好井まさお「学生がいる現場はすごく新鮮…」福島の魅力を発信する映画の撮影にYCA現役生が参加!

2024年公開予定で、4月に開催される『第16回沖縄国際映画祭』への出品が決まっている、短編映画『不変のアンスリウム』の撮影が、昨年12月初旬に福島県川俣町の観光農園スマイルファームで行われ、主要キャストである川﨑珠莉、好井まさお、いなのこうすけ(ぺんぎんナッツ)、鈴木美伸、磯本五段が撮影に参加しました。

福島県の魅力に気づき、発信するプロジェクト

出典: FANY マガジン
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この映画は、「福島12市町村学生アート制作プロジェクト」の一環として制作されるもので、映画づくりを通して学生が福島県の魅力に気づき、発信していくことも目的のひとつです。

撮影には、構成作家やタレントマネージャーなどを養成するよしもとクリエイティブアカデミー(YCA)の現役生たちも参加。YCA生たちは監督を務める吉本芸人・笹森智博(キャプテン★ザコ)のもとで映像制作のいろはを学び、同時に福島県の魅力にも触れていきました。

「福島県ではこんなに素敵なものが撮れる!」

出典: FANY マガジン
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12月5日(火)の撮影終了後、監督の笹森とキャスト陣、そしてYCAの学生にインタビューを行いました。

――笹森監督にお伺いしますが、この『不変のアンスリウム』はどういったあらすじの映画なのでしょうか?

笹森監督 東京の映像制作会社に就職した福島県出身の女の子が、久々に実家に戻り、母や兄と接する3人家族の物語です。離れ離れになった家族のハートフルな再会が描かれていて、もちろん吉本興業らしく笑いも散りばめられた作品になっています。

――この映画は福島県の魅力発信も目的に制作されていると伺いました。

笹森監督 「福島県ではこんなに素敵なものが撮れるんだ!」と、作品を通して知っていただくことが裏メッセージとしてあります。僕自身映画のタイトルにもなっている「アンスリウム」という美しい花が、福島県でつくられていることを知りませんでした。そういった知られざる魅力を多くの人に知ってもらいたいと思っています。

――福島県住みます芸人のいなのさんにもお伺いしますが、この福島12市町村はどういった魅力がある場所でしょうか?

いなの 撮影が行われた川俣町は、川俣シャモやいちごなどおいしい食べ物がたくさんあったり、それこそアンスリウムをつくっている農家さんが多くいたりと、とても美しい町です。そのいっぽうで、東日本大震災によって甚大な被害を受けた地域でもあるので、福島県民としては、この町の魅力を発信して「ああ、いいところだな、行ってみようかな」と思ってもらえたら、嬉しく思います。

出典: FANY マガジン
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学生たちと映画をつくることの意義

――この映画は制作によしもとクリエイティブアカデミーの現役学生が参加されています。学生たちと映画をつくることについてはどのように感じていますか?

笹森監督 学生さんと映画を撮るなんて初めての経験ですが、YCA生たちは制作スタッフたちと溶け込みながら、懸命に頑張っています。カメラを持ったり、マイクを持ったりもしてもらっていますけど、みんな上手いですね。300点満点です。

――好井さんは、現場の雰囲気をどのように感じていますか?

好井 学生がいる現場は初めてですけど、皆さんすごい目をキラキラさせていますね。ジンバルという重いカメラを持っている学生さんが、重いことにテンションが上がっているんですよ。「重い~!」みたいな(笑)。

一同 (笑)

好井 そういうのを見て、「愛くるしいなあ」と思いますね。そういう活気がある現場はすごく新鮮で、やりがいを感じます。

出典: FANY マガジン
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――学生の皆さんは、プロの撮影に参加した感想はいかがでしょうか?

YCA生・藤原楽さん 僕は主にカメラを持たせていただいたんですけど、制作の方からカメラを持つにあたって意識することを細かく指導していただいたので、とても勉強になりました。

YCA生・小野蒼さん 私は今回初めて映像制作に関わったのですが、やはり観るのとつくるのは違うと分かりました。この制作に参加して学んだことで、これから映画の見方が変わりそうだなと思います。

好井 2人ともいいコメントだなあ。

笹森監督 しっかりしてるな!

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――今回の映画制作を通じて、あらたに福島県の魅力を感じたことはありますか?

YCA生・小野蒼さん この農園でも、撮影の合間に現地の人とゲームをさせていただいたりしたのですが、本当に温かい人たちばかりで素敵な場所だと思いました。私は愛媛県の出身なのですが、地元の景色とも少し似ていて、ホッとする気持ちになりました。

YCA生・内山桃子さん 夕焼けが綺麗で、夜は星がすごくて、写真映えをするのでつい写真をたくさん撮ってしまいました。のどかですごく好きな場所になったので、今度はゆっくり満喫しに来たいと思いました。

いなの みんな福島県が好きになったんだね。

――素晴らしいですね。それでは最後に監督の笹森さんから、学生たちとつくり上げた映画のPRをお願いします。

笹森 この映画はYCA生たちが、カメラやマイク、カチンコなど色んな役割を経験しながら制作をしました。プロのスタッフや演者たちと学生が融合することで、できあがる作品は他の映画と比べても遜色がなく、むしろ熱量のこもったものになると思います。福島県の魅力がつまっていますので、公開したらぜひ観ていただきたいです!

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作品概要

不変のアンスリウム
出演:川﨑珠莉 好井まさお
鈴木美伸 いなのこうすけ(ぺんぎんナッツ) 磯本五段
企画・制作:よしもとクリエイティブアカデミー
撮影協力:観光農園スマイルファーム・かわうちワイナリー・川俣町・川内村・福島空港
脚本:中村元樹
監督:笹森智博

【今後の予定】
■2月25日(日)
福島12市町村学生アート制作プロジェクト成果報告会
場所:福島県内およびオンライン
※一般の方の観覧も参加できます。(※事前申し込み必要) 

お申し込みはこちら

■3月2日(土)
BSよしもとにて放送予定
■4月20日(土)、21日(日)
「第16回沖縄国際映画祭」地域発信型映画部門に出品