ノンスタ石田がこどもたちと大激論! 「ちゃんと意見が言えた」 東京都こども基本条例でワークショップ

「東京都こども基本条例」の理解を深めるために今年5月にスタートした「みんなでつくる!こども基本条例プロジェクト」。その一環として、こどもたちが条例を楽しく学ぶワークショップが、8月6日(日)に東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。NON STYLE・石田明、ランパンプス(寺内ゆうき、小林良行)も参加したロールプレイでは、こどもたちと一緒になって大激論が! 身近な事例で“こどもにやさしい東京”を考えました。

出典: FANY マガジン
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東京都では、「チルドレンファースト」の社会の実現を目指し、都政の政策全般をこども目線で捉え直し、こども政策を総合的に推進しています。

「東京都こども基本条例」では、全てのこどもが、今と将来への希望を持って伸び伸びと健やかに育っていけるよう、社会全体でこどもを育む環境を整備していくこととしており、こどもをはじめ、都民の多くの皆様と、この理念を共有していくことが重要です。

そこで、東京都と吉本興業は連携して、「みんなでつくる! こども基本条例プロジェクト」を立ち上げ、条例の理念の普及啓発に取り組んでいます。

今年度は年齢や発達段階に応じて、「東京都こども基本条例」の内容をわかりやすく伝えるための「動画制作」と、こどもたち自身の発信で条例の認知を広げてもらうことを目的とした「ワークショップ」の2つのプログラムを実施します。

芸人たちがロールプレイでヒートアップ

「ワークショップで学ぼう!」と題されたこの日のプログラムには、小学生から高校生までの21人が参加。小学校低学年(2グループ)、小学校高学年(2グループ)、中高校生(1グループ)に分かれ、各グループに1人ずついるファシリテーターを交えてロールプレイを実践しました。

ロールプレイとは“役柄を演じる”という意味で、こどもたちがそれぞれ「悩みを抱えるこども」や「(先生やおうちの人などの)大人」の役割になりきって意見を出し合います。まずはノンスタ・石田やランパンプスが見本を披露。

出典: FANY マガジン
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「思いっきり公園でボール遊びしたい!」というテーマで、「公園でボールを使って思いっきり遊びたいA君」「こどもたちに公園で思いっきり遊んでほしいけど、うるさくなるのが心配なBさん」「A君がどうすれば公園で遊べるか、一緒になって考えるお母さん」に分かれます。演じる役が決まったら、ワークシートに“キャラ”と“きもち”を書き、こどもたちから聞かれたことについて、ワークシートに沿って答えます。

出典: FANY マガジン
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芸人たちの見本が終わると、各グループでロールプレイに挑戦です。小学校低学年の2グループは、ノンスタ・石田たちが実践したのと同じ「公園のボール遊び」をテーマにしたロールプレイを演じます。

出典: FANY マガジン
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A君のキャラ設定を「13歳、好きなことは“逆立ちで歩くこと”、ボール遊びができなくてめっちゃ怒ってます!」と細かく設定するこどもがいたり、公園の近くに住んでいるBさんの年齢設定を「10万歳」にするユニークなこどももいて、それぞれが楽しそうに進めます。

「野球部に入りたい女の子」の悩み

小学校高学年グループは、「野球部に入りたい女の子Aさん」「Aさんに“女の子らしいスポーツ”をしてほしい母親」「Aさんといっしょに野球をしたいけど、ちゃんとできるか不安なお兄ちゃん」を演じます。母親役の男の子が、自身が担当するキャラクターについて「名前が思いつかないよ〜!」と悩んだり、お兄ちゃん役の女の子がキャラクター設定を「……モテる(笑)?」と考えたりと、和気あいあいとした雰囲気の中、それぞれが演じるキャラクターを膨らませていきます。

中高生のグループは、自宅以外で勉強ができる場所を探している2人の生徒と、それを見つけてあげたいと思っている先生をロールプレイ。“勉強ができる場所”についていろいろな候補を考えながら、ワークシートに記入していきます。

ワークシートをもとに意見を言い合うワークショップ本番では、「ボール遊びができるお庭を家の屋上に作ってほしい」というこどもにお母さんが「OK!」と答えて解決したり、「放課後、学校で勉強したい」と話す生徒に、ファシリテーターが「誰か大人が一緒にいないと、子どもたちだけで自習するのは難しいかも……」と話すと、子どもたちから「ボランティアの人にお願いしたい」「税金でなんとかできるといいと思う」などのアイデアが次々と飛び出します。

芸人たちも「こども(主人公)の友だち」という役割で、いろいろなグループに少しずつ参加。野球部に入りたい女の子Aさんの友だち役を演じたランパンプス・寺内は、「女子の野球部を作れるくらい部員を集めて、Aさんが楽しく野球ができるようにしてあげたい」と発言し、グループのみんなから「おぉ〜!」と感心されていました。

「ワークショップで5歳若返った」

ロールプレイ終了後、こどもたちからは「ちゃんと意見が言えた」「ロールプレイをする前と後で考え方が変わった」「人が差別を受けず、大人もこどもも関係なく、みんなが安全で平和な社会が生まれていくといいと思った」などの感想が飛び出します。

それを聞いた東京経済大学現代法学部の野村武司教授は「みんな、がんばりましたね」とこどもたちを労いながら、「この条例の主人公はこども。いちばん大切なのはこどもの意見です。実は今日、みなさんはこどもの権利にとってもっとも大事なことを体験したんですよ」と、このワークショップの意義を説明しました。

出典: FANY マガジン
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また、ずっとワークショップを見守っていた国連子どもの権利委員会委員の大谷美紀子氏もこう語りました。

「みなさんすごいですね! 自分の意見を言って、それに誰かが反応してくれるというのはすごくいい経験になったと思います。家に帰ってもお父さんやお母さん、お友だちに話して、これからもこどもは意見を言っていいんだということや、条例について広めていってほしいなと思います」

出典: FANY マガジン
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イベント冒頭では、条例のことを「ちょっとしか知らない」と話していたノンスタ・石田も「このワークショップで5歳若返りました。みんなで一緒にこどものことを考えることができて楽しかったです。家に帰って、こどもたちとも話し合ってみたいと思います」とニッコリ。

この日はワークショップに加えて、野村教授による条例の説明や、条例にまつわるクイズコーナーもあり、子どもたちだけでなく、石田を始めとする芸人たちにとっても学びとなった1日でした。

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