京都国際映画祭先行上映『舞台キネマのぶなが』より、出演者の声をお届け!

10月15日(土)・16日(日)の2日間、今年も京都市内各所で開催される京都国際映画祭2022。その先行企画の一つとして、よしもと祇園花月で14日に上映された『舞台キネマのぶなが』直後に舞台挨拶が行われました。

京都国際映画祭2022について

2014年に始まった京都国際映画祭(前身は京都映画祭)も今年ではや9回目。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、コロナ禍ではオンラインとリアルとのハイブリッドも取り入れながら開催されてきた、多種多様な芸術の祭典です。今年は「A画とA―トでAやんか!」をコンセプトに、これまで以上に“Aことだらけ”の映画祭となりました。

『舞台キネマのぶなが』とは…

出典: FANY マガジン
出典:Ⓒ(株)office ヤタガラス

劇団そとばこまちによる舞台『のぶなが』を映画化した本作。歴史上最大のミステリー『本能寺の変』を題材に、映画のダイナミックさと舞台の臨場感をスクリーン上に昇華させた独特の表現力と、新たな切り口で史実を再構築したストーリーとに心揺さぶられる作品です。「史実もこうあってほしい」「史上最高にロマンティックな本能寺の変」との評価も。

それぞれの役作り

上映会場となったよしもと祇園花月には開場前から多くの映画ファンが集まりました。上映直後の興奮冷めやらぬ観客の前に登壇した出演者と監督。

MCを務める木尾モデルから「役づくりについて」「撮影中の苦労話」「舞台とキネマとの違いは」といった質問が投げかけられると「座長が不慮の事故などでいなくなったと想定して(笑)副座長の自分はどう劇団を引っ張っていくか考えて役づくりに取り入れた」(南園みちな)、「そとばこまちとして最多公演である『のぶなが』で光秀を5回演じているが、常に今の自分だったら何ができるか考え、フラットに役づくりに挑んだ」(田中尚樹)、「信長を演じるのは今回が4度目。日本人なら誰でも知っている歴史上の人物を、そのイメージにどれだけ近づけられるか、プライベートの自分とのギャップを埋めるか、常にアタックし続けました」(新谷佳士)、「力丸を演じ、初の殺陣に挑戦。シノビの役なので常に重心も低く、難しかった。撮影期間中ずっと筋肉痛でした」(岡村茉奈)、「舞台の魅力をもっと知ってもらいたいというのが映画化(キネマ)の理由。映画ありきではなくどう舞台の魅力を伝えるか、その秘策は何か、考え続ける撮影でした」(坂田大地監督)などと率直な感想が述べられました。

出典: FANY マガジン
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最後は、会場からも自由に撮影可能なフォトセッションが行われ、終始、和やかなムードに包まれて上映も舞台挨拶も幕を閉じました。