ザ・プラン9が「6人体制」に! リーダー久馬は「最終的には9人にしたろうかな」

3人組お笑いユニット「ザ・プラン9」(お〜い!久馬、浅越ゴエ、ヤナギブソン)に、ついにメンバーが新たに加わりました! 新メンバーは、お笑いコンビ・チョップリンとして活躍してきたコヴァンサン(小林幸太郎)ときょうくん(西野恭之介)、そしてピン芸人の爆ノ介の3人。

今回、ファニマガではリーダーであるお〜い!久馬に緊急インタビューを敢行し、その経緯や思いを聞きました。

出典: FANY マガジン

ザ・プラン9は、2001年4月にお〜い!久馬が浅越ゴエ、鈴木つかさとともに結成。翌2002年になだぎ武、ヤナギブソンが加わり、5人組ユニットとしてコントや芝居で人気を集め、2006年には『M-1グランプリ』決勝に進出、大きな話題を呼びました。その後、2008年に鈴木、2015年にはなだぎが脱退し、3人体制で活動していました。

もともとメンバー増員の話題が出たのは2016年、ザ・プラン9結成15周年のころのこと。それから4年の歳月が流れ、ついにこのたび新メンバーの加入となりました。

この間、どんな心境の変化があったのか、そしてこれからグループはどこに向かうのか――率直に語ってもらいました。

出典: FANY マガジン

きっかけはたむけんからの電話

――メンバー増員の話は以前からありましたが、ついに現実となりました。おめでとうございます!

あ、おめでたいことなんですね(笑)。そうなんです。15周年の時(2016年)に、募集というか「メンバー入れたいな」と言ってて、その当時から親交の深い小林くんと西野くんは、ノリとか冗談も入っていたでしょうけど、「入りたい」みたいなことを言ってくれてはいました。

爆ノ介は、いまから1~2年前かなぁ。たむらけんじから電話があって、「爆ノ介をちょっとプラン9に入れたってもらえませんか?」と。ギブソンがプラン9に入った経緯と同じです。たむらは、たまにそんなことをするんですけど、まぁ、あいつが言うなら間違いないかな、という感じでしたね。

でも、それでいざ「新メンバーが入ります!」ってなった時、申し訳ないんですけど、爆ノ介だけっていうのがちょっと……あまりインパクトがないかな、と(笑)。世間的にもちょっと驚かせたいな、という思いがあったんです。

――新メンバーの顔ぶれもさることながら、一気に3人増員ということにも驚きました。

僕自身がピンから5人組になって、4人組になり、3人組にという経験したんですけど、6人組ってやったことないから、これから6人のネタを作ってみたいな、と思い始めたのもあります。それに5人組だと、前のイメージもあるやろうし、比べられたら入った子らも辛いやろうし。

出典: FANY マガジン

――メンバー増員について、浅越ゴエさんとヤナギブソンさんの反応はどうでしたか?

爆ノ介については、たむらから話があった当時、ただ単に報告という感じで「たむらからこんな話があったから、入れると思うんやけど」と話しました。ギブソンは「そうですか」と。同じ形で加入しているので、急に「いやです!」とはならないですよね(笑)。浅越も、久馬さんが言うなら……という感じだったんじゃないですかね。

小林くんと西野くんは、この春にフリーになったところ(今年3月末に松竹芸能を退所)だったので、「そのへんがどうなるのかちょっとわからんけど……」みたいな感じで。

でも、僕はずっと「女の人」と「男前」を入れたいと言ってきたから、どちらも叶わずやなぁ、と思ってますけどね(笑)。女性を入れようかなというのは、いまでも考えています。

――新メンバーの3人は、プラン9への正式加入を知らせた時、どうでしたか。

爆ノ介の時は、たむらも一緒だったのでなんとなくワイワイした感じにはなりました。でも、西野くんはやや慎重でした。チョップリンというコンビで20年やってきていますからね。「嫌とかではなくて、チョップリンというのもあるので考えさせてください」と。小林くんはすぐに「入ります!」と言ってましたが(笑)。

出典: FANY マガジン

「偶数」は新たな挑戦

――今後、メンバーに期待したいことはありますか?

小林くんのああいう風貌はいままでいなかったので、ヘンな役とかなんか使い勝手があるなという感じですね。でも僕、よく似てると言われるんですよね……。小林くんもよく街で言われると言ってました。一度、僕のふりしてサインしたと言ってましたから(笑)。

それと、僕の中では浅越とギブソンはもう立派に育ったと思っているんです。一人前になって、1人でも仕事して、1人でも食べていけると思うので、そこが大きいですよね。僕がちょっと苦労したい、というか(笑)。

――苦労したい、というと?

誰かの面倒をみたい。僕、結婚もしていないし子どももいないので、グループだけでも養っていきたいな、と思っていて。里子を引き取ってまた育てて、みたいな感覚でしょうか。

当初の結成時のことを考えると、僕はもっと頭がおかしかったな、と思うんですよ。(かつて結成していたお笑いコンビ)シェイクダウン時代に、相方に急に「メンバーを増やしたい」と言うとか、いま思えば頭おかしいなと思うんです。どうなるかもわからんのにプラン9を結成して、よくそんなことができたなと思います。いまは、安定はしていないけどちょっと考え方が落ち着いてきました。

出典: FANY マガジン

――久馬さんの中で、理想の人数はあるんですか?

もともと5~6人でなんかしたいというのはコンビ時代から思っていたんですが、なんとなく今は奇数がやりやすいなと思ってるんです。だから新たな挑戦として、偶数である6人で。でも、最終的には9人にしたろうかな、とちょっと思ってきてますね。また増員の可能性はあるかもしれないです。そのうちみんなに「ええかげんにせえ!」と言われるかもしれませんが……。そんなこと言いながら、結局最後は1人やったりして(笑)。

メンバーの増減は自由でいい!

――6人体制は新たな挑戦ということですが、具体的には?

活動としては、基本的にはこれまで通りです。コントを主にやっていって、年に1、2回お芝居をやって。僕の中で偶数、たとえば4人の時、なぜかわからないんですけど、「あとひとり、何の役やらせよう?」というのが多かったんですよ。というか、3人と5人がやりやすかったというだけなんですけど(笑)。6人でやってみて、初めて偶数がやりにくいかどうかがわかるのかもしれません。実験ですね。

出典: FANY マガジン

――では、今後もメンバーの増減があるかもしれないですね。

そうですね。もともと、プラン9って増減は自由でいいと思ってるんです。でも、メンバーが減るとファンの方から「いやや!」という声もあったりして、「そんな感じなんや」と意外でした。もっと自由に思ってくれていいねんで、と。野球チームみたいな感じでね。だって、誰も「阪神に1人増えるのいやや!」とかないでしょ(笑)。

――確かに、チーム自体が好きという人が多いですね。

誰が来ても阪神が好きやし、よそのチームにいても阪神に入ったら好きになるし、そういうのが憧れなんです。だから、戦力外通告もあるかもしれませんし、僕が通告される可能性もあるわけで(笑)。とはいえ、僕は基本的にずっといると思うんですが、あとは自由。ザ・プラン9のファンであって、そこにどんなメンバーが来ても好き、という感じで見ていただけるのが理想ですね。

出典: FANY マガジン

イベント概要

新生THE PLAN9 芝居座~其の四~ オーナイ!~通夜~
場所:なんばグランド花月

1公演目(※配信無し)
日程:12月7日(月)
時間:開場:18:20 開演:19:05 終演20:45予定
料金:前売4000円 当日4500円
出演者:ザ・プラン9(お~い!久馬、浅越ゴエ、ヤナギブソン、コヴァンサン、きょうくん、爆ノ介)

2公演目
日程:12月8日(火)
時間:開場:19:15 開演:20:00 終演21:40予定
料金:前売4000円 当日4500円 配信2000円
出演者:ザ・プラン9 (お~い!久馬、浅越ゴエ、ヤナギブソン、コヴァンサン、きょうくん、爆ノ介)

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