ニッポン放送と吉本興業の共同制作により、2021年10月27日から全6話で配信されたPodcastドラマ『食わざるもの、DON’T WORK』。シナリオを脚本家・芸人のオコチャが、番組ビジュアルを『大家さんと僕』のカラテカ矢部太郎が担当して話題となった本作を、オコチャ自身の手によってノベライズ化しました。
配信では描かれなかった“本当の結末”を特別掲載!
物語は、とある事情で母親がいなくなってからご飯を食べなくなった妹のため、料理のイロハのイも知らなかった兄が奮闘する姿を通じて、“食事をする喜びの再発見と、家族の再出発”を描いたハートウォーミングストーリーです。今回、矢部太郎がカバーイラストと本文イラスト14点を新たに描き下ろしたほか、配信では描かれなかった幻の第7話が“本当の結末”として特別掲載されています。
STORY
生井壮太は、文久町に住む高校2年生。お母さんがいなくなってからご飯を食べなくなってしまった中学生の妹・香織のために初めての料理に挑む。
ところが、知識ゼロからの料理は手探り状態で……。
第1話 すべてはステーキを食べてから
第2話 青春違反はふりかけで覆い隠して
第3話 ポトフの優しさを受け入れるには
第4話 からっぽのシチュー鍋と父の気持ち
第5話 ゴーヤ、ラフテー、めんそーれ!
第6話 餃子にくるんだ家族への思い
第7話 バーベキューはおじいちゃんを囲んで
書籍概要
『食わざるもの、DON’T WORK』
発売日:2月2日(木)
定価:本体1,500円+税
仕様:A5判・192ページ
◆作/オコチャ
1978年生まれ。1999年にピン芸人としてデビュー。2016年には脚本を手がけた映画『おかえりのある場所』が第8回沖縄国際映画祭の沖縄じんぶん賞グランプリを受賞。2022年にはドラマ『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』の脚本(5話&7話)を手がけるなど、現在は舞台や映像の脚本を中心に活動している。
◆挿画/矢部太郎(カラテカ)
1977年生まれ。芸人・マンガ家。1997年に「カラテカ」を結成。
第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した『大家さんと僕』『大家さんと僕これから』『「大家さんと僕」と僕』が、シリーズ累計で120万部を突破する大ベストセラーに(すべて新潮社)。
「モーニング」で連載中の新作『楽屋のトナくん』(講談社)の単行本第1巻が2022年10月に発売された。