2月25日(日)、「大阪マラソン2024」がスタートしました。3万4,000人のランナーがスタート地点である大阪府庁前に集結。たくさんの人々に見守られながら、次々とスタートしていきました。
今回で12回目を迎える大阪マラソンは「みんなでかける虹。」がスローガン。フルマラソンのほか、車椅子マラソン、7.2kmのチャレンジランなどの種目が設定されています。今年はコースが変更されたほか、ランナーの食を満たす「まいどエイド」が5年ぶりに復活するなど、ランナーがこれまで以上に楽しめる大会になっています。
スタート前から芸人&アイドルが盛り上げる!
スタート地点周辺には、ランナーが続々と集まり始めます。今回はスタート地点で実際に出場する芸人やアイドルたちによるマラソントークを実施。
1回目のトークはメッセージランナーとして走る女と男(ワダちゃん、市川)、NMB48の眞鍋杏樹、坂下真心、そして大阪マラソン応援団「M-7」からビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)が参加。市川と眞鍋はフルマラソンを、ワダちゃんと坂下はチャレンジランを走ります。
全員が「おはようございます!」と挨拶すると、市川は持ちギャグ「トン」でさっそくひとスベリ。
きんは「みなさんが無事に走り切れるように願ってます」、原田も「応援してます!」とエールを送ります。
ワダちゃんはチャレンジランの7.2kmに合わせて、元々69kgだった体重を72kgにしてきたと発言。坂下は追い込み型で練習してきたと話します。フルマラソンに出場する市川は、これまで10回くらい走っていると話すと、完走を目指してがんばりたいと気合いを入れたあと、持ちネタの“井上小公造”を発動。「絶対言わないでくださいよ、先日35年ぶりにブランコに乗ったらしいですよ」と、昨日会ったというアンバサダーのアン ミカのネタを披露しました。
ビスブラの2人は「M-7」としてチャリティの普及のためにPR活動したことを報告。YouTubeの配信で寄付の方法を説明するなど、具体的な活動についても話しました。そして2人は、ケータリングに置いていたバナナを食べるのを我慢したことを明かし、僕らの分までがんばってくださいと再びエール。
ワダちゃんはスタッフ、沿道の観客に感謝を伝え、「走ってる最中に市川くんに似た人がいると思うのそれを探してみてください」とランナーに呼びかけ。市川は「声をかけてくれたらもれなく“トン”をプレゼントしますよ〜!」と盛り上げました。坂下は「今日までたくさん練習してきたことを形にできるような走りをいっしょにできたら」、眞鍋は「いっしょに励まし合いながらがんばりましょう!」とエールを送りました。
開会宣言のあと、ランナーたちが次々にスタート!
そして四條畷学園高等学校マーチングバンドによる『祝典序曲』、『I can see for miles』という2曲のオープニングパフォーマンスからスタートセレモニーが始まります。MCを務めるのは、FM802 DJの中島ヒロトと毎日放送アナウンサーの大吉洋平。大吉アナウンサーは英語でのアナウンスも行います。
大会についての説明のあと、大阪マラソン組織委員会会長 松本正義氏が「大阪マラソン2024の開会を宣言します、がんばってください!」と高らかに開会宣言すると、ファンファーレが鳴り響きました。ここで登壇者として松本会長のほか、大阪マラソンアンバサダーの間寛平やアン ミカらが紹介され、さらにスタート台周辺には、大阪府広報担当副知事のもずやん、大阪・関西万博の公式キャラクターのミャクミャクも応援に駆けつけました。
続いて車いすマラソンの招待選手の紹介のあと、松本会長によるスタートホーンが鳴ると、レースがスタート。9名の車いすランナーがコースへ飛び出していきました。
続いて昨年の記録を振り返ったあと、コース紹介、チャリティについての説明が行われると、招待選手の紹介があり、いよいよレースがスタートします。スタートは大勢のランナーが参加するため、第1から第3まで、3つのウェーブに分けて実施。まずは第1ウェーブのスタートから。松本会長のスタートホーンの音を合図に、ランナーたちはコースへ。松本会長、アン ミカらは台上から手を振ってランナーに声援を送ります。
ここで2回目のマラソントーク。大阪マラソンリードバックアッパーの海原やすよ ともこ、サブバックアッパーの浅越ゴエ(ザ・プラン9)、「M-7」給食担当のダブルヒガシ(大東翔生、東良介)、フルマラソンを走る矢野・兵動 兵動大樹がMCブースへ登場しました。
ともこは、「走らない人にも、少しでも興味を持ってもらえるようにしてきました」と明かし、やすよも、「いろんな番組で大阪マラソンを宣伝してきました!」と話します。
ゴエはコース紹介のナレーションを担当したことを話したあと、小降りになった空を見て「我々が来ると雨が止みました!」。そして、やすともと3人で「雨、止ませました」「バックアップしてるよね」とアピールです。
ダブルヒガシの2人はスタートの様子に「迫力ある!」、「こんなに人がいるとは思ってなかった」と驚きの表情。
これからフルマラソンを走る兵動も「スタート初めて見ましたけど、めちゃくちゃ感動する」と笑顔。ともこも「感動してずっと鳥肌が出てる」とうなずきます。兵動はランナーに向けて「みなさんがんばってください、あとからついていくからね!」と呼びかけ。目標を尋ねられると「レベルは下なので関門をひとつずつクリアできるように頑張る、ギリギリでもいいから走り切るのが目標」と謙虚に答えます。
ともこも「無理せず、でもちょっとがんばっていただいて」、ゴエは「とにかくできる範囲で完走して、感動を与えて欲しい」とエール。兵動は「“いたって真剣に”いかせていただきます」と密着がついている番組名で答えたあと「このコースのどこかに相方がいないことを祈ってます」とボケて笑わせました。
「M-7」で給食を担当したダブルヒガシは、「まいどエイド」について「大阪のグルメをほぼそろえたので、お楽しみに! 唐揚げ、コロッケ、お菓子もたくさんあります!」と話すと、それを大吉アナウンサーが英訳。海外からの参加者にもわかりやすく伝えました。ここでは第2ウェーブに出走するメッセージランナー、大阪マラソンアンバサダー・山中伸弥教授、OWV・佐野文哉、NMB48・眞鍋杏樹、そして福本愛菜の名前も紹介されました。
ウェーブごとに大勢のランナーが次々とコースへ!
第2ウェーブのスタートは山口信彦大阪副知事がスタートホーンを担当。四條畷学園高等学校の演奏をバックにランナーがスタートしていきます。
マラソントーク3回目は、引き続き浅越ゴエ、そして「M-7」沿道応援担当のカベポスター(永見大吾、浜田順平)、フルマラソンを走るスマイル・ウーイェイよしたかが登場。
引き続きトークに参加したゴエは「熱気がすごいですね、寒さを感じない!」と、悪天候にも負けないランナーたちの熱気に感心の表情。浜田は沿道の4カ所に37組ほどの応援隊が準備していることを明かし、つらくなったときは応援隊に目を向けてがんばってほしいと話します。
そして、和太鼓やチアリーディング、モノマネなど幅広いジャンルの応援隊がいることを伝えると、フルマラソンのゴール付近では、ランナーの背中を押す応援ソングが流れるエリアがあることも明かしました。
大吉アナウンサーからは「ランナー盛り上げ隊!」について、英語での説明も。ここでスタート台からランナーに声援を送っている寛平が「アーメーマー! みんながんばれ〜!」と雄叫び。意気込みを聞かれると「沿道の人、とりあえずなんとかします! ランナーのみんな、がんばってください!」とエールを送りました。
番組の密着がついているというよしたかは、フルマラソンのコースのどこかで相方の瀬戸がダンスで待っていることを明かし、「フルマラソンよりそっちの方が不安、タップ踏んでるらしい」と笑わせます。そして娘に「一位になってきてね」と言われたそうで「それを目指してがんばりたい」と気合い十分。
浜田は「M-1で噛みましたけど頑張ってます」と自虐のあと「負けずに頑張ってほしい!」、永見も「最後につまずいても走り抜けて」と声援を送ると、ゴエも「無理せず、完走を目指してがんばって!」とスタートしていくランナーに声をかけました。
ここでもメッセージランナーの名前が紹介され、寛平、ワダちゃんはチャレンジマラソンの7.2kmに、兵動、よしたか、市川はフルマラソンに出場することも伝えられました。
3万4,000人のランナー、全員のスタートが完了!
第3ウェーブのスタートホーンは山本剛史大阪市副市長が担当。ホーンの音と四條畷学園高等学校の演奏に送られて、ランナーはスタートを切りました。
ラストのマラソントークには「M-7」EXPO担当のゆりやんレトリィバァ、ボランティア担当の天才ピアニスト(竹内知咲、ますみ)が参加。
ゆりやんは最初の挨拶から自前の小道具を使ってひとボケ。竹内がボランティアの説明会や作業にも参加したことを話すと「いろんな種類のボランティアがあるんです、勉強になりました」とますみ。もしマラソンに参加したら、と振られると「まいどエイド中心に食べ歩きます」と笑わせました。
ここでますみは、おなじみの上沼恵美子のモノマネでスターター台にいるアン ミカに呼びかけ。
アン ミカは「大阪の人は楽しむことがすごいから、扮装している人もたくさんいてこっちも楽しい、笑顔の観覧車がぐるぐる回ってます」と笑顔を見せます。そしてマラソン参加について「いつかは……」と前向きな発言も。ランナーへは「ベスト尽くして、ハッピー、ラッキー、ラブ、スマイル、ピース、ドリームやで!」とエールを送りました。
ゆりやんは大阪マラソンに2回出場していることを明かし、一度は完走、二度目は20kmで足切りだったと話すと、「私だって走りたい! エントリーできるならしたい!」とひとボケ。そしてランナーへも「とにかくみなさん、呼吸してください」とらしさいっぱいのエール。
天才ピアニストの2人が「エントリーしたことが素敵、みなさん、かっこいい! とにかくケガのないように」と呼びかけると、最後はゆりやんが「落ち着いていきや〜!」と締めくくりました。