野性爆弾くっきー!の悩みは「○○な絵が描けない」!?『OSAKA ART MARKET』開催! 【DAY2】

1月27日(土)、28日(日)の両日、グランフロント大阪北館1階 ナレッジプラザで、大阪で活躍する現代アーティストの作品をメインに、展示と販売を行う『OSAKA ART MARKET』が開催されました。加えて、パフォーマンスやトークショーなど、アートにまつわるステージも実施。多くの人がアートを身近に感じられるイベントとなりました。今回は1月28日(日)に行われたイベントの様子をレポートします。

出典: FANY マガジン
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コラボステージならではのシーンも

2日目も前日と同じく11:00にイベントがスタート。MCの瀬戸、去来川奈央から「作品がたくさん売れている」とアナウンスがあるなど、多くの人が会場でアートに触れ、親しんでいました。この日のステージは、まず「パフォーマンスアート×ライブドローイングショー」から。

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コンテンポラリーダンスとコントーションのパフォーマンスに合わせてライブドローイングを行い、作品を作り上げます。パフォーマンスは、コントーションをKaede氏、ダンスをLey氏が担当、ライブドローイングを井口舞子氏、杉浦由紀氏の両名が行いました。

この4名でのコラボは初めてで、様々なグリーンをベースに花が描かれたキャンバスでドローイングが始まると、同じくグリーンのコスチュームに身を包んだダンサーがパフォーマンスをスタート。アンビエントミュージックをバックに、ドローイング、コントーションとダンスが進んでいきます。

途中、アーティスト同士がアイコンタクトで笑顔を交わすなど、コラボステージならではのシーンも。マットでカラフルな花々が描かれていくドローイングに呼応するように、柔らかな肉体を駆使したコントーションとダンスが、生命の美しさ、力強さを感じさせてくれます。ラストにはドローイングとパフォーマンスが、1つの作品となって完成しました。

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コラボを終えたKaede氏は、30分間踊り続けるのもアーティストとのコラボも初めてで、「直前までドキドキしていましたが、絵を見てインスピレーションを受け、楽しめました」と笑顔。杉浦氏もダンサーとのコラボが初めてと明かし、本番前にはお互い緊張していたと告白。しかし、「ダンスがすごくよかったので楽しく描けた」とこちらも満足げな表情です。

そして作品のテーマがチューリップであること、その花を芽吹かせるということで制作させてもらったとコメント。井口氏は作品のタイトルについて「春の揺らぎ」と明かし、「命の息吹などを感じながら描かせてもらいました」と振り返ると、Lay氏も絵からインスピレーションを受けて即興で踊らせてもらったと話し、「描いている手の動きを見て、緩急をつけて踊りました」と達成感を見せました。

トークショーに くっきー!らが登場!

出典: FANY マガジン
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そのあとには、初日と同じく「アート芸人トークショー」も。岩部彰(ミサイルマン)、くっきー!(野性爆弾)、酒井藍(吉本新喜劇)、ワダちゃん(女と男)が登場し、聞き手は1日目と同じく、ウーイェイよしたかが務めました。

4人が登場すると、会場からは拍手と歓声が起こります。まずは自己紹介。岩部は、色鉛筆で風景画、人物画を描くことが多いと話し、作品を見せると瀬戸は「繊細!」と驚き。「くノ一初めての○○○○」という設定で6作品を作成したとのこと。しかし、作品を見たくっきー!は「マジで気持ち悪いな」と一刀両断して笑わせます。

出典: FANY マガジン
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そのくっきー!は「団地にお住まいの奥さん、あなたの銀歯狙ってますよ」とらしさたっぷりの自己紹介。最近は見取り図・盛山の銀歯をいただいた、と告白します。今回は展示がありませんが、その理由として「絵が大きすぎて持って来られなかった、畳18畳くらいある」と明かすと、普段は未来を想定した“なんでもあり”の絵を描いていると説明しました。

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今日は「新喜劇臭を一切させない」!?

酒井は、今日は「アーティストとして来てる、新喜劇臭を一切させない」と宣言するも、新喜劇でいつも見慣れた衣装で登場。展示されている「川畑対烏川」という新喜劇座員2人を描いたイラストについて解説。普段から2人は似ていて、お店の人が間違えて領収書を切ったというエピソードを披露し、「四角いブロックになったときに、どっちがどっちかわかりますか」というゲームを描いた作品と話すと、「アートとしてもおもしろいし、見ても楽しい」と瀬戸。

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ワダちゃんは普段彫っている“消しゴムハンコ”と違い、固いものが彫りたいと思って、木からチェンソーで切り出して自分のこけしを作ったと説明。「絵も描いたりするけど、削ったり彫ったりすることが好きだとわかったので、ゆくゆくは仏像とかを手掛けたい」と夢を語りました。

出典: FANY マガジン
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アート作品を作り出したきっかけとして、岩部は自身が若手のころの千鳥とのエピソードを披露。2人の誕生日に絵を贈っていたそうで、「元々は千鳥さんを笑わせてやろうという思いから始まった」と振り返ります。くっきー!は「アーティストというつもりはない。ただ渡された真っ白キャンバスに絵の具をポンと置いたら、そこから絵って始まるじゃん? 夢中で色を“置いて”たら絵になるんだ」とひとボケ。

アート関係の仕事が増えていったルーツは?

さらに「常に色のオーディションをしている」とも話しますが、これは香取慎吾の言葉を丸々拝借したものとネタバラシをして会場を盛り上げます。実際は、遊びとして楽屋で描いていた似顔絵から派生して、芸人仲間に結婚式でウェルカムボードを頼まれるようになったことがきっかけと話します。先輩である陣内智則の結婚式のウェルカムボードを頼まれたというレアエピソードを披露し、そこからどんどんアート関係の仕事が増えていったというルーツを明かしました。

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酒井はコロナ禍で劇場も閉まっていたとき、新喜劇座員の似顔絵を描いてみようと思い立ったとのこと。今は亡き、中山美保とのエピソードも披露しました。ワダちゃんはこっそり絵を描いたり、消しゴムはんこを作ったりしていたものの、相方の市川から出したらいいと言われたそう。さらに現在渡米中のたむらけんじからも勧められ、「周りのバックアップがあったから、表に出ていけるようになった」と振り返りました。

作品づくりで意識してるところについては「新喜劇を絡めたいというのはある」と酒井。逆にワダちゃんは意識しているところは「ない」と即答。岩部は絵を渡す人の顔を思いながら描くそうで、目的やテーマが何もない状態で描くのは苦手と明かします。くっきー!は「きれいな絵が描けない」と悩みを吐露。以前自治体からオファーがあって絵を描いたものの、そこから音沙汰がなくなった、と笑わせました。

ワダちゃんによる「消しゴムハンコ体験」

続いてワダちゃんによる「消しゴムハンコ体験」も行われました。あらかじめ、よしたかの娘によしたかの顔を描いてもらった消しゴムを用意。よしたかが仕上げの作業をお手伝いしました。ワダちゃんによると、子どもの描いた絵は消しゴムハンコにすることで「線もいい感じで味が出る」とのこと。

うまく彫れず、奇声を発するよしたかに、くっきー!の愛の鞭が飛ぶシーンも。途中、ワダちゃんのフォローもありつつ、なんとかハンコが完成。披露すると会場からは拍手が起こり、出演者たちからも「めちゃくちゃかわいい!」「めちゃいい!」の声が上がっていました。

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トークショー終わりには、くっきー!、岩部、ワダちゃんがコメント取材に応じました。影響を受けたアーティストについて、くっきー!は「影響を受けてないからいいんじゃないですかね?」とさすがの発言。岩部はドラゴンボール世代なので、あの感じがすごくかっこよくて、と話しますが、「あこがれではあったし、真似して描いたこともありますけど、模写することにはそこまで面白みを感じなかった」とのこと。「この人みたいにというのではなくて、違うものが描きたかった」と振り返りました。ワダちゃんは、「ファンタジー系の不思議な映画が好きなので、色などにその影響が出ていると思う」と話しました。

気になるアート芸人は?

気になるアート芸人について、岩部は「目の前にいますけど」と断りつつ、くっきー!の名前を挙げ、「最初はくっきー!さんの後ろを歩いていて、今は、道は違うけど並走できたら、というのはある」と話すと、ワダちゃんもくっきー!に憧れていると同意。くっきー!と同じような赤ジャージを買ったことがあるそうで、それを聞いたくっきー!はにんまり。

そのくっきー!は影響を受けないように、人の作品はあまり見ないようにしているとのこと。作品を作る際にも、絵を描くから何かを見るということはなく、これを作品に活かそうといった意識は全くしないとのこと。オファーがないと描かない、来たら描くとも。

岩部も「ゼロからやってください、というのはあまり好きじゃない」と話し、誰かに頼まれたり、見てくれる人のために作ったり、喜んでもらえたらという気持ちで、何かに向けて作るという感じ、と話します、ワダちゃんは、自分がニヤニヤしているときに思い浮かんだものを描くようにしているとのこと。普段から思いついたら描くようにしているそうで、「時間があるとき、あとはストレスがめっちゃくちゃ溜まったときも描きます」と話しました。

今後については、「絵と立体を合体させたものを作りたい」と岩部。キャンバスを面で見るのではなく、奥行き、立体を出していける作品を作ってみたいと話します。くっきー!がボディペインティングをしたいと話すと、すかさずワダちゃんが「お願いします!」と懇願しますが、くっきー!が即拒否して笑わせます。そのワダちゃんは、普段色をたくさん使ってしまうので、水墨画をやってみたいと話すと、「もう画材は買っているものの、どうやればいいのかわからないんです」とまだスタートできていないことを明かしていました。

開催概要

大阪国際文化芸術プロジェクト OSAKA ART MARKET
日時:2024年1月27日(土)、28日(日)11:00~17:00
会場:グランフロント北館1階・ナレッジプラザ

【出展アーティスト】
あいめりこ、アストロ温泉、アラキドン、井口舞子、今若理歩、Eliy、ウラタ スパンコール、岡本健作、金昌裕、 鍛治本武志、勝田有美、金谷由美、国本真絵、久保沙絵子、ゲーリン尚子、Koichiro Kojima、幸得冬花、 こにしななめ、SaBo、サワダモコ、柴田龍平、杉浦由紀、高松威、Akio Takimoto、タニモト大作、ChiHaru、 tsubasa.、豊島舞、中島尚志、仲辻柾太、南村杞憂、成毛未来、平田春陽、ふくしまあかり、振本聖一、ふるやみか、穂波梅太郎、martha、前田大介、manamu、水野魔利枝、みつやま、南あやか、 MINAMI MIYAJIMA、宮崎萠子、MADE IN 2F、MOCKUMENTARO、百世、森本ありや、山田HOW、 吉浦眞琴、吉末咲希、Rim、倫理的暴力、ロケット・ジャック、秋山賢太(アキナ)、岩橋良昌(プラス・マイナス)、岩部彰(ミサイルマン)、HG(レイザーラモン)、岡昌平(らむね)、恋さん (シャンプーハット)、酒井藍(吉本新喜劇)、櫻井健一朗(祇園)、洲崎貴郁(ラニーノーズ)、竹若元博(バッファロー吾郎)、西森洋一(モンスターエンジン)、ボンざわーるど(吉本新喜劇)、松浦真也(吉本新喜劇)、森本大百科、吉田ヒロ (吉本新喜劇)、ワダちゃん(女と男)

【ステージプログラム】
■TOMOKA バトン&書道パフォーマンス
1月27日(土)15:30~16:00
出演:TOMOKA

■パフォーマンスアート × ライブドローイングショー
1月28日(日)13:30~14:00  
パフォーマンス(OsakaMasters):Kaede(コントーション)、Ley(ダンス) 
ライブドローイング:井口舞子、杉浦由紀

■アート芸人トークショー
①1月27日(土)13:30~14:00
出演:秋山賢太(アキナ)、HG(レイザーラモン)、竹若元博(バッファロー吾郎)、西森洋一(モンスターエンジン)
聞き手:ウーイェイよしたか(スマイル)

②1月28日(日)16:00~16:30
出演:岩部彰(ミサイルマン)、くっきー!(野性爆弾)、酒井藍(吉本新喜劇)、ワダちゃん(女と男)
聞き手:ウーイェイよしたか(スマイル)

■ステージイベント総合司会・アート芸人トークショーMC
1月27日(土):瀬戸洋祐(スマイル)、高樹リサ(FM802 DJ)
1月28日(日):瀬戸洋祐(スマイル)、去来川奈央