【独占密着】ピースが一夜限りのトークライブ“6年ぶり”の第一声は!? 「コンビのリズムや雰囲気が一気に戻る感じ」

綾部祐二と又吉直樹によるお笑いコンビ・ピースのトークライブ『ピーストークライブ ~本とアメリカ~』が、10月15日(日)に東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催されました。綾部が米国から一時帰国したタイミングで開かれたこの公演は、2人にとって、実に6年ぶりのコンビとしての活動。「舞台上で再会する」という“約束”を果たすため、楽屋入りから別々という徹底ぶりです。FANYマガジンではこの“復活”の場面に密着し、それぞれの舞台前の様子から再会の瞬間までお届け! 公演直後の2人にインタビューも行いました。

出典: FANY マガジン
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思い出の場所で6年ぶりにライブ開催!

「ピーストークライブ ~本とアメリカ~」は、綾部の渡米前からピースの2人が毎月、トークライブを開催してきた“思い出”のラフォーレ原宿で行われました。

綾部がアメリカに渡ったのは2017年の10月。長年抱いていた「ハリウッドスターになって、レッドカーペットを歩く」という夢を実現するため、9本のレギュラー番組や売れっ子芸人としての地位、収入をすべて投げ出して、39歳で単身ニューヨークに向かいました。

その後、日本にいっさい帰らなかった綾部ですが、今回は「親も年なので、そろそろ顔を見せに来た」という理由で一時帰国。10月中にはアメリカに戻るとのことで、束の間の滞在期間のなかで、この凱旋トークライブが行われることになりました。

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「再会」を楽しみにする2人

電話では時折、やり取りしているという2人ですが、「舞台上で再会しよう」と約束をしたことから、ステージ前のリハーサルや楽屋での待機からして完全に別々です。本番3時間前に先に会場入りした綾部は、「緊張は特にしません。楽しみですしワクワクします」と相変わらずの“大物”ぶりを漂わせながら、こう意気込みました。

「相方とのトークライブなんで緊張とかはないし、月1回やっていたものが、6年経っちゃったっていうだけのことです。僕も相方も72カ月分の話したいことがたまっているんで、それを2時間半の中でできるだけ喋りたい。自分がいちばん楽しむつもりで挑もうと思います」

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一方の又吉も落ち着いた様子で「2人で仕事をするのがすごく久しぶりなので、楽しみです。アメリカのことをいろいろ聞きたい」と、迫る“再会”への思いを語っていました。

綾部が星条旗を掲げて登場すると…

いよいよ6年ぶりのトークライブが始まります。オープニングは、綾部が日本を旅立つ日、又吉が空港で見送るシーンのVTRからスタート。このVTRも綾部自らがこだわって構成をしたもので、会場の興奮を高めていきます。

そしてVTRが終わると、又吉がステージに現れ、続けて綾部が星条旗を掲げて客席後方に姿を見せます。ハリウッドスターのような登場に、会場からはさっそく爆笑が起きていました。

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その後、軽快な音楽とともに客席をゆっくりと練り歩いた綾部は、ステージに上がると、又吉に握手をして力強くハグ。

「What’s up “bro”!(元気か? 兄弟!)」

そんな再会の第一声で抱き寄せられた又吉は、「慣れてへんねん!」と恥ずかしそうに笑顔を見せました。

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6年間の「アメリカ漫談」で大爆笑

そして、「改めまして皆さん、ピースです!」という綾部の挨拶から、爆笑のトークライブがスタート。「誰とでも仲良くなれる綾部のアメリカ交遊録」や、「ネイティブアメリカンの儀式で『寒い』という感覚がなくなった話」「スパニッシュに爆モテした話」「結婚後の心境」など6年間でたまった“アメリカ漫談”を、又吉が次々と聞き出していきます。

また、舞台上での再会を約束していたのに「又吉がニューヨークに遊びに来てしまった話」など、コンビの絆を感じるエピソードもたくさん飛び出しました。

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こうして2時間半のトークライブは、あっという間に終了。最後に又吉が今後の展望を聞くと、綾部は「変わらずアメリカを見続けて、もちろん入っていきます。アメリカ(ハリウッド)の門がちょっとでも開いたらググっと入っていく」と説明。続けてこんな言葉で、6年ぶりの舞台を後にしました。

「先生は東京で、私はアメリカに戻って。距離はまだまだ縮まっていませんが、ハリウッドの扉を開けるために頑張っていきますんで、なにとぞ我々ピースをまたよろしくお願いします。Thank you!」

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「あんまり6年ぶりって感じがしなかった」

ライブ終了直後に、やり切った表情の2人にインタビューをしました。

――お疲れさまでした。まずはトークライブの率直な感想を教えてください。

綾部 楽しかったよね!

又吉 楽しかった! なんか、あんまり6年ぶりって感じがしなかったですね。

綾部 ないんだよね。これ、なんだろうね。不思議っていうか。

――これだけの期間があいても、舞台上で違和感はなかったのでしょうか。

綾部 本当になんかある意味、なんの特別感もなかったっていうか。「ワケわかんないこと言ってんな」とか「またふざけだしたぞ」とかは思うけど、それもいつもの感じだし。だから本当に大げさに言うわけではなく、月1ライブの感覚だったよな(笑)。

又吉 そうそう、途中で思った。「むかしやってた、あれやなあ」みたいな。1時間くらい経ったときに「あれ? 一緒やな」って。お客さんも、なんとなくそれを感じたんちゃうかな。

出典: FANY マガジン
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綾部 お客さんも変わらずだったよな。落ち着くとこは落ち着くし、バーンって沸くとこは沸くし。マジで、むかしのトークライブの感じだった。(終わったあとに)もっと「ああすればよかった、こうすればよかった」とかあるべきだけど、本当にないだろ(笑)。

又吉 ないなあ(笑)。

綾部 なあ! オレはもっとあるもんだと思ってたよ(笑)。

又吉 でも、ほかの誰かとトークライブをやるときは、もうちょい「自分で何とかせな」みたいに思う。「これと、これと、これを喋ろう」みたいに考えたりするんですけど、コンビになると変わりますね。コンビのリズムとか雰囲気があって。今日はそれが一気に戻る感じがありましたね。

綾部 ほんと、不思議だよね。

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――久しぶりのライブで感慨みたいなものはありましたか?

又吉 オープニングのVTRを観ているときに、僕は袖で初めて観たので、若干、「うわー、これ6年前かあ」とは思いましたね。

綾部 あのVTR、よかったろ?

又吉 よかった。完全にオレがオフだったけどな(笑)。

――再会の瞬間では、綾部さんが又吉さんを抱き寄せていましたが、あの再会の仕方は決めていたのでしょうか。

綾部 いやー別に、なんだろう。なんか、その場の感覚的に。あれはオレの楽しみ方なんで。(又吉は)ああいうのが苦手だから。

又吉 いや、ハグ文化がないじゃないですか。やり慣れてないから。

綾部 すごい顔が赤くなってたもんな(笑)。

又吉 恥ずかしい、ハグは(笑)。

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やっぱ次はアメリカだね」

――ファンとしては嬉しい瞬間でした。今日の雰囲気を観ていたら、また次を期待してしまうのですが、次回の開催は未定なのでしょうか?

綾部 ヘンに冷めているっていうわけじゃないんだけど、本当に当たり前の感じだったから。だから「年1回、続けてやっていきましょう」ってことでもないかな。ぜんぜんネガティブじゃないんだけど、本当に6年前と変わらなかったから。

又吉 うん。サッカーチームのプレイスタイルみたいな感じでしたね。この選手がいるから、自分はこう動くみたいな。

綾部 そうそう。結局、パスも乱れないしね。こっちにヘディングするなら、こっちはシュートってね。

――阿吽の呼吸ですね。

綾部 阿吽でもないんですよ。「もう、なに言ってんだよ」とかはあるし。でもそれも、いつも通りって感じ。オレはいつも通り、喋りすぎたね。

又吉 いつもより喋ってましたよ。「最後にジョージ・クルーニーの話だけさせて」みたいなこと言い出したりね(笑)。

出典: FANY マガジン
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綾部 本当だよな(笑)。

――次回は未定だけど、またピースさんのペースで、機会があればやっていくという感じなんですかね。

又吉 そうですね。いろんな形があると思う。またトークライブでもいいし、別になにかできるかもしれないし。

綾部 そうだね。あと、まあ、やっぱ次はアメリカだね。アメリカでライブをやるとかいうわけではなくても、ふつうにアメリカに遊びに来たほうがいいよ。たぶん場所によっては、オレより(又吉のほうが)“くらう”と思うよ。もう「ウワー!」って、なっちゃうと思うよ。

――又吉さんは綾部さんに連れて行ってほしいところはありますか?

又吉 僕はもうどこでも。行くのは好きなので。でも、ロサンゼルスにいるってことなので、そっち側かな。

綾部 でも、(又吉は)ロサンゼルスは「なるほどな」って感じだと思うな。

又吉 そうですね。ラスベガスとかも行ったけど、想像通りというか。

綾部 だろ? ロサンゼルスよりも、ユタ、コロラド、ニューメキシコ、ワイオミングだね。この辺りに行ったら、(又吉は)もう「ウワー!」ってなるね。

出典: FANY マガジン
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――いいですね。では最後に、このライブは即完だったので、配信(10月22日12:00まで販売)で観る人も多いと思うのですが、その人たちへのメッセージをお願いします。

綾部 なんだろう。6年ぶりのピースなんですけど、大きく変わったということはなく。「ただいま」っていう感じだったかな。ただ「帰ってきました、ただいま!」っていうことで。それがよかった感じだよね。

又吉 うん。「綾部さんが帰って来て、どうなっているのか?」というところで、喋り方も雰囲気も変わっていなかったのが、面白かったですね。

綾部 そうなんだよね。結局、いつも通りっていうパターンなんで。

又吉 「いつもの綾部さんが見れますよ」っていう。あと「本当は僕がスケベや」っていう話も出てましたけど、あれはウソですからね。

綾部 それはウソじゃねえよ!

一同 (笑)

出典: FANY マガジン
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配信概要

『ピーストークライブ ~本とアメリカ~』
チケット販売:10月22日(日)12:00まで
視聴:10月22日(日)16:00まで
出演:ピース(綾部祐二、又吉直樹)
チケット:2,000円

FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。