石田靖&アキがスペシャル対談! 5年半ぶりのルミネ『石田笑店』の魅力は「ひと言で言うたら…踊ります!」

石田靖ファミリーによるスペシャル公演『石田笑店』が、きたる10月15日(日)、5年半ぶりに東京・ルミネtheよしもとに帰ってきます。東京と大阪の新喜劇メンバーがひとつになって笑いを届ける『石田笑店』に、かつてルミネの劇場でともに舞台に立ってきた吉本新喜劇座長のアキが参戦! 千葉公平、森田まりこを引き連れて古巣に乗り込み、相方である水玉れっぷう隊・ケンをはじめとする石田班メンバーとの共演を果たします。今回は石田とアキに直撃し、2人が「同窓会みたい」と口を揃える今回の公演の見どころや熱い思いをたっぷりと語ってもらいました。

出典: FANY マガジン
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西も東も関係なしでおもしろい!

──ルミネtheよしもとでの『石田笑店』の開催は約5年半ぶりです。

石田 そんなになりますか! ルミネでやるときは、サブタイトルで「西も東も関係ない」と謳ってるんです。ルミネの「SPコメディ」にはおもしろいメンバーがたくさんいるから、大阪の(新喜劇)メンバーと一緒にやりたいな〜と思って。そっから2名ほど(アキ、千葉)大阪に行ってますし(笑)。今回は、その2人が揃って大阪から来てくれるから、ちょっと同窓会的な感じもあります。

──石田さんが、ルミネでの新喜劇「SPコメディ」で目指していることを教えてください。

石田 志(こころざし)的には、最初に「東京で新喜劇をやってくれ」と言われたころから何も変わってないんです。かつては水玉れっぷう隊とか千葉公平とか、あといまも向こうでくすぶってる芸人さんがいっぱいいるんですけど、みんな力はあるんで、そこをもうちょっと押し上げたいっていう気持ちもあって……。

(石田班OBの)アキがちゃんと座長になってくれて、千葉も(8月20日に発表された新喜劇の)総選挙で2位になって……やっぱり一緒にやってたメンバーがそんだけ仕事できてるっていうのが僕はうれしい。だから、「西も東も関係なしでおもしろいですよ」っていうのを今回も改めてお伝えできたらいいですね。

出典: FANY マガジン
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──アキさんはどんな心境ですか?

アキ 実家に帰ってきた感じですね。石田さんのもとで、新喜劇の基本というか、すべてを学ばせていただきましたから。

石田 ほぼほぼ(石田班の「SPコメディ」に)出てもらってたよな。

アキ いやもう100%出してくれはったんで、感謝とか、そんな言葉では表現しきれない。いまこうやって新喜劇で頑張っていられるのも、石田さんが何十年も前から「水玉(れっぷう隊)はおもろい」とか「動ける」とか「芝居もちゃんとする」とか、会社の人が見てくれてないところまで見てくれてたおかげ。恩返しの気持ちです。

石田 ありがとうございます!(笑)

アキ 東京時代、誰も目をかけてくれてない時から使ってくれたっていうのは、死ぬまでずっと言い続けます。それがまた東京で、こうやってお祭り感覚で一緒にできるっていうのも、めっちゃうれしいです。

アキ「石田さんが見つけてくれた」

──大阪からはアキさんと千葉さんに加え、森田まりこさんが出演します。

石田 一緒にルミネでやってきたメンバーを入れたかったというのと、やっぱり若い子たち、これから中軸になっていくメンバーが、お互い刺激し合ったほうがいいなとも思って。いま東京で一緒にやってるピクニックや西村ヒロチョ、夫婦のじかん・山西(章博)なんかを、こっち(大阪)の座長や、こっちで戦ってる人たちと絡ませてあげたかった。
夢は「東京所属だから」「大阪所属だから」とか予算とか関係なく、たくさんのメンバーを呼んで、東京はもちろん全国で新喜劇をやること。今回も、その一環かなと思ってます。

出典: FANY マガジン
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──座長のアキさんから見た、千葉さん、森田さんの持ち味を教えてください。

アキ まりこちゃんは、上に(山田)花子さんがいて、(島田)珠代さんがいて、そこを見て悔しい思いもいっぱいしながら、ネタを作ってがんばってる。なんか根性が見えますよね。珠代さんが大爆笑とったあとに出る時もあるんですけど、めっちゃウケることもあれば、ものすごいスベってることもあって。ただ、それが成長に繋がってると思うんです。

最近は、すごく頼もしくなってきましたね。千葉くんは、むかしからルミネで一緒にやってたんで、器用やっていうことも知ってますし……。だからまあ、結局、僕がいちばん言いたいのは、すごいことしてるんすよ、石田さんって。

石田 いや、してないやろ(笑)。

アキ 東京で、めっちゃ発掘してはるんですよ。僕もこうして大阪で、色もんさんとも戦えるような笑いを作ってますけど、それは石田さんが東京時代に見つけてくれたから。僕みたいなやつを、石田さんは何人も抱えてはるんです。それを15年、20年前からコツコツやってきてはるから、この石田さんの努力をもっともっと広げるために、僕も頑張らなあかんなって。

石田 なんか泣きそうになってきたわ(笑)。ピクニック、山西、ヒロチョ、かたつむり・林(万介)、ケン……ルミネでは、そういうメンバーで、M-1チャンピオンがいっぱい出るなか、コメディをやるわけですから、「ウケへんかって終わりやで」っていつも言ってるんです。僕の所属する(吉本興業の)中尾班(中尾チーフマネージャーが担当する102組143人の芸人たち。YouTubeチャンネルもあり)にも面白い人がたくさんいるので、もっと知ってほしいんですよ。

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──今回の公演は、どんな舞台になりそうですか?

石田 やっぱり『石田笑店』は歌って踊って……。今回は、エグスプロージョン(おばらよしお、まちゃあき)と(ダンサーの)ひとりでできるもんさんが出てくれますし、楽器ができる芸人にも出てもらう予定なので、最終的にはショーみたいな感じで締めくくれたらなと思ってます。

──さらにエンターテインメントの要素が強いんですね。

石田 そうですね。『Joy! Joy! エンタメ新喜劇』(アキが主演・脚本・演出を務めるエンターテインメントショー)みたいな(笑)。

アキ それは関係ないでしょ(笑)。

「最終的に知事もいける」石田が太鼓判!?

──アキさんは吉本新喜劇座員総選挙2023で2連覇を果たして、新喜劇でも大人気です。

アキ 僕たちって、人気先行でぜんぜん芸が伴ってなくって、いろいろ苦労もしたんですけど、お互い負けず嫌いというか根性はあるほうなんで、それだけでやってきたみたいなところがあるんです。すごい才能を持った人がまわりにいっぱいおるわけで、そこはすごいプレッシャーにもなったし、負ける悔しさとかも味わいましたけど、そんななかで、やっぱりファンの方、人気っていうのもすごい大事なんやとわかった。
総選挙で全国の得票数を見ると、新喜劇でファンになってくださった方はもちろん、水玉れっぷう隊の時の大阪のファンの方、東京時代のファンの方、それこそ全国各地からの方と幅広くて、「これは僕の芸歴30年以上の票なんや」と。

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石田 水玉れっぷう隊はずっと人気ありましたからね。ファンの方が大人になって、子ども連れて見にきたりするもんな。

アキ 若手の子にも言われますよ。「その年で、まだ出待ちが何人もいてるってすごいですね」って。総選挙を経験して、改めてファンの皆さんを大事にしていかなあかん、感謝もせなあかんと思いました。

石田 最終的に知事もいけると思います。

アキ 選挙!? 僕は、(大阪・)新歌舞伎(座)や博多座、(名古屋・)御園座とかで1カ月間の座長公演をやって満席にする全国ツアーをするっていうのが夢なんで、国のためにとか道路を良くしてとか、そんな時間ないです……(笑)。

石田 一緒にやってきたメンバーがこれだけ人気あるっていうのは、僕も心強いですよ。

アキ それも石田さんが、ちゃんと見てはるってことですから。東京には、そんなんがまだうじゃうじゃいるんですよ。

石田 十把一絡げにされて、腐ってしまったら終わりじゃないですか。でも、みんな腐ってなかったんですよね。なにくそ負けるかっていう気持ちがあったし、おもしろいことをやろうとしてた。僕が「西も東も関係あらへん」って掲げてるのは、東京のメンバーは大阪の中堅どころとやったときに「くそー!」と思うし、大阪のメンバーは「あ、こんなことしてはんねや」っていう刺激があると思うから。

出典: FANY マガジン
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僕らも(かつて新喜劇が人気低迷していた時期の)「新喜劇やめよっかナ?キャンペーン」(1989~90年)で新喜劇に入ったとき、笑いの基礎がぜんぶ入ってて、色もんさんとまた違うおもしろさがあるっていうのをベテランさんから教えてもらったし、それがこれからもずーっと続いていったらいいのになと。東京に新しい劇場(東京ドームシティのIMM THEATER)もできることやし、石田班でやってることは、そのための布石でありたいと思ってます。

飛び出すか? ケンの「あかんよぉ〜」

──石田さんから見た、今回、出演する東京メンバーの魅力は?

石田 全員おもしろいですよ。コント師がおったり、ピンネタできる子がおったり。たとえば、光永(ひなた)なんかも器用で、ネタもできるし踊れるし歌えるし。出演者はまだまだ増えると思います。彼らが大阪メンバーと絡んで、どんな刺激を受けて動いてくれるかが、いまから楽しみですね。

アキ 共演したことない子も多いんで、僕もワクワクしてます。

石田 あと、アキがめっちゃかわいがってた赤松新にも注目です。ハゲいじりをルミネでやってるんですけど、いまひとつハネないんですよね……。そんな赤松が師匠のアキと絡んだときに、どう光り輝くかを見てください。

アキ 輝かないです。

石田 まあ、もしかしたら絡みないかもしれんしな(笑)。とにかく、いつもと違う、新鮮な絡みが見せられたら。ずっとルミネでやってきた、あの空気感さえ作れたらウケると思うんです。僕はいつも、チームで作ってる空気感を大切にしたいと思ってるんで、それを味わっていただきたいです。

出典: FANY マガジン
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──今回は、アキさんとケンさん、水玉れっぷう隊が久しぶりにそろってルミネのステージに立ちます。

アキ 石田さんの班で、相方とできあがったネタとかノリとかもあったりするんで、楽しみですね。

石田 水玉れっぷう隊の2人は、誕生日が一緒なんですよ。

アキ 性格はぜんぜん違うんすけど(笑)。

石田 だから二卵性の双子みたいな感じ。性格ちゃうし、容姿もちゃうし。そうや、知ってます? 「いいよぉ〜」に対抗する「あかんよぉ〜」っていうギャグがあるの。

アキ あれ、まったく流行らないんですよ。

石田 うちの子どもだけが言うてるわ(笑)。

アキ そうなんですか!(笑) レイザーラモンHGがブレイクしたときに、RGがやってたあのやり方なんですけど……苦戦してますねえ。「あかん」ってマイナスの言葉やし。

石田 『石田笑店』では、そんな伝説の「あかんよぉ〜」が見られるかもしれません。

楽しい“思い出づくり”につきあって!

──今後、『石田笑店』の東京での公演が増える可能性はありますか。

石田 僕はやりたいし、アキもスケジュールさえ合えば出てほしい。東京・大阪関係なしにやっていきたいと思います。

アキ 半年に1回はやりたいですよね。なんやったら月イチでも、僕は石田さんの班でまたやりたい。新喜劇の全国制覇っていうのは僕もめっちゃ熱く思ってるんで、もう半々でもええぐらいやっていきたいという想いがあります。

石田 ここで一致団結したほうがいいよね、ガツっと。

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──最後に、読者にメッセージをお願いします。

アキ 石田座長がおっしゃったように、同窓会感覚もあるし、いまの東京メンバーと僕や千葉が絡むのものすごく新鮮。いろんな懐かしいノリもあれば、新しいこともあったりで、もう大忙しの80分になると思います。東西とかいろんな化学反応が満載だと思うんで、ぜひ見に来てください!

石田 大阪で『石田笑店』をやるときも、なるべく東京のメンバーを出したいって言ってきたんですが、今回はその垣根がほんまに取れた感じ。これをひと言で言うたらなんやろな……踊ります!

アキ まあメンバー見たら、「踊ります」ですよね(笑)。

石田 歌って踊って笑って、シンプルに五感に訴える感じですね。新喜劇ってわかりやすいものなんですよ。ディズニーランドやUSJに行ったときって、なにも考えないでしょ。単純に楽しいっていうだけ。僕が座長をさせてもらってたとき、内場(勝則)さんとよく話したんですけど、理屈とか関係なく楽しいもんを味わってもらいたい。だから、ストレートに楽しみに来てくれたらいいなと思いますね。「ネタ振りであの時のあれが……」とか、どうでもいいです! アホらしいこといっぱいやってます。

──今回はそこに、エグスプローション、ひとりでできるもんのダンスが絡んでくるわけですね。

アキ その3人はプロですからねえ。

石田 え、じゃあアキは?

アキ 僕のダンスは趣味ですよ。思い出作りです。

石田 確かにある意味、思い出作りかもしれん。終活に入ったときに「オレ、楽しいことやってたな」って。皆さん、われわれの楽しい思い出作りにつきあってください!

アキ 座長からええひと言、出ました(笑)。

公演概要

『ルミネde新喜劇 in石田笑店』

出典: FANY マガジン
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日時:10月15日(日) 開場19:10 開演19:30
場所:ルミネtheよしもと
チケット:前売3,500円

FANYチケットはこちらから。

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