THE SECOND初代王者ギャロップ、優勝直後の松本人志の一言に反省「何をしているんだ俺は…もう浮かれてるじゃないか」

結成16年以上のベテラン芸人たちがトーナメント方式で激突する新しいお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』の決勝戦が5月20日(土)に開催され、結成19年目のギャロップ(林健、毛利大亮)が栄えある初代王者になりました。直後の優勝会見では、「こういう経験がないので……」と言いながら、笑いを交えて優勝までの道のりを振り返りました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

「みんな、夢めちゃくちゃあるよ!」

番組終了直後、多くのメディアが待ち構えるなかで優勝会見に登場したギャロップの2人。この状況が信じられない様子の林が、「こういう経験がないので、笑いそうになってしまいます。だってギャロップですよ? 『僕はいいんですけど、本当に(カメラの)シャッター切ってます?』みたいな気持ちです」と笑わせると、毛利も「実感ないですね。どれくらいで(実感が)湧いてくるのか楽しみです」と続きました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

この日の決勝戦はギャロップのほか、金属バット、マシンガンズ、スピードワゴン、三四郎、テンダラー、超新塾、囲碁将棋の計8組がトーナメント方式で熱い戦いを繰り広げました。MCは、東野幸治と宮司愛海(フジテレビアナウンサー)、アンバサダーとして松本人志(ダウンタウン)が登場しました。

1回戦、準決勝を経て、優勝を決める最終決戦に勝ち上がったのは、ギャロップとマシンガンズ。ギャロップが、会場の100人の観客審査員の採点で276点を獲得し、4時間を超える激戦を制しました。

生放送の最後に、東野から優勝のコメントを振られた林はこう叫びました。

「くすぶっているみんな、夢めちゃくちゃあるよ!」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

マシンガンズは「ほんまにすげーな、と」

1回戦で戦ったテンダラーは、同じ大阪の劇場に出演している先輩。毛利が「関西ダービー」と名付けた対決は、ほかの先輩たちからも「よりによって」「どエライところ入ったな」と言われていたといいます。

林は「それは僕自身も思っていましたので、逆にテンダラーさんに勝ったら“もう優勝やな”という気持ちで戦わせていただきました」と振り返りました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

準決勝は、同じ吉本ながら面識がほぼなかったという囲碁将棋との対決。結果は同点の末、満点の「3点」をつけた観客数で勝利をつかみ取った接戦に、毛利は「本当に強かった……戦えてよかった」としみじみ語ります。そして林は、予選で戦ったラフ次元・梅村賢太郎とのエピソードを交えて、こう話しました。

「(予選では)ラフ次元に1点差で勝ったんですよ。梅村くんが『ギャロップさんが勝ってくれたら、僕らは実質2位みたいなものです』と言ってくれたんですけど、囲碁将棋と同点だったんで、もうラフ次元は2位じゃない。梅村くん申し訳ない!」。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そして決勝。魂の叫びのような漫才をするマシンガンズとの対戦でした。毛利が彼らについて、「(林と)コンビで『ほんまにすげーな』って喋っていました」と賞賛すると、林もそのすごさをこう語りました。

「めちゃくちゃシンプルに言うと、面白いことを言うのが上手なおじさんたち。先輩のこと言うのは本当に失礼なんですけど、最初から『ネタがない』っておっしゃっていたわりに、ずっとウケはるし、ちょっと弱くなったところも逆手にとって、ちゃんと笑いに変えてすごいなと思いました」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

この日、披露した3本のネタ選択について聞かれると、毛利は「1本目は僕らのなかで強いネタ。ラスボス的な存在のテンダラーさんを潰すためには……みたいな。温存するって選択肢はないと思います」と説明。林も「たぶん温存したら負ける可能性が高い。みなさんもその考えなので、強い順に出すしかない」と振り返りました。

決勝メンバーでツアー計画!?

優勝したギャロップには、賞金1000万円が贈られました。その使い道について林は、優勝と無縁だったときは好き勝手に言っていたといいながら、「いざ入るとね……。使わないでしょうね~。これが、大多数の日本人の答えじゃないかなと思います。老後の不安もあるんで」とのこと。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

一方、毛利は「漫才に還元したい」とコメント。もともと2人で“仕事着”のスーツを作る話が出ていたそうですが、今回は副賞として「銀座英國屋オーダースーツ仕立て券」がプレゼントされることに! 林は「どっちみち買おうと思っていたものがもらえるなんて、最高ですよ! これが、いちばんいい!」と喜びを爆発させました。

さらに記者から「優勝後に声をかけられた人は?」との質問が出ると、毛利は、スピードワゴン・小沢一敬とのやりとりを紹介しました。小沢とは大会直前、決勝のメンバーでツアーをしたいという話をしていたそうで、「そのとき『優勝者が軸をとってやってほしい』と言っていたんですが、優勝が決まった瞬間、『(軸をとるのは)お前だな』と合図をくれました」。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そんな熱い話の流れで、「後悔」を口にしたのは番組中、松本とのやりとりで爆笑を生んでいた林。

「(番組の)最後に東野さんが話を振ってくださったんですけど、熱くなって頭が真っ白になっていたので、ふつうのことを大声で言うてしまったんですよ。松本さんからは『あそこ、後ろ向かないと』と言われました」

番組中に、林の“ハゲネタ”をめぐって「後ろを向いただけで笑いが取れる」と盛り上がったやりとりを踏まえた指摘です。

林は「おっしゃる通り。『何をしているんだ俺は……もう浮かれてるじゃないか!』と自分を戒めました。誰からのアドバイスよりもスッと入ったんで、心の中にとどめて、これからの芸人生活をやっていきたいと思います」と襟を正していました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』公式サイトはこちらから。

公演概要

『THE SECOND LIVE ~同争会~』
日時:6月8日(木)開場18:00/開演19:00
会場:日本青年館ホール
出演者:テンダラー、シャンプーハット、マシンガンズ、ギャロップ、かもめんたる、囲碁将棋、ガクテンソク、ラフ次元、ランジャタイ

詳細はこちらから。
FANYチケットはこちらから。

■「マイクの達人2023 ~漫才トーナメントを戦い抜いた実力派漫才師が上本町に大集合!~」

日時:6月11日(日) 開場15:00 開演16:00
場所:大阪国際交流センター 大ホール
出演:金属バット/ラフ次元/インポッシブル/Dr.ハインリッヒ/囲碁将棋/スリムクラブ/モンスターエンジン/スーパーマラドーナ/ギャロップ/テンダラー/COWCOW
≪MC≫浅越ゴエ
チケット:前売・当日4,000円

詳細はこちらから。
FANYチケットはこちらから。

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ