M-1グランプリ2022敗者復活戦で、数々の人気コンビを抑え2位に躍り出てお茶の間を大いに沸かした今注目の若手お笑いコンビ・令和ロマン。そのボケを担当し、自他ともに認める「お笑いオタク」である髙比良くるまが、その鋭い観察眼と分析力で、「漫才」について賞レースや東西の笑いの違いなどさまざまな視点から「考えすぎでは?」と思うくらい考察していく月1更新のweb連載「漫才過剰考察」が、7月14日(金)から辰巳出版Webマガジン「コレカラ」で始まりました。
第1回はM-1グランプリ2022を完全考察
先月ついに始動したM-1グランプリ2023。昨年に引き続き今年はどんなドラマが見られるのか、今から楽しみにしているファンも多いことでしょう。そこで今一度、このタイミングでくるまが昨年のM-1グランプリを完全考察。ファーストラウンドでは「さや香」が圧倒的強さを見せつけたかのように思えましたが、最後の10組目に現れたダークホース「ウエストランド」が優勝。これについて、くるまは下記のように考察しています。
(以下連載より抜粋)
「(M-1グランプリ2022の)結果は先ほども出演してくれた井口さん擁するウエストランドさんが制し、審査員・ダウンタウン松本さんの総括、『窮屈な時代でもテクニックとキャラクターがあれば毒舌も受け入れられる』が、この大会を象徴する文句となりました。
ただ、これでもって『必然だった優勝』とする流れは同意しかねています。
確かにM-1というのは常に時代の影響を受けやすく、コロナ初年度の2020は全てを弾き飛ばすマヂカルラブリーさんが、2021は続く不安感を消し去るような錦鯉さんが制してきました。その流れでのウエストランドさんというのは納得してしまいそうなのですが、予選から全体的なムードで考えると、もう少し違う期待感が漂っていたはずなのです。」
出典:辰巳出版Webマガジン「コレカラ」
笑いの世界だけでなく、そのときの社会状況も踏まえた鋭い視点とすぐれた言語化能力で、昨年のM-1グランプリで何が起こっていたのか、ダークホース優勝のドラマはいかにして生まれたのかを徹底解説。
連載公開から即大反響!
7月14日(金)17:00から開始した本連載ですが、Twitterでは面白さとわかりやすさ、くるまの高い言語能力に感嘆の声をあげる人が続出しています。
(以下、Twitterのコメントより)
「すごく良い連載がはじまってる」
「日本語をあやつるお仕事って素敵だなあ 無料で読めるの幸せすぎる まじ聡明」
「最高の頭脳が最高の言語化をされていて最高」
「文章力ありすぎて口を含めた全身開いてる」
「最高なんだけど!!!くるま先生の活字媒体、待ってた待ってた」
「すごーく面白くてわかりやすい」
第2回は8月中旬頃に公開予定、テーマはお笑い界では鉄板の話題になりつつある「東西での笑いの違い」について、くるまが様々な視点で分析し考察していく予定とのこと。
■第1回「ウエストランドの漫才はタイムマシンだった」はこちらから
<著者プロフィール>
令和ロマン・髙比良くるま
1994年09月03日生まれ。東京都練馬区出身。芸人。吉本興業所属コンビ・令和ロマンとして活動。東京NSC23期首席。神保町よしもと漫才劇場に所属している。