2歳児用トンファー、バタフライカニスプーン…“鬼才”モンスターエンジン西森の鉄アートを芸人たちが品評!

東大阪の鉄工所で生まれ育った、モンスターエンジンの西森洋一。これまで鉄を使ったさまざまなオリジナルアートを作成し、その着眼点、品質、ユニークさから高い評価を受けています。そんな西森が作ってきた鉄アートをゲストの芸人たちが“品評”する『モンスターエンジン ~ナニワの発明芸人 西森洋一の作品を品評する会~』が、6月4日(土)に京都・よしもと祇園花月で開催。芸人たちの“品評”ならぬツッコミやボヤキで、会場は爆笑に包まれました。

出典: FANY マガジン
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新製品発表VTRが途中で終了!?

ステージに登場した西森は、まずは会場を見渡すと、想像していたよりも多い観客を見て「あ、そうですか。ガラッガラかと思ってました」と呑気な一言。

そうして始まった最初のコーナーは、新商品発表会です。“開発中”の様子を撮影したVTRを見ながら、西森が費用や作品でやりたいことなどを解説していきますが、画面に登場する自分自身にもツッコミを入れ、会場は笑いに包まれます。

出典: FANY マガジン
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とはいえ、VTR内で作業を進める西森は真剣そのもの。トライ&エラーを繰り返しつつ、作品の精度をどんどんアップさせ、観客もワクワクしながら完成を見守っています。ところが、なぜか途中でVTRが終了。「ライブ専用に撮るはずが、時間がなかった」と言う西森は、「VTRの後半は、YouTube(『モンスターエンジン西森チャンネル』)で見られる」とナゾの宣伝をしていました。

名作・奇作が勢ぞろい!?

この日のゲストは、藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)、ニッポンの社長(辻、ケツ)、滝音(さすけ、秋定遼太郎)、そして相方の大林健二。トキからは「なんだったんですか、さっきの映像は!」とさっそくツッコミが。大林からも「お父さんの車のナンバープレート、大丈夫?」と映り込みを心配されつつ、「工場の朝はこれから始まる!」という西森の言葉で、ラジオ体操がスタート。「恥ずかしいです〜!」の声が上がるなか、全員でしっかり準備体操を行いました。

出典: FANY マガジン
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そして「まったく何をするのか(聞かされていない)……」と困惑気味のゲストのボヤキをよそに、西森から「鉄作品品評会!」のタイトルコールで、いよいよ品評会の始まりです。

最初の作品は「柿の種ケース」。柿の種とピーナッツの形にくり抜かれた金属のケースに、柿の種2粒、ピーナツ3粒の計5粒を“収納”できる重厚感あふれる1品です。壮大なBGMにのって作品が登場すると、会場からは拍手と笑いが。作業時間と費用を聞かれた西森は「丸1日くらい、2,000円以内」。「1袋ぜんぶ入るようにしたら」という秋定のアイデアには、「めっちゃしんどいやん。提案はやめてください」と即座に却下していました。

出典: FANY マガジン
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続いて、重さ10キロという金属製の「テーブホルダー」が登場。その重量ゆえ、「絶対に動かない」と西森は豪語。ケツが試しますが、本当に微動だにしません。

さらにリサイクルで作ったという「2歳児用トンファー」(丁字型の武具)や、実際に調理に使ったものの「小さすぎて味がわからん」という「ウズラの卵目玉焼き用フライパン」といった、個性的すぎる作品が登場。

ほかにも、バタフライナイフのナイフの部分がカニスプーンの「バタフライカニスプーン」や「高足ガニ用カニスプーン」、西森自身が「不祥事を起こしたら絶対に使います!」と胸を張る「土下座シート」、決闘用の「灰皿付きカイザーナックル」など、これまたオリジナルすぎる作品が次々と披露されました。

出典: FANY マガジン
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作品提案はいつでも受付中!

ラストのコーナーは「コンビ対抗・作品強度テスト」です。これは、西森の作品をラケット代わりにするコンビ対抗の卓球対決。どう考えてもラケットとして使えない作品ばかりなうえ、どれを使うかはくじ引きで決まり、さらに最下位には罰ゲームも用意されているとのこと。

そしていよいよゲームスタート! 藤崎マーケットvsニッポンの社長、滝音vsモンスターエンジンの組み合わせで勝負しますが、案の定、西森作品をラケットにした卓球に全員が悪戦苦闘。それでも、藤崎マーケットとモンスターエンジン、滝音が勝利をおさめ、最下位はニッポンの社長に。

罰ゲームは「土下座シートを使って懺悔」。辻が「なんの懺悔なんですか?」とツッコミを受けながらも“ゲーム実況での行い”を、ケツが“中学時代の出来事”を懺悔して無事、卓球対決は終了しました。

出典: FANY マガジン
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最後に西森は、ゲストの芸人たちと会場に向かって「(作品の)提案はいつでも受け付けています。手のひらサイズくらいの大きさのものなら作れますから。SNSで提案してもらえたら、作ってプレゼントということもあるかも」とアピール。鉄製品の不思議な魅力と笑いに包まれながら、イベントは終了しました。

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