“おデブダンス”で世界中からSNSフォロワーが! 120キロの巨漢芸人・シャルロットの正体とは!?

120キロの巨体から繰り出される軽やかなステップが見モノの“おデブダンス”をはじめ、丸々としたお腹とTikTokのエフェクトを組み合わせた動画などを毎日更新してSNS界隈で不動の人気を築きつつあるピン芸人・シャルロット。SNSだけでなく、世界に向けて日本のお笑いを発信するコメディショー『Yoshimoto Comedy Night「OWARAI」』のステージにも出演していて、キャッチーなビジュアルとコミカルな動きで、外国人観光客からも大ウケです。それにしても、シャルロットとはいったい何者……!? ということで今回は、その素顔に迫ります!

出典: FANY マガジン
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ダンスはまったくの初心者だった

——現在、SNSで“おでぶダンス”が好評ですが、この芸風にたどり着いたきっかけを教えてください。

もともとはコンビで活動したくて、(コンビを)組んだり解散したりをくり返し、結局、ピンで舞台に立つようになりました。以前はけっこう真面目にコントとかやってたんですけど、作家さんから「おまえがおもろいと思うことをやってみろ」とアドバイスをいただきまして、少しずつダンスネタみたいな形になっていきました。

——ダンスは強烈なインパクトですが、ダンス経験があったんですか?

いえ、まったくの初心者でした。始まりは、T.M.Revolutionさんの『HOT LIMIT』の衣装を着て舞台に立ったのがちょっとだけ好評で、次にやったのが三代目 J Soul Brothers(from EXILE TRIBE)みたいなネタだったので、「もっとダンスを覚えたほうがいいな」と思いまして、独学で。とはいえ練習はほぼ毎日してるので、むかしから見てくれている方は「ダンスのクオリティが上がってきてるな」と言ってくれます。

出典: FANY マガジン
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——いつごろから、ダンスネタをSNSで公開し始めたのですか?

TikTokはかなり初期、2018年からやり始めているので、古参と言ってもいいと思います。バイト先の人から「これから来そうやし、やってみたら?」って教えてもらって、シンプルに踊ってるだけのダンス動画を投稿したら、3カ月くらいでいきなりバズったんです。まだ初期なので2万いいねくらいでしたけど、その1本がきっかけで他の動画も見てもらえるようになり、海外の方がけっこうフォローしてくれて、「SNSでもやれるんや!」と続けるようになりました。

——最近はダンス動画のほかに、エフェクトを使った動画も多いですね。

いまでも手探りでいろいろ試しているところです。TikTokのエフェクトって、種類でいうとたぶん何千万とあるんで、探すだけでもけっこう大変なんです。そのなかから選び出して、内容を考えて、動画をつくっていくという。

——何千万!? 大変な作業ですね。

いろんな動画を見てリサーチして、音源とかエフェクトを見つけてくることも多いです。リサーチしながら、動画を撮りながらで、毎日だいたい3時間くらいは費やします。撮影自体はそんなに時間はかからないんですけど、使うエフェクトを探し出したり、アレンジするのに時間がめちゃくちゃかかります。

出典: FANY マガジン
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——動画では、シャルロットさんのお腹がかなり重要な役割を果たしていますが、なにか手入れはしているんですか?

特に手入れはしていないんです。だから、たまに吹き出物ができると汚く映っちゃうんで、そういうときはファンデーションを塗ったりしています。本当は化粧水とかで手入れしたほうがいいと思うんですが……。

フォロワーの99%が海外から!

——ちなみに、シャルロットさんの動画を観ているのはどんな人たちなんでしょうか?

99%、海外の方です。日本の方はほぼいないかも。TikTokはインドネシアの方が多くて、YouTubeは世界各国でまんべんなく観ていただいているんですけど、インドやインドネシア、あとはアメリカ、ブラジルとか、人口が多い国が中心です。僕がいちばん初めにバズったときに、コロンビアの方からコメントをいただきました。なので、海外への間口にはなっていると思いますね。

——いまや日本の街では外国人観光客がたくさんいますが、海外の人に声をかけられたことはありますか?

たぶん、僕の動画を観てくれてる方だと思うんですけど、声をかけられたことはあります。逆に、日本人の方から声をかけられないのが……(笑)。そこは徐々に広げていけたらいいなと思ってます。

出典: FANY マガジン
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——SNSを始めて、よかったなぁと思うことは?

明らかに環境が変わりました。仕事もいただけるようになりましたし、ネタのオーディションでも注目してもらえるようになりました。芸人で苦しんでいる人は、やってみてもいいんじゃないかなと思いますよ。大阪はネタ志向なので、SNSに本腰を入れている方はあまり多くないと思うんですけど、本格的にやれば環境は変わると思います。
反対に、SNSに投稿するための動画をつくるとなるとすごく時間がかかるから、ネタづくりやプライベートの時間、いろんなことを犠牲にしないとできません。みんながお笑いライブをやっている間も、ひとりで動画撮影したり編集したり、投稿したり……。

——ひとりで黙々と作業するのは、気持ちが切れないようにキープするのが大変そうですね。

けっこう先輩に背中を押してもらってます。鬼としみちゃむのしみちゃむさんは、ふだんからよくしてくれていて。実はTikTokで初めてバズったときに、わざわざLINEで「YouTubeチャンネルをいますぐつくれ」とアドバイスをくれたのは、しみちゃむさんなんです。しみちゃむさんのアドバイスがなければ、YouTubeはやっていなかったかもしれません。
それにTikTokを本気でやろうと思ったきっかけが、ガオ~さん(ガオ~ちゃん)からの「長所やねんから、めっちゃ(動画を)上げまくったらええんちゃう?」という言葉だったり。先輩方にはすごく感謝してますね。

出典: FANY マガジン
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これからはリアルでもがんばりたい!

——『Yoshimoto Comedy Night「OWARAI」』のステージに定期的に出演していますが、舞台とSNSのネタの違いはあるんですか?

僕の場合は違いますね。動画はほんまにSNS用で、舞台は舞台用のモードというか。だからテレビに出演するときも、TikTokみたいなネタを求められることはあるんですけど、実際のネタはちょっと違うので、ギャップがあるかもしれません。たぶん、SNS用のネタは舞台でやってもウケない気がするので……(笑)。

——いろんな芸を持つ芸人たちが出演していますが、共演者と交流はあるんですか?

大道芸チームというか、もりやすバンバンビガロさんやバタハリさん、世界のこーぞーさんはよくしてくださるのでありがたいです。あと、やっぱり後輩がすごいんです。清川(雄司)くんとかキャツミはいい刺激になります。

出典: FANY マガジン
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——では、今後の目標も教えてください。

目先の目標だと、TikTokはもう200万フォロワーを超えたので、YouTubeも登録者数100万人は行きたいですね。そうなると、SNSでの最低限のラインはクリアというか、誇れるくらいには達成できていると思うので、これからもフォロワーを伸ばしつつ、やっぱり舞台とかリアルのほうでがんばりたいです。
SNSをきっかけに、『ゴット・タレント』とか海外のものでも、国内のものでも、なにか結果を残して、それをきっかけにバラエティ番組にも出演したいです。
『Yoshimoto Comedy Night「OWARAI」』も、動画撮影OKなので、海外の方が動画をSNSに上げてくれて、それをジャスティン・ビーバーあたりに観てもらって(笑)、広めてもらえたらいいな~と思います!

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