ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会でラグビー日本代表をみんなで応援するパブリックビューイングイベントが、10月8日(日)に東京・ヨシモト∞ホールで開催されました。1次リーグ突破をかけた大一番、アルゼンチン戦を“ラグビー芸人”として知られる中川家(剛、礼二)やケンドーコバヤシらが応援。日本代表は惜しくも敗れましたが、会場には約200人の観客が詰めかけ、最初から最後までボルテージは最高潮でした。
試合開始前からラグビー芸人たちが熱い!!
試合前、礼二は「応援するだけなんですけど、めちゃくちゃ緊張しますね。大いに期待できると思いますよ!」とコメント。剛も「ドキドキしますよね」と興奮気味です。
礼二は、日本代表の注目選手としてWTB(ウイング)のシオサイア・フィフィタ選手を挙げ、「初スタメンなので、パワーを生かしてぜひ頑張っていただきたい」とエールを送ります。剛はFL(フランカー)のリーチ・マイケル選手の名前を挙げて、泥臭いタックルに期待を寄せました。
ケンコバは、「今日勝ってくれるんやったら、俺の不祥事が発覚してもいい!」と吠えますが、同期でもある剛が「不祥事はないです。意外と真面目に生きてますから」と混ぜっ返します。ケンコバは注目選手として、FB(フルバック)のレメキ・ロマノラヴァ選手を挙げ、理由を熱く語ります。
「FW経験者からしたら、神様みたいな人なんですよ。(レメキ選手は自分で)ハイパント上げて(ボールを高く蹴り上げること)、自分であんだけ走りに行ってくれるって……お歳暮送りたくなります! ハイパント蹴って自分で行ってくれないと、オフサイドというのがあって、(反則になるので)FWはプレイできないんですよ。でも、レメキが先に行ってくれるから、(ほかの選手が)好きなプレーに移れる。実はすごいプレイなんです!」
リーチ選手の格好で登場したレイザーラモンRGには、観客から「リーーーチ!」というスタジアムでおなじみの歓声が上がります。RGが身に着けているパンツと靴下はリーチ選手本人からもらったものだと紹介し、共演者を驚かせました。この日のMCを務めた久代萌美アナウンサーは「今日の髪型は、堀江(翔太)選手をイメージしました」と話して会場から拍手を受けます。
このほか、スリムクラブ(真栄田賢、内間政成)は、真栄田が「ふだんは無気力のウーチ・マイケル(内間)も気合いが入っている」と笑わせれば、いぬ(有馬徹、太田隆司)はコンビで同じ高校のラグビー部だったと自己紹介し、ラグビーあるあるを披露して盛り上げました。
マユリカ(阪本、中谷)と9番街レトロ(京極風斗、なかむら☆しゅん)はまったくのラグビー初心者。阪本は、ケンコバから「一か八かのラグビーあるある」をムチャブリされましたが、まさかの爆笑をさらいます。9番街レトロは、持ってきたカバンが小さいという微妙なボケを繰り出して、ケンコバからツッコまれました。
「負けたけど、世界が近づいた」
続いて、自費でフランスへ応援に行っているラグビー芸人・しんやと中継を繋ぎました。会場周辺の盛り上がりや、しんやのギャグ、現地サポーターとのやりとりを伝えていると、プライベートで応援に来ていた和牛・川西賢志郎と遭遇!! ヒゲを生やした川西の姿に、会場からは驚きの声が上がりました。
そして始まった日本VSアルゼンチンの試合は一進一退の攻防。日本のトライが決まると、芸人と観客がハイタッチし、抱き合って喜びを爆発させます。試合中、国際放送にしんやが映ったシーンでは、会場が驚きと笑いに包まれました。
試合は惜しくも「27―39」で敗戦……。1次リーグでの敗退が決まり、礼二は「こればっかりはしょうがないですね。悔しいですけど、また4年後やってもらうしかないですね」とコメント。剛は「アルゼンチンの選手は個々が強いですね」と相手を称えます。
真栄田は「これだけいい試合をしたってことは、日本もティア1(最上位グループ)……トップに近づいていると思います。負けてしまいましたけど、世界が近づいた感じがしました」と今後に期待を寄せました。
ケンコバはこの日の日本代表の試合展開について、「全体的にキックの処理が甘かった」と振り返ると、「いまからでもフランスに行って応援してもいいですか?」。すかさず、礼二から「日本はもう負けてしまいました」とツッコミが入りました。