前衛すぎる“ビン投げアート”に島田珠代らが挑戦! 夢中になりすぎて「ギャグ忘れました」

前衛芸術家集団AU(アート・アンアイデンティファイド)が主催して、100年かけて完成させるペイントアートの作品制作が、今年も9月19日(日)に兵庫・新西宮ヨットハーバーで行われ、『京都国際映画祭2021』でアートプランナーを務めるおかけんた、吉本新喜劇の島田珠代、画家としても活躍するたいぞうが参加しました。“ビン投げアート”と呼ばれる自由奔放な制作スタイルに、3人も興味津々で……!?

出典: FANY マガジン

10月11日(月)〜17日(日)に開催される今年の『京都国際映画祭』のテーマは「前向け、前」。コロナ禍で停滞してしまった世の中を再起動させるべく、“リアル”な会場とオンライン配信を組み合わせた“ハイブリッド映画祭”に挑戦します。この日、制作された作品は、同映画祭のアート部門に出品され、10月14日(金)~17日(日)に京都市京セラ美術館に展示されます。

レポーター役のはずの珠代が…

具体美術協会で世界的に有名な前衛芸術家の嶋本昭三氏が、新西宮ヨットハーバー施設内に設置されたコンクリート製キャンパスの上に 100 年かけて描き続ける“平和の証”ペイントアートの制作を開始したのは1999年。100年続くということはその間が平和だった証になる、というコンセプトで、ペンキをつめた空きビンを投げ割り、偶然から生まれる色や形を重ねて作品を作っていく独特のスタイルと、平和への願いは、氏が亡くなった後もAUによって受け継がれてきました。

23年目となる今年は、キャンバス上にベニヤ板で作った巨大な「あ」の文字を設置。そこに“ビン投げ”で色をつけていきます。「あ」は嶋本氏が「日本語のなかでも、とてもシェイプが美しい」と好み、数々の作品で手がけたモチーフ。五十音の先頭など“最初にくる文字”でもあることから、今年の映画祭のテーマとも合致すると取り上げることになりました。

出典: FANY マガジン

制作現場をレポートするためやって来たのは、京都国際映画祭のアートのサポーター芸人の珠代。アートプランナーのけんたと落ち合ってアート部門の見どころを聞き出すはずが、そのまま制作風景の見学に連れていかれます。現場に入るやいなや、ひと足先に参加していたたいぞうを見つけ、さっそくボケ合戦に。間に挟まれたけんたはツッコミが追いつきません。

と、ここでAUのアーティストたちから珠代に「よかったら参加しませんか?」との誘いが。大喜びでつなぎに着替え、3人そろって“ビン投げアート”体験のスタートです!

出典: FANY マガジン

「エネルギーが爆発してます」

「ビンは腹の部分が割れやすい」などのアドバイスを聞いたあと、いよいよ順番に投げることに。最初は失敗したものの2回目にはコツをつかんでビンを割り、「♪ヨオレイヒー」と“ええ声”を響かせたけんた。たいぞうは「好きな色」というピンクのペンキ入りビンを見事1回で割り、けんたから「さすが芸術家」と絶賛されます。3番手の珠代は、おなじみ「パンティーテックス」のギャグを交えて投げますが、最後の最後で「怖くて……」と力が入り切らず、なかなか割ることができません。しかし、何度目かのチャレンジでようやく割れたときには、その気持ちよさにすっかりハマった様子でした。

出典: FANY マガジン

その後も、少し高さのあるところから投げたり、違う角度から投げたりと、大盛り上がりの3人。つなぎも両手もペンキだらけになりましたが、「楽しい!」と笑顔がはじけます。

AUのアーティストたちとともに約90本のビンを投げ尽くしたころには、真っ白だった「あ」がまったく違う姿に大変身! 完成した作品を前に、たいぞうは「子どものような気持ちになりますね。気持ちいいです」とニッコリ。「ギャグを忘れました。もう必死になって……」と振り返った珠代も、「気持ちが爆発しますね。元気が出ます」。AU代表の嶋本ひとみさんからは「素晴らしい作品ができあがりました。エネルギーが爆発してますね」と太鼓判が押されました。

出典: FANY マガジン

『京都国際映画祭』では作品展示だけでなく、制作風景の動画を配信し、制作過程も楽しむことができます。“ギャグを忘れた”珠代らの奮闘ぶりと迫力満点のビン投げ、そしてさまざまな思いが込められた作品は必見です。

京都国際映画祭の公式サイトはこちらから。

関連記事

関連ライブ