いよいよ前日！大阪マラソンを盛り上げる「大阪マラソンEXPO 2024」2日目開催

2月25日（日）、いよいよ本番を迎える「大阪マラソン2024」。大会に先駆けて23日（金・祝）、24日（土）の2日間、インテックス大阪で行われているのが「大阪マラソンEXPO 2024」です。大阪マラソンのコース上にあるランドマークを意識した「天神橋筋商店街ゾーン」、「御堂筋ランウェイゾーン」、「京セラドームゾーン」、「あべのハルカスゾーン」、「大阪城ゾーン」などのゾーンに分かれた会場内では、3万人を超える参加ランナーの受付に加え、数多くの協賛ブースが出展。ランニンググッズなどの展示販売や試供品の配布、大阪をアピールするアイテムの紹介など、さまざまなスタイルのブースがそろい、詰めかけた人たちで大いに賑わいました。

バラエティ豊かなブースも初日以上の盛り上がり！

「EXPO」2日目は、天候に恵まれたこともあり、初日に負けないたくさんの人が来場。会場にはランナーをサポートするグッズやサービスのブース、大阪府の自治体や大阪産（もん）のブースなど、様々なブースがずらり。試供品の配布も行われるなど、大勢の人が気になるブースに訪れていました。オリジナルデザインのプリントクッキーやトートバッグといったオフィシャルグッズなどを販売していたのが「大阪マラソンオフィシャルショップ」。

こちらでは、ほかにも大阪マラソン2024のリードバックアッパーである海原やすよともこ、サブバックアッパーの浅越ゴエ、そして若手芸人による応援団「M-7」メンバーのオリジナルグッズも販売されていて、多くの人がグッズを手にしていました。さらにフェイスタオルやTシャツ、カバーオール、ポーチなどのグッズに、スタンプを自由に配置できるカスタムグッズや、マフラータオルやレザーキーホルダー、アクリルスタンドなどに名前やタイムを印字することのできるメモリアルグッズ制作の案内もあるなど、充実の内容。訪れた人たちは、それぞれに目当てのグッズを手に取っていました。

本番でもランナーを応援する盛り上げ隊がステージに！

「EXPO」2日目、大会前日となる24日（土）も、「OSAKAええやんステージ」では、初日に引き続き「めっちゃええやん！大阪マラソンEXPO オープニングパフォーマンス」が開催されました。2日目のMCは福本愛菜。福本は、自身もメッセージランナーとしてフルマラソンを走ることを伝えると、明日の沿道応援を会場に呼びかけました。

そして「ランナー盛り上げ隊！」のステージへ。最初は和太鼓「やまだいこ」のパフォーマンスから。大小の太鼓や笛などの迫力ある演奏が観客を惹きつけます。元々保育園の保護者が集まったのがきっかけという「やまだいこ」は、結成15年でランナー盛り上げ隊も5年目となります。明日は生野区役所前での応援とのことで、最後はランナーに向けて「普段の練習の成果を発揮できるように応援しています」とメッセージを伝えました。

続いての「Charneige」はチアを披露。フレッシュで華やかなダンスをノリのいい音楽に合わせて見せてくれました。「Charneige」は大学時代にチアをやっていたメンバーが、社会人になって改めて集まり、最近活動を始めたとのこと。明日は生野区役所前での応援になるとアピール、ランナーに向けて「最後まで笑顔で走り抜けてください！」とエールを送りました。

ラストはリアル女子高生アイドルユニット「SO.ON project OSAKA」によるパフォーマンス。「ランナーのみなさんにパフォーマンスでエールをお届けにきました！」と笑顔で挨拶したあと、明るく前向きな応援ソング『HEY YOU』を、元気いっぱいのダンスとともに聴かせてくれました。

知っていれば簡単な胸骨圧迫とAEDについて学ぶ

ステージでは続いて、『教えて!! 「PUSH講習会」〜ランナーが心停止で倒れた！その時あなたは!?〜』がスタート。メッセージランナーとしてフルマラソンを走る吉本新喜劇の伊丹祐貴、らいおんうどん・ガオ〜ちゃんの2人がステージへ。これまでのフルマラソンが雨続きという伊丹は、今回てるてる坊主を作ったものの、天気予報で90%の降水確率になってしまったと明かすと、客席からはブーイングも起こります。伊丹は4時間切り、ガオ〜ちゃんは5時間を目標にすると宣言しました。

続いて福本からは、大阪マラソンには84台のAEDがスタンバイしているほか、メディカルランナーやAED隊により早期発見できる体制が整えられていることが伝えられます。そして特定非営利活動法人大阪ライフサポート協会 PUSH プロジェクト委員会の顧問赤塚啓司氏、同理事の松本政明氏が登壇。大阪マラソンでも過去に8名が心停止になったものの、全員が助かったこと、さらに昨年も倒れたランナーを周りのランナーが素早く助けたことなどが伝えられました。そして「一番大切なのは行動を起こすこと、勇気のスイッチを押すこと」と会場に訴えたあと、胸骨圧迫の練習ができるキットで実際にやってみることに。

心臓に血液がいかなくなると4〜5分で脳細胞にダメージがあるとのことで、胸を押すことで脳に血を送ることができる胸骨圧迫とても大切という説明のあと、手をどこに置くか、体重をどれくらいかけるかなどをレクチャーします。そして次はAEDの使い方へ。実際にAEDを開けての説明のあとは観客もステージ上でやってみることに。全員で倒れたランナーを見つけてからの動きを追っていきます。まず話しかけ、反応がなければ「119番とAEDをお願いします！」と周りに伝える、そして呼吸の有無を確認、呼吸していなければすぐさま胸骨圧迫、AEDが来たら電源ボタンをプッシュ、服を脱がせて右胸、左脇にパッドを貼るとアナウンスのあとに電気ショックがあり、そのあと胸骨圧迫を再開という動きを全員で体験しました。

松本氏は「心停止の7割は自宅で起こっている、胸骨圧迫を覚えてもらえれば」、赤塚氏は「心肺蘇生は簡単、呼吸しているかどうかわからなくても胸骨圧迫してください」と訴えました。明日の大会については、「楽しんで笑顔でゴールできるようにがんばりたい」と伊丹。ガオ〜ちゃんは「大阪を楽しんで、盛り上げて、元気にするようにがんばりたいと思います！」と気合を入れていました。

チャリティランナー賞の表彰式を実施

続いては「大阪マラソン2024 なないろチャリティステージ」。福本に加えて、ゆりやんレトリィバァ、「M-7」でチャリティ担当を務めるビスケットブラザーズ（きん、原田泰雅）が登場。ゆりやんは「大阪が活性化することを心より願っております！」と真面目に一礼して笑わせます。福本は大阪マラソンがチャリティを大切にしていることを話し、ビスケットブラザーズはチャリティ活動に関して報告。きんが「楽しくやらせていただきました」と活動の感想を伝えると、2月23日時点で8,000万円を超えるチャリティ募金が寄せられていることに、会場からは拍手が起こりました。

そして大阪マラソンのチャリティプログラムのひとつ、チャリティランナー制度についての説明のあと、大阪マラソン2024 ベストチャリティアワード2部門の表彰を行いました。まずはベストチャリティランナー賞支援額の部の発表。受賞者の奥川麻衣子さんは名前が読み上げられたあとステージへ。32万1,709円の支援を集めたことが伝えられると、奥川さんは「たくさんの人に寄付していただいて感謝しています、明日一生懸命走ります」と笑顔を見せました。続いては支援人数の部。122人からの支援を集めた吉田知史さんが表彰されました。吉田さんは会場に感謝を伝え、「明日は自己ベスト更新、できればサブ4を目指します」とやる気十分。福本からは寄付先団体への寄付が3月4日まで受け付けられていることなども合わせて伝えられました。

チャリティオークションには豪華商品も登場！

ここからはチャリティオークションです。大阪マラソン2024アンバサダーを始め、応援団「M-7」から、大阪マラソンのテーマ「みんなでかける虹。」にちなんで7つの商品が用意されていることが明かされます。すべての商品には、南海キャンディーズ・しずちゃんプロデュースの「なないろチャリティ」Tシャツにしずちゃんがサインを入れたものをセットにして出品されることも伝えられました。VTRでしずちゃんは、「みんなで大阪を虹色に染めましょう、能登半島地震で被災された方々へ少しでも支援になればうれしいです、よろしくお願いします」とメッセージ。オークションで集まった落札金は、すべて日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地へ送られることが伝えられました。

そして、参加できるのは現金で支払えて商品を持ち帰ることができる人、入札は500円単位、金額上限3万円などのルールが説明されたあと、いよいよオークションがスタート。最初の商品は、“大阪マラソンアンバサダー”の山中伸弥教授からサイン入りの本となないろチャリティTシャツです。値段が徐々に上がっていき、落札者が決定すると会場からは拍手が。落札者はステージ上で支払いを終えると、商品を受け取ったあと、ゆりやん、ビスブラの3人と記念撮影も行いました。同じくアンバサダーを務める間寛平はVTRで登場。「復興に向けてみんなでがんばっていきましょう！」とエールを送ると、ジャケットとシャツ、サイン色紙を出品しました。こちらもアンバサダーのアンミカは、エルメスの石鹸2個、日めくりカレンダー、本、アンミカの顔グッズのガチャガチャなど盛りだくさんな出品。応援団「M-7」はボランティア盛り上げ担当の天才ピアニストがVTRでアピール。M-7全員のサイン入りTシャツとバッグの2つを出品しますが、Tシャツがこの日最高価格となるルール上限の3万円で落札されるなど、大いに盛り上がりました。最後にきんは「たくさんの人と直接やりとりできて、チャリティに対する思いも伝わってうれしかった」と笑顔で伝え、オークションは終了しました。