば女子トイレで鼻血流血してる男はどう考えてもスケベ小学生であり、容疑者だったんだと思います。
「赤デニキモキモスケベ流血転校生」になってしまった僕はその印象のまま卒業していきました。
それでも仲良くしてくれる人達はいたし、楽しい小学校生活だったとは思うのですが、この先スクールカーストで僕が上り詰めるのは不可能になったことは間違いありません。
こういう些細なことで自分の置かれた状況がコロコロ変わっていくのが小学生の面白いとこです。
小学生がこれを読むことはないと思いますが、もし子供がいるお父さんお母さんがいれば、些細なことで大きく状況が変わっていくということを覚えておいてください。
そして、赤いデニムベストだけは絶対に子供に買い与えないでください。