映画を通して人生を語る…ガレッジセール・ゴリが初回ゲストに“奇抜なあの人”を呼んだワケ

お笑い芸人、役者として活躍中のガレッジセール・ゴリ(48)が、映画監督・照屋年之(本名)として、「気になる人」をゲストに迎えてお送りするトークイベント『映画のような生を、、、Live life like a movie』が、3月28日(日)に東京・よしもと有楽町シアターで開催されます。

出典: FANY マガジン

照屋監督は、出身地である沖縄に伝わる死者をミイラにして骨を洗う風習を描いた映画『洗骨』(2018年公開)で、現役芸人としては北野武監督以来となる日本映画監督協会新人賞を受賞。第40回モスクワ国際映画祭にも公式招待されました。

このほか、沖縄国際映画祭を皮切りに、上海国際映画祭、ハワイ映画祭、済州映画祭で上映され、昨年8月にはニューヨークで開催された第12回JAPAN CUTSで観客賞を受賞。直近では、アムステルダムで開催された第12回シネマジア映画祭でも審査員特別賞を受賞するなど、海外からの評価も高く、注目を集めています。

そんなゴリの映画監督としての顔がたっぷり見られるイベントはどんな内容なのか!? ファニマガ芸人ライターのもりやすバンバンビガロがしっかり聞いてきました!

出会いは紀伊国屋書店の「本棚」

――いったい、どんなイベントなのでしょうか?

お迎えするゲストにおすすめ映画を挙げてもらって、その映画を通してフリートークします。そして、そこからゲスト自身も掘り下げていこうというイベントです。

――楽しそうですねぇ~! 初回ゲストは写真家のヨシダナギさんですが、なぜヨシダナギさんなんですか?

出会いは、新宿・紀伊国屋書店の本棚でした……。

――え? 紀伊国屋?

はい。何年か前、そこで彼女の写真集を初めて手にしたんです。美しい写真集です。ただ、綺麗な写真ならそれこそヨーロッパの景色や建物でもいいのに、なぜか彼女はアフリカ先住民や少数民族の写真にこだわっていた。どうやったらこんないい写真が撮れるんだ?って感動して……。その後、『クレイジージャーニー』(TBS系バラエティ番組)などでも特集されていて、やっぱり、まわりがほっとかない人なんだなぁと気になってました。僕も映画監督をさせていただいてますから、”撮る“ということでもお話ししたいですし、単純にそんなヨシダナギさんおすすめの映画も知りたくないですか?って。

出典: FANY マガジン

――知りたいです。ゴリさん、いや照屋監督は、そのヨシダナギさんおすすめの映画をすでにご覧になられたんですか?

もちろん。おすすめされたのが2本あって、2本とも観ました。ここでは言えませんが、とんでもない映画でした(笑)。僕、本もそうなんですが、好きな映画ってその人を形成するパーツの一部になってると思うんです。映画を通して、ゲストに迎える人たちが実はどんな人なのか? そんなことを知っていけるイベントになればと思っています。

出典: FANY マガジン

「沖縄」に恩返ししたい

――その2本、気になるなぁ。ところで、イベント名が『映画のような人生を、、、Live life like a movie」ということですが、ゴリさん自身の人生はいかがでしょう?

まさに映画のような人生ですよ(笑)。ただただ東京に憧れて沖縄を飛び出して、2浪して入った大学で学んだのが映画学科でした。でも、中退して芸人を目指した。劇場のボランティアから始まって、むかしテレビで見ていた番組にも出られるようになり、いつの間にか冠番組まで持てるようになっていました。40歳過ぎたあたりからでしょうか。自分の人生をよく考えるようになりまして、改めて「沖縄」に助けてもらってたんだと気づいたんです。

――沖縄、ですか?

そう、沖縄です。僕ら、沖縄が出身じゃなかったらここまで来られたかどうか。その意味でね、沖縄に恩返ししたいなぁと強く思うようになって、そこから沖縄の映画を撮り出しました。ね、まさに映画のような人生でしょ(笑)。

出典: FANY マガジン

気さくにインタビューに答えてくれた“ゴリさん”こと照屋監督。お笑い好きから写真好き、映画好きの人まで、みなさん! ぜひ、3月28日(日)のイベントに足をお運びくださいませ! 楽しいことまちがいなしです。

公演概要

『映画のような人生を、、、Live life like a movie
日時:3月28日(日) 開場16:30/開演17:00
会場:よしもと有楽町シアター
出演:ガレッジセール・ゴリ(照屋年之)
ゲスト:ヨシダナギ
チケット:前売2,300円/当日2,800円/配信1,000円

【内容】
ゲストと「映画」を通してフリーにトークするおしゃれなライブ。新型コロナの影響で延期されていたものが、満を持して開催。今後もゲストを変えながら、ゴリこと照屋年之のライフワークとして開催していく予定です。