「こっちはもう仕上がってますよ」武将様が大河ドラマ出演に意欲!? アート展『戦国夏祭り』開幕

ミサイルマン・岩部彰扮する「武将様」の作品を展示・販売するアート展『第百九十三回戦国夏祭り』が、8月20日（日）まで大阪・なんばのLAUGH & PEACE ART GALLERYで開催されています。武将様のセンスとおもてなしの心がギュッとつまった“夏の宴”がなんばに降臨！　初日の8月12日（土）には会見が開かれ、武将様とゴエ爺（ザ・プラン9 ・浅越ゴエ）が出席し、展覧会の見どころから戦国時代の“思い出”話まで、たっぷりと語ってくれました。

ダイアン・ユースケとのコラボ作品も

展覧会では、絵画や立体物などアート制作を得意とする武将様が、「夏祭り」をテーマにした約1300点もの作品を出品しています。会見で武将様は、今回のテーマについてこう語りました。

「疫病で数年近く、世間様では夏祭りが開催されていなかったが、やっと今年から各地で開催されるようになった。あの日、あの時、子どもたちが体験できなかった夏祭りを、こちら『戦国夏祭り』で埋めていただければ」

武将様と“同期”である織田信長がこよなく愛した夏祭りを再現したそうで、ゴエ爺は「戦国の夏祭りなので、来るだけで勝負運がつきます。お守り代わりにいろんなものを買っていただき、夏祭りを楽しんで」と呼びかけました。

ゴエ爺は「武将様はすべてに全勢力を注いでおります」と胸を張りつつ、注目ポイントも解説。夜店コーナーの作品について、「購入していただいたらどんどんはけていくので、できれば早く来ていただいたほうが賑わいがある」とアドバイスします。

絵画作品のなかで、いちばんの注目は「戦国と太秦」だそう。武将様とダイアン・ユースケ扮する太秦の時代劇俳優キャラ・岸大介の肖像画で、それぞれの直筆サインが入っています。会見の5日前、ユースケが武将様の生誕祝いを焼肉屋で催したそうで、「煙まみれのなかでサインをもらった。あいつ照れ屋だから、この絵については何も言わなかったな」と交流秘話を明かしました。

織田信長もかぶったお面！？

ゴエ爺が目利きしたという自慢の「お宝骨董市」のコーナーも、実はすべて自身の手作りです。イチオシは「一利休（いちのりきゅう）の茶器」で、「千利休の茶器の1000分の１の縮尺で作った」とのこと。あまりの小ささに「何も入らん」と自虐で笑わせつつ、完成度には自信をのぞかせます。

キツネのお面に一つひとつ違う柄と名前をつけた「摩訶不思議戦国お面」について、武将様は「玄関に飾っておけば家内安全・無病息災、お部屋に飾っていただければ運気爆上がり。頭につければもうそこは戦国の夏祭り」と語ります。かつて“信長もかぶっていた”とのことで、「懐かしいな〜」と昔話が止まらない2人でした。

質疑応答で、戦国時代を舞台にした大河ドラマ『どうする家康』について感想を聞かれた武将様はこう熱弁。

「（ストーリーを）作りすぎでは、とか言われているが、この世の中であの時代を知っているのは（武将様とゴエ爺の）2人しかいない。教科書に書かれたことだけが本当のことじゃない。そこは自由でいいじゃないか。ロマンがありすぎるのは悪いことじゃない」

一方で今回の大河ドラマに出演を熱望していることも明かし、「ぜんぜん声がかからないから、何やってんのかなと思って」と不満爆発！？　「いよいよ武将様とゴエ爺の宣材写真をつけてつぶやいてやろうかなと。こっちはもう仕上がってますよと言いたい」とコメント。

来場者が参加できるゲームも

会場では、入り口の左手から「摩訶不思議戦国お面」が来場者を出迎えます。右手には、神社の鳥居を模したフォトスポットを設置。奥に進むと、「織田信長のりんご飴」「真田の中央くりぬき小麦揚げ」「千利休の茶菓子」「伊達政宗の参十壱氷」など、戦国の武将や茶人が発案したとされるグルメを模した作品が並びます。

武将様が手掛けた絵画も多数展示。黒いシルエットがスタイリッシュな“ミニシリーズ”のほか、「武将様は暗い色使いが多いんだけど、夏ということで明るめの色を取り入れた」という絵画群も目を引きます。ガチャポンならぬ「運試し戦国混ぜ玉」も来場者に人気。

初めての試みも用意されています。「濃姫さまの幼少期、花火を見ている横顔を描いた」という少女漫画タッチの絵画は、1930（いくさ）円からの入札形式で販売。イベント終了時にもっとも高い値段をつけた人が購入できる仕組みです。真っ白なキャンパスも展示されていて、こちらは購入者が題名と好きな色２色を伝えると、武将様が作品を制作してくれるそう。こちらは３人限定となっています。

ピンボールの元祖ともいえる遊戯台「本能寺」は、得点上位３人に素敵な作品が届く“賞品つき”。これまで吉本芸人たちも多く参加していて、記念すべきトップバッターは西川きよしでした。前回の『戦国武将様大展覧会』では約200人の来場者が「本能寺」挑戦したことから、今回はさらに上の「300名超えを目指している」とぶち上げました。