「聖地巡礼みたいな気持ち」外務省初訪問の白石聖が感慨 25日放送のBSよしもと開局1周年記念ドラマ『ファーストステップ２』で林外務大臣を表敬訪問

「BSよしもと」開局1周年を記念したドラマ『ファーストステップ２～世界をつなぐ勇気の言葉～』が３月25日（土）にオンエアされます。このドラマは、昨年度に公開された外務省開発協力広報動画『フロントランナー～世界の未来を作る日本人たち～』の関連事業として制作された、国際協力の最前線で活躍する日本人に焦点を当てたドラマシリーズの第２弾です。

外務省と吉本興業が共同制作したこのドラマに出演した白石聖、星田英利と、吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長が３月24日（金）、外務省の林芳正外務大臣を表敬訪問しました。

本作は、外務省入省２年目の主人公が、日本が国連防災世界会議で打ち出した「より良い復興Build Back Better（ビルド・バック・ベター）」という理念に触れ、新たな出会いと体験を通して成長していく様を描いた物語。白石は主人公・吉沢みづきを、星田はJICAの防災分野特別顧問・松谷利男を演じています。

「外務省の仕事を知ってもらえたら」

表敬訪問を受けた林大臣は「『ファーストステップ２』が素晴らしい作品に仕上がったと聞いています。外務省を舞台にしたドラマはなかなかない。これを機会に外務省のいろんな活動を知ってもらえたらありがたいです」と語ります。

白石は「ODA（政府開発援助）をテーマに、前回が“母子手帳”、今回が“防災”のプロジェクトにかかわるという役です。１年後ということで少し成長した姿が描かれています。今回、撮影は別のところで行われたので、今日こうして初めて外務省に来ることができて聖地巡礼みたいな気持ちです」と、自らの役どころと外務省初訪問の感慨を語ります。

星田は「外務省の仕事場のシーンがあったんですけど、誰もしゃべらないで仕事していたんで、“こんな静かな職場ないやろ”と思ってたんですけど、今日実際に見てみたらそんな感じでした」と明かし、林大臣を笑わせました。

「こんな静かな職場なんてないやろ…」

一方、岡本社長は「BSよしもと1周年に華を添える素晴らしいコンテンツになりました。ありがとうございました」と感謝を表しました。この後、林大臣が第三弾への期待を示すとともに、自身がお笑い好きであることや、演技や漫才の「間」についての話題などで盛り上がりました。

最後に、白石から林大臣に、出演者のサイン入り台本が贈呈されました。

「防災を身近なこととして考えるきっかけに」

表敬訪問後の囲み取材では、林大臣とのやり取りについて、白石が「緊張感のある感じになるのかなと思っていたんですけど、実際にお話しいただくとすごく柔らかくて、ドラマに関すること以外に大臣ご自身のことについてもお聞かせくださったので、緊張せずにお話しできました」と笑顔を見せました。

大臣から以前の芸名である“ほっしゃん。”と呼びかけられていた星田は「フランクな方で話しやすかったです。親しみを持って接してくれたので、もっとたくさんいろんなことを話したかったですね」と振り返りました。

また、ドラマについて、白石は「日本で暮らしていく上では避けて通れない“防災”がテーマ。皆さんに、他人事ではなく、身近なこととして考えてもらえるきっかけになるんじゃないかと思います」。星田は「主人公のみづきは、人から言われて何かするのではなく、自分で考えて回り道しながらも、問題に向き合っていく。そういうところを若い人には特に見てほしいですね。間違うことがあったとしても、自分で考えることが大事だということが伝わるんじゃないかなと思います」と熱をこめてアピールしました。

また、星田が演じる松谷のモデルとなったJICAの竹谷公男氏は、「私どもODAの防災の世界というのは政府間の支援が主で、よく見えないところで行われている。それをそのまま出すと一般の方には分かりにくいのかなと思ったので、人物に焦点をあてて脚本を作っていただいて。それを皆さんが生き生きと演じていらっしゃったので素晴らしいなと思いました」とドラマに太鼓判。自身を演じた星田についても「まったく不満はありません」と称賛します。

実は星田は、演じる前には竹谷氏に会っていなかったそうで、「ものすごく物腰柔らかく演じたんですけど、こんなにチャキチャキな方だと思わなかったです」と驚いていました。さらに、劇中で登場する松谷がケーキを食べるシーンについても、実は竹谷氏自身が甘いものが好きだからということが明らかに……。「それでですか。何のシーンやろと思ってた」とぶっちゃける星田に、一同は思わず笑ってしまっていました。