お笑いコンビ・ギャロップ(林健、毛利大亮)が、ついにYouTubeチャンネル『スーパーギャロップチャンネル』を始動させました。現在、動画は3本目まで公開されています。ようやく「2人が面白いと思うことをちょっと出してみよう」という気持ちになったというこの人気コンビの初収録現場に、ファニマガ取材班がさっそく密着しました!
ギャロップの2人は、これまでも何度かYouTubeチャンネルを始めようと話していたものの、「こういうことに関しては腰が重い」ことからなかなか実行に移せなかったとのこと。しかし、「早く家に帰らないといけないとかが一切ない。それなら『やれる時間、あるやないか!』と、いよいよ気づきました」(林)ということで、満を持しての始動となりました。
密着する記者に「じゃんけんで負けた方ですか?」
初回のオープニングトークから、2人は軽快なやりとりで盛り上がります。今回、初収録が行われると聞いて取材に駆けつけたファニマガ記者に、「じゃんけんで負けたから、こんな取材に来るハメになったのですか?」と自らをネタにする一幕も。
収録にあたって、毛利は「コンビでいろいろできるということにワクワクしている」と期待に胸を膨らませます。一方、林は「(激辛焼きそばのような)みんながやっているようなこともやりつつ、やっていないようなこともやりたいのよ」とコンセプトを明かします。
「2人ともおじさんなので、おじさんなりにいろいろできることを考えている」と、毛利は企画ノートを持参! さまざまな企画を考えてきたようです。
2人の熱望企画「ギャロ散歩」…その内容はいかに!?
空き時間でも、2人はどんなYouTubeチャンネルにしていくかを丁寧に、真剣に話し合っていました。
ロケに出る場合、訪れる場所の撮影許可をどう取ればいいのか? といった実務的なところから、漫才を公開する場合、どのネタにするべきか? という本業にかかわることまで、手探りしながら視聴者の心に刺さる内容を第一に考えて企画を練っていきます。
2回目以降の動画のための収録では、いよいよ企画内容をブラッシュアップしていくことに。なかでも2人が熱望している街ブラ企画「ギャロ散歩」の構想を語り合うシーンでは、ただの散歩ではなく、「前のめりに行きたい」と毛利は意気込みます。
そんな毛利の発案に、アイデアマンの林が肉付けしていきます。ほかにもグルメ企画が飛び出し、企画を揉んでいくうちにマネージャーまで巻き込んだユニークな内容になりそうな流れに……!?
「企画で林を口説くのはなかなか難しい」
収録を終えたギャロップに、感想を聞きました。
――YouTubeチャンネル始動、おめでとうございます。
毛利 楽しみですよね。ワクワクしています。ようやく、「2人が面白いと思うことをちょっと出してみよう」となれたことがうれしいです。
――毛利さんはノートに企画のアイデアを事前にメモしていて熱心でしたね。
毛利 考えるんですけどもね(笑)。やっぱりうちの相方さんを口説くのはなかなか難しいので。(企画を)揉んではくれるんですけども。
林 今日の夜に毛利に電話して「今日出た企画、ぜんぶ無理やわ〜」って言うかもしれませんしね(笑)。僕としては、「これくらいでいいねん」「これ、ちょうどいいねん」って言ってもらえるような動画を目指したいかな、というのはあります。
毛利 仰々しくない感じね。
林 目ぇ見開いて見入ったり、覚悟して見たり、その日を心待ちにして見る……とかじゃなく、「気づいたら、また見てもうてるわ」「見ながら寝てたわ」くらいの動画になったらいいなと思っています。観る人も、やる側も肩の力を抜いて。
――毛利さんが林さんに企画を提案するということは、主導権があるのは林さんなんですか?
毛利 ある程度、僕もカタチは出すんですけど、最後のジャッジはうちの相方ですね。いままでもずっとギャロップはそのカタチだったので。ここでも最後は林健でいいかなと思っています。
————林さんはすでに個人でYouTubeチャンネル『チャーハン林』と『いい馬みつけ旅』を開設していますが、その経験は役に立ちそうですか?
林 『チャーハン林』はチャーハンだけのチャンネルで、おいしいお店で調理風景を撮影させていただいてさえすれば、一定数の方に観ていただけるんです。プロのおいしいチャーハンと、その技術とかに甘えているところが多いので。だから、『チャーハン林』で得たノウハウで、ここで使えるものはおそらくそんなにはないんですよね。どっちかっていうと、『スーパーギャロップチャンネル』はラジオに映像が付きました、くらいの感覚のほうが強いですかね。
――『スーパーギャロップチャンネル』の今後の目標はありますか?
毛利 芸人さんが「おもしろいなぁ」と言ってくれるようなチャンネルになればうれしいですよね。「“ギャロ散歩”、出してや!」なんて言われるとテンション上がります(笑)。
林 生々しく、いいお小遣いになっていったらいいなと思います(笑)。あとは、YouTubeってどこでも観られるんで、関西圏以外の方々から「観てますよ」とか「こっちのエリアも来てください」と言われるようになったらうれしいです。僕、千葉に親戚のおばちゃんがいるんですけど、僕らを見てもらえることがなかなかないので、この機会は大事にしたいですね。それを目指して……という感覚ではないんですけど、結果的にそうなればうれしいです。
『スーパーギャロップちゃんねる』はこちらから。
公演概要
『ギャロップのGION deNice to meet you』
日時:8月8日(月) 開場19:00 開演19:30
会場:よしもと祇園花月
出演:ギャロップ、令和ロマン
チケット:大人2,000円 学生1,000円(前売・当日ともに)
FANYチケットはこちらから。