4月から東京進出したお笑いコンビ・ガクテンソク(よじょう、奥田修二)の大阪での“最後”のライブが、3月31日(金)に大阪・なんばのYES THEATERで開催されました。題して、「なんばミドルどすなライブ〜ガクテンソクの上京前夜〜」。大阪の中堅芸人たちが集まった定期ライブで、翌日から東京に行く2人を盛大に送り出しました。
「ミドルどすなライブ」は、ガクテンソクに加え、スーパーマラドーナ(田中一彦、武智)、ギャロップ(林健、毛利大亮)、モンスターエンジン(西森洋一、大林健二)、スマイル(瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか)、藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)という大阪の中堅芸人6組が毎月、京都・よしもと祇園花月と交互に行っている、ネタあり、コーナーありのライブです。今回は4月から東京進出するガクテンソクの壮行会として行われました。
ゲストは同期のM-1王者!
オープニングでステージに登場した6組は、大入りの会場を見て口々に「春休み!?」と不思議顔。するとMCを務める毛利から、今回はガクテンソクの壮行会スペシャルであることが伝えられました。
「明日、(東京に)行きます」というガクテンソク・奥田。ついては、その日から所属も東京になるので「東京までの交通費は自腹」と明かすと、すかさず藤﨑マーケット・トキが「最低の会社やな!」と毒を吐き、会場は爆笑に包まれます。
この日のゲストは、M-1グランプリ2019王者のミルクボーイ(駒場孝、内海崇)。内海はガクテンソクと同期にもかかわらず、「いってらっしゃい、ということで」と興味なさそうな反応で、奥田とモメる様子でも笑わせます。
そのミルクボーイも含めた12人から代表者を決めて、ガクテンソクに手紙を書き、エンディングで読み上げることに。しかし、メンバーは「めんどくさい」「絶対イヤ!」など言いたい放題です。
箱のなかから封筒を取っていき、代表者に決まったのはスマイル・よしたかでした。会場の拍手にギャグで応えますが、毛利から、手紙はいっさいギャグなしでもかまわないと告げられました。
新居の“おもしろ審査”エピソード
スーパーマラドーナ、スマイル、藤崎マーケット、そしてゲストのミルクボーイのネタでしっかり笑ったあとは、ガクテンソクとミルクボーイのトークの時間に。話題はやはりガクテンソクの東京進出です。
新しい住まいを決めるにあたってよじょうが受けたという“おもしろ審査”のエピソードのあと、内海が「いや〜、ホンマにさみしいよ」と感情を込めずに発言し、会場を笑わせます。さらに「飲みに行きたかった」と訴えますが、すかさず「飲まれへんやん!」とツッコミが。駒場からは、内海と奥田の飲み会を生配信してほしいと提案もありました。
後半のネタは、ギャロップ、モンスターエンジンに続いてトリはガクテンソク。大阪ラストライブを大いに盛り上げると、会場から拍手が巻き起こりました。
まさかの下ネタで大盛り上がり!
続くトークコーナーのテーマは「ガクテンソク上京前にコレだけは言わせて!」。東京へ行くガクテンソクの2人に、メンバーがどうしても言いたいことを発表し、ガクテンソクからも言っておきたいことを伝えるという内容です。
トップのモンスターエンジン・西森が奥田の泥酔エピソードから話し始めますが、なぜか話の中心がギャロップ・林にチェンジ。「どこからがデコかその日の朝に決める」「冷えピタを縦に貼る」「雨に誰よりも早く気がつく」など林のエピソードが止まらず、会場は爆笑の連続です。
ようやく軌道修正されると、今度は奥田について「自慢しい」「独り言が多い」などクレームが次々と。かと思うと、奥田をマネた “動きボケ”を繰り出すメンバーたち。その様子に思わずスーパーマラドーナ・武智から「よじょう(の話題)はゼロか!」とツッコミも入ります。
さらにまさかの下ネタでの大盛り上がりもありつつ、ミドル同士ならではのおもしろエピソードの連発に、会場も笑いが止まりませんでした。
エンディングでは、代表に決まったよしたかが手紙を読み上げました。奥田に対しては「頼りがいのある後輩なので、東京に行ったら絶対に成功すると思います」と太鼓判。よじょうへは「優しくて顔がおもしろい」と話すと、2人で行った旅行の思い出も明かしました。最後に「ガクテンソクは漫才もコントもおもしろい、がんばれ!」とエール!
次回は5月、同じくYES THEATERで行われることが伝えられ、ライブは無事に終了しました。