吉本新喜劇の新座長に就任した吉田裕が5月17日(水)、自身が応援大使を務める北海道下川町をリモートで表敬訪問し、田村泰司町長に新座長就任の挨拶をしました。吉田は「笑いで町おこし」を図るために、2019年に町民約40人と一緒に「しもかわ森喜劇」を上演、2022年には応援大使に就任しています。そんな新座長の真面目な姿を、同じ座員で芸人ライターとして活動する𠮷岡友見がレポートします。
吉田はいまも町民と交流
この日の吉田はビシッとスーツに身を包み、いつもとは違った雰囲気。しかし、田村町長とリモートで繋がると、いつもの人懐っこい笑顔で「朝早くからありがとうございます! 今日はよろしくお願いします!」と元気に挨拶します。
町長から座長就任のお祝いの言葉をかけられた吉田は「4年前に下川町で新喜劇をさせていただいたときは、まさか自分が座長になれるとは思っていなかったです。今度は座長として下川町に新喜劇を持って行きたいです」と感慨深げに語りました。
吉田は、一緒に舞台を作った下川町のメンバーと友だちになり、いまもSNSで連絡を取り合っているといいます。そんな吉田に町長は「私より下川町のこと詳しいかもしれませんね」と話し、笑いが起こりました。
町長のお土産は「乳首ドリル」!?
あのころ小学生だった子どもたちがもう高校生になっている、久しぶりにあのお店にも行きたい……などと、思い出話に花が咲く吉田と町長。下川町と大阪のコロナ禍による変化や、下川町の人口減少などについても話を交わしました。
2022年11月に吉田の応援大使就任式で大阪を訪れた町長は、なんばグランド花月の売店で、吉田とすっちーの代表的なギャグ“乳首ドリル”とバームクーヘンがコラボした商品「乳首ドリル棒」を購入したそうです。吉田は「長さがあるから帰りの荷物になったでしょう」と苦笑いしていました。
最後はやっぱり飲みニケーション
下川町で新喜劇を上演したことについて吉田は「印象に残っている仕事」と振り返ります。そして、小さい町ではあるけど、明るくてあったかくて活発で「みんなが同じ方向に向いていて、ひとつになれる町だった」と語りました。
最後に吉田は「素敵な仕事で素敵な方々に出会えました。座長として下川町のみなさまにも喜んでもらえるような新喜劇を作っていきます。そして、また必ず訪問したいです。町長はお酒を飲まれるのですか?」と再訪を誓い、町長を飲みに誘います。
これに対して町長は、「下川町民にとっても新喜劇を一緒に作り上げたことは、とてもいい思い出になっています。またぜひお越しください。そして、お酒もご一緒しましょう」と答え、画面越しに手を振り合って笑顔で終了しました。
吉田座長と田村町長の会話を聞いているだけで、下川町が素敵な町だと伝わりました。ぜひ大阪の新喜劇メンバーでお邪魔したいです。どなたにお願いしたらよいのかわかりませんが、一座員からもよろしくお願いします!(笑)