新ドラマーの“バケツ”がビューティ!? BIGMAMAのユーモアが止まらない!【桜井雅斗のREPORT(ING)FRIDAY】#19

桜井雅斗のREPORT(ING)FRIDAY

FM大阪の音楽番組「SMASH(ING) FRIDAY」のMCを務める吉本新喜劇座員・桜井雅斗が、ゲストアーティストの魅力をたっぷり紹介します。

FM大阪の音楽番組「SMASH(ING) FRIDAY」のMCを務める吉本新喜劇座員・桜井雅斗が、ゲストアーティストの魅力をたっぷり紹介します。

皆さんお元気してますか? 吉本新喜劇の桜井雅斗です。

僕がDJを務めるFM大阪の番組《SMASH(ING) FRIDAY》(スマッシュフライデー)
毎週金曜日15:00〜17:00に放送しているこの番組では、アーティストをゲストに迎えてインタビューをしています!
そのインタビューの模様をチラっと出し、アーティストの魅力を味わってもらえればと思います!

出典: FANY マガジン
©吉本興業

今回お迎えしたのはBIGMAMAからボーカルの金井政人さんと、バイオリンの東出真緒さん!

僕は15年来のBIGMAMAファンで、真緒さんが加入する前から追いかけていたんです。

金井「あぁ、紀元前ですね」

と、紀元前から現在に至るまでの愛もお伝えしました。

そんな現在のBIGMAMA、新ドラマーに“バケツ”が加入したんです(?)

金「説明が難しい……んですけど、2、3年前に加わったBucket Banquet Bisという……、“バケツを被りながら叩く”というYouTuberでもある彼がオーディションに来てくれて。これはバンドの未来が明るくなるぞ…!と思って加入となりました」

東出「金井くんがずっとニヤニヤしてて! 良いグルーヴになってます」

ということで、BIGMAMAにはバイオリニストとバケツがいる特殊なバンド。
でもバケツさんは、イロモノではなく確かな実力を持つドラマーです。

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【ビューティ】

僕のギャグ“ビューティー!”にかけて恒例の質問。

まずは全力でこのギャグを披露したのですが、真緒さんはニコニコ笑顔、金井さんは真顔。
二人共にスンっとされてしまい、危うく放送事故になるところでした……(笑)。

今回は“メンバー同士のビューティなところは?”

東「ビューティ担当といえばバンドの顔、金井さんですね! 老けないよね〜」

桜「本当に! 昔から体型も変わらない! 維持の仕方とかあるんですか?」

金「えーーっと、ただ最近、その“ビューティ”の座は塗り替えられたんですよ。バケツの中身が“More ビューティ”なんですよ」

東「言っちゃっていいの?笑」

金「なので、身近に彼がいると、意識が高まり僕の背筋も伸びるので、維持できているのかも」

桜「バケツの中身……? の話ってしていいんですか?笑」

金「彼のことが都市伝説的に広まっていくのは良いことだと思っていて。覆面ってロマンがあるんですよ。羨ましいなとも思います。あのバケツを外した瞬間、ピッカー!! って」

桜「キン肉マンじゃないですか!」

金「バケツを取ったらまたバケツ、マトリョーシカみたいになるかもしれないし」

僕が金井さんを好きな理由の一つはここにあって。
このユーモアさが素晴らしくて、それは昔から歌詞の世界にもしっかりと投影されているし、音楽性にも現れているんです。

出典: FANY マガジン

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【ニューアルバム《Tokyo Emotional Gakuen》について】

金「バケツのメンバーが加わって初めて制作したアルバムで。今のメンバーで“一枚目のアルバムだな”と思って、デビューを、青春時代を疑似体験しているような感覚でした」

桜「中高生の思い出はフラッシュバックしましたか?」

金「今の17、8歳の気持ちを想像して作るのって無理だなって。なので“その頃の自分に嫌われないように、これだったら響くはず”と思って作りました」

多感な時期を過ごす青春時代、それはどんな形であれ誰しもが体験する出来事。
当時の自分に格好が付けられるような、“エモさ”が詰まったアルバムになっていました。

桜「『現文 虎視眈々と』ではラップくらい歌詞が畳み掛けられていますね!」

金「特にライブでは、全部伝わらなくても良いんです。僕は基本的に昔から洋楽を聞いてて、“何を言ってるかはわからないけどなんか響く”という所が好きで。だから全部は無理でも、一行だけでも“虎視眈々と”という部分だけでも伝われば良いなって思ってます」

ライブで感じる“なんか良い!”を大事にしつつ、あとは歌詞の言葉遊びに終始しているという金井さん。
もちろん“ライブだから届く”ということも大事にされているので、BIGMAMAのライブはいつも盛り上がるし、グッとくる瞬間があるんだなと感じました。

初めてにして、バケツさんが作曲された曲も多く収録されている今回のアルバム。

東「今までのBIGMAMAにない要素や雰囲気を持ってきてくれて。彼もたくさんのデモを送ってきてくれて。キラキラした原石たちでどれも良いんですよ。彼の才能とやる気が素晴らしいなって本当に思いました」

僕自身、前ドラムが脱退を発表した時の衝撃は覚えていて、『BIGMAMAはどうなってしまうんだろう……』と心配になったこともあったんですけど、今回のインタビューもやっぱりバケツさんの話題で盛り上がりましたし、新メンバーとはいえ、付き合いの長さは関係なく、音楽やバンドに対する愛の深さを感じました。
そしてそれがアルバムに反映されているのが伝わりました。

東「私が作曲した『生物 悩みの種に花が咲いたら』も、金井さんがアレンジを加えてくれたり。今回はBis(バケツ)とギターの柿沼が共作したり、インストのSE楽曲はベースの安井が作ってくれたり。それぞれが作ったメニューがフルコースになるような、良いアルバムになったなぁと」

僕も自分の学生時代を思い出しながら歌詞カードを見て「あ、あったなぁ……」とか、「懐かしい気持ち……」とか、まさに“エモさ”を感じながら聴き込みました。

金「“エモい”という言葉の正式な日本語訳って無いと思うんですよ。“emotional”の対訳がしっくり来なかったから、“エモい”に謎の意味が発生してると思うんです。僕が中高生の時にあった“音楽的なエモさ”は今は忘れ去られてきている。なので、今それをBIGMAMAが担っても良いのかなって……そう思っての制作でした」

僕もこれはずっと感じていました。“エモい”というのは今の若者言葉ではなくて、昔からあったんです。
BIGMAMAの掲げる”ノスタルジックさ”や”懐かしさ”を、アルバムを聴いて感じてください。

出典: FANY マガジン

ちなみに東出さんは関西出身ということで新喜劇が馴染み深いそうで、

東「昼ごはんに焼きそば食べながら見て、一緒にズッコケました!」

やっぱりほとんどの関西人はこの思い出があるんですよね……新喜劇の歴史と偉大さも感じました。

そしてこのインタビュー終了直後に金井さんからお誘いをいただきまして、noteの人気企画《あなたに訊きたい7つのこと》に参加させていただきました。

身に余る光栄……本当に嬉しかったです。

noteはこちら

良かったらぜひ読んでください、お互いに質疑応答しています。

そしていつか、BIGMAMAの歌詞の世界観を新喜劇にしたい……そんなことを夢見て頑張ります。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

FM大阪で毎週金曜日15:00〜17:00にオンエアしているラジオ《SMASH(ING)FRIDAY》、略して”スマフラ”も聴いてくださいね!
吉本新喜劇/FM大阪DJの桜井雅斗でした! ビューティー!

番組概要

SMASH(ING) FRIDAY
放送日時:毎週金曜日 15:00-17:00
放送:FM大阪
DJ:桜井雅斗

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