若手vsラストイヤー組が火花「あいつらには負けたくない!」 『ytv漫才新人賞』決勝ネタ順が決定

関西の若手漫才師の登竜門『ytv漫才新人賞決定戦』の決勝出演順を決める抽選会が、2月15日(木)に大阪市内で行われました。決勝の舞台に登場するのは、「ROUND1」から「ROUND3」まで3回にわたって開催された予選会で勝ち上がった6組と、敗者復活枠1組の計7組。ネタ順決定後の会見では、若手vs.ラストイヤー組が火花を散らす展開になりました。決勝は3月3日(日)に読売テレビで生放送されます。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

新星・ぐろうが選んだ順番は!?

『ytv漫才新人賞決定戦』は、2011年に始まった関西若手芸人の登竜門。芸歴10年目までの若手芸人が対象で、これまで銀シャリ、霜降り明星、ビスケットブラザーズ、カベポスター、ダブルヒガシといった人気芸人を輩出してきました。

決勝戦の出演順は、早いラウンドで通過したコンビから順に好きな出番順を選ぶことができます。そして、ROUND1を制したぐろうから選んでいった結果、ネタ順は以下のように決まりました。

1 たくろう(赤木裕、きむらバンド)芸歴10年目
2 ハイツ友の会(清水香奈芽、西野)芸歴5年目
3 空前メテオ(茶屋、大門正尚)芸歴4年目
4 バッテリィズ(エース、寺家)芸歴10年目
5 ぐろう(家村涼太、高松巧)芸歴4年目
6 ドーナツ・ピーナツ(ピーナツ、ドーナツ)芸歴10年目
7 ぎょうぶ(為国、澤畑健二)芸歴7年目

まずは、もっとも熾烈と言われる「ROUND1」を、初出場にもかかわらず1位通過した新星、ぐろう。意気込みを聞かれた家村は「とんでもないです。謙虚、謙虚に」と控えめさをアピール。相方の高松から「最近、『とんでもない』しか言わなくて会話にならない」とツッコまれていました。

その高松は、「初めてROUND1に出させてもらい、初めて(決勝まで)上がってこられたので、このまま優勝を目指したい」と意気揚々と語り、最後に「ラッシー!」と最近やり始めたというギャグを披露して存在感を示しました。

決勝4回目のたくろう「最後は気持ちよく…」

「ROUND1」2位通過のハイツ友の会もまた、初出場ながら進出を決めたコンビ。清水は「当日はこれを飲んで挑みたいと思います。『飲むヨーグルト』」と宣言し、高松の「ラッシー!」に対抗。西野は「ストロベリー味にします」と添えました。

「ROUND2」1位通過はドーナツ・ピーナツ。昨年は準優勝で涙を飲み、今年は芸歴10年目でついにラストイヤー。ドーナツは前回の決勝をこう振り返ります。

「ファーストラウンドは(優勝した)ダブルヒガシと同点で、1位を決める(審査員の)札上げで負けて、最終決戦でも負けて、史上初の1日2回負ける現象を起こしてもらったので、今年は一度も負けずに勝ちたいです」

一方、ピーナツは「去年はヒョードルに負けたので……」と格闘家のようなコメントで記者陣を笑わせました。

「ROUND2」2位通過は空前メテオ。ぐろうと同じく芸歴4年目で初出場です。大門は「僕らがダントツでごはんを食べられてない」としながらも、「ぐろうとは同期なので、比べられることも多い。どっちが先に結果を出すのかが大事」。茶屋も「ぐろうとは競い合ってきた仲間なので勝ちたい」と気を吐きます。

「ROUND3」1位通過は、芸歴10年目のバッテリィズ。最初で最後の決定戦ということで、「初めて出られてラストイヤーなので、本当にもう『やるしかねぇ!』という気持ちです。やるしかねぇ!」とエース。寺家は「子どもがいるので、賞金でいいものを買ってあげられるように優勝したいと思います」と子煩悩な一面を覗かせます。

「ROUND3」2位通過は、初出場のぎょうぶ。為国は「5年目以下でもなく、ラストイヤーでもなく。絶妙な7年目です。7年目、(出番順)7番でがんばります」と存在感をアピール。澤畑は、この日、遅刻してしまったと打ち明け、「僕には謝罪会見にしか見えない。しっかり挽回できるようにがんばりたいです」とこの日の失態を取り返す気持ちを表明しました。

最後に、敗者復活枠はたくろう。これまで4回にわたって決定戦に進出してきたたくろうも、今年でついにラストイヤー。赤木は「異様に決勝に行っているので、本当にハマっている思います。今回でラストイヤーなので、ここまでハマってるなら(優勝を)獲らせたらいいと思います」とさりげなくアピール。

きむらは「おおやけに忖度をお願いしている感じやね?」と赤木をフォローしつつ、「最後は気持ちよくラストを飾りたいです」と意気込みました。

ぐろうvs空前メテオ「ここで、はっきりさせたい!」

全組が優勝目指して火花を散らすなか、気になるライバルを明かすシーンも。

ぐろうは同期の空前メテオを挙げ、「NSC(吉本総合芸能学院)のときから同じクラスで仲もよかったので、あいつらには負けたくない」(高松)、「先輩は先輩なので、謙虚、謙虚に。とんでもない」(家村)とここでも謙虚さをアピールしていました。

ハイツ友の会のライバルは、ぐろう・高松。その理由を西野はこう話します。

「全員が(会見場に)出てくるときに、ぐろうが1番目で、高松くんが『どうもーっ!! って出ていったほうがいいですか? とスタッフさんに聞いてはって、『厳かな感じなので普通に出てください』と言われはったんで、“ラッシーくん”には負けたくないです」

これを受けて高松は「高松です!」と訂正していました。

ドーナツ・ピーナツは、ドーナツが「自分には負けたくない」と答え、ピーナツはたくろうを挙げます。「コント漫才となると、僕らとたくろうしかいない。フォルムも似てるし、ふだんから仲がいいから負けてしまうと仲が悪くなりそう。どうせ仲が悪くなるなら勝って仲が悪くなりたいです」と宣戦布告!?

空前メテオも、ライバルにあげたのはぐろう。NSC時代から切磋琢磨してきた仲であることを明かし、「ここではっきりさせたい」とボルテージを上げていきます。

「ハイツ友の会がライバルだとちょうどいいのかな」

バッテリィズは、ふだんから仲がいいというぎょうぶをライバル視。「仲よしの後輩には負けたくないです」(寺家)と先輩らしさを見せつけます。エースは「同期のドーナツ・ピーナツとたくろうには負けたくないです!」と強気な表情で宣言しました。

ぎょうぶは、為国が「たくろうさん、ドーナツ・ピーナツさん、バッテリィズさんが同期で、ぐろうと空前メテオが同期でライバル。こうなると必然的に、ハイツ友の会がライバルだとちょうどいいのかなと」とライバル関係にもバランスを保つ気遣いを見せていました。

たくろうは、「敗者復活から来たので、全員の思いを背負って全員をぶっ倒したいと思います」(きむら)と強い気持ちを。赤木は「寺家さんには負けたくない」と宣言。

するとピーナツまでもが「確かに寺家には負けたくない」と言い出し、その理由を「始まる前、みんなに『何番行くん?』と聞いて回ったり、すごいここ(頭)で仕掛けてくる」とゆさぶり作戦に出た寺家を警戒。これを受けて「なんでなん!?」と叫んでいた寺家でしたが、「でもまあ、ここ(頭)が大事なんで!」と最後には開き直り、記者陣を沸かせていました。

番組概要

マウスコンピューターpresents 第13回 ytv漫才新人賞決定戦
放送日時:2024年3月3日(日)15:00~17:30(生放送)
放送:読売テレビ(関西ローカル)
同時配信:TVer(SPECIAL LIVE)
暫定BOX裏配信:TikTok Live(チャンネル名:漫才Lovers・ytv漫才新人賞【公式】)
※放送30分前から、藤崎マーケットとダブルヒガシによるスペシャル企画をTikTok限定配信
OA後反省会&記者会見:TVer/TikTok Live/YouTube(よしもと漫才劇場チャンネル)
MC:ブラックマヨネーズ
進行:佐藤佳奈(ytvアナウンサー)

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