桂文枝が「大阪市城東区」の創作落語で地域の魅力発信! 「年をとったら城東区に住みたい」

六代 桂文枝による大阪市24区創作落語プロジェクトの一環として、4月30日(日)に城東区で「参地直笑祭」が開催され、同区をテーマにした創作落語が初披露されました。この日は、同区にゆかりのある弟弟子の桂小文枝やモンスターエンジンも登場。落語から漫才までバラエティ豊かな内容で地域を盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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「参地直笑祭」は、大阪市と吉本興業が地域活性化などを目的に締結した包括連携協定に基づいたプロジェクトで、文枝が大阪市24区それぞれの特色を盛り込んだ創作落語を作り、地域の魅力を発信しています。コロナ禍による一時休止から、この2月に再始動しました。

「城東区が生んだ世界一の落語家」も登場

冒頭のトークコーナーでは文枝が、「城東区が生んだ世界一の落語家」という触れ込みで弟弟子の桂小文枝をステージに招きました。18歳まで城東区に住んでいたという小文枝は、「今日は久々に寄せてもらいましたが、がもよん(蒲生四丁目)も様変わりしてびっくりしました」と、街の変化に驚きを隠せません。むかしを懐かしみながら、あふれんばかりの“城東区愛”を語ります。

出典: FANY マガジン
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続いて登場したモンスターエンジン(西森洋一、大林健二)も、大林が同区出身というつながり。旅館に幽霊が出たという漫才で、会場を笑いの渦に巻き込みました。

そして文枝の弟子である桂三実が登場。本人作の落語「あの人どこ行くの?」を口演しました。5歳の子ども2人が、同じ車両に居合わせた電車の乗客がどこに行くのかと推測するストーリー。子どもたちが大人さながらの考察力をみせる聞きどころで、客席が大いに沸きました。

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城東区民の心をつかんだ落語

そして、いよいよ文枝が高座に上がります。城東区を題材にした新ネタのタイトルは「しあわせの引っ越し先」。

「家庭では女性のほうが強いですね。パワフルです」というマクラから始まった創作落語は、主導権を握った妻が夫の転勤に伴う引っ越し先を決めるというストーリーで、城東区内の地名や建物名が登場すると客席から「おお~」という声が上がりました。

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また、「蒲生四丁目」など地名の由来も紹介。この日、初めて由来を知った観客からは「へ~」と感心の声が漏れます。また、「いまでは心斎橋へも電車1本」「白山神社や大坂夏の陣でも知られる」など、街の利便性や特色などを盛り込み、城東区民の心をつかみました。

落語のあとは、文枝が吉村悟城東区長とトーク。この4月に着任した吉村区長は、城東区役所の近くに住むことになったそうで、文枝の落語について「私のために作ってくれたようなもの」と喜びます。

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今回の落語を作るために城東区について学んだという文枝。この7月に80歳になりますが、「年をとったら城東区に住みたい」と気に入った様子でした。

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