どうも芸人ライターの「てんぐ」の横山ミルです。
皆さんは「Yoshimoto Enjoy Baseball」というのをご存じでしょうか? これは、トータルテンボス・藤田憲右さんがリーダーを務める野球プロジェクトです。このプロジェクトが日本体育大学スポーツマネジメント学部とコラボレーションし、小学生以下の子どもたちを対象にした野球教室を、2月24日(土)に日体大野球部グラウンドで開催しました。今回は、その教室に潜入してきたのでレポートさせていただきます!
教室は、1部と2部に分かれていて、1部は野球未経験者の4歳から6歳までの子どもたちが対象。僕は、6歳から12歳の子どもたち(野球経験不問)を対象にした2部に参加してきました。
コーチのバランスがすごい!
今回のコーチはトータルテンボス・藤田さんのほか、元プロ野球選手の鵜久森淳志さん、野球大好き芸人の漢咲コータローの3人。漢咲は、ふだんから東京都板橋区を中心に活動する小学生軟式野球チーム「練馬アークスJr.ベースボール」のコーチも務めているんです。
最初は子どもたちもどこかしら緊張した面持ち。そんななか、漢咲が自己紹介の一発ギャグを披露しました。
「漢咲コータローです! 押忍! 押忍! 押忍! ガス! プ~!(おなら)」
低学年の子どもたちは大爆笑です。しかし、高学年や保護者の皆さんはポカーンとした表情でした(笑)。
しかし、ここで藤田さんのツッコミが入って、みんなで大爆笑! 結果、みんなが一気に楽しい雰囲気に変わりました。芸人ならではの雰囲気作りです。
一方で、実際のバッティングやキャッチボールの練習で鵜久森さんが丁寧に指導すると、素人の僕から見ても「そんなに変わる?」っていうくらい、みるみる子どもたちが上手くなっているのがわかりました。
このコーチ3人のバランスがすごかったです!
子どもたちが熱中する練習!
日体大の学生さんが用意した準備運動も盛り上がりました。ボールを使った柔軟体操や、体につけたしっぽを取るゲーム、三角コーンにボールを当てる遊びなどを通して、子どもたちがどんどん笑顔や声が出るようになっていきました。さすが、日体大生!
そして、キャッチボールやゴロの取り方、ティーバッティングや、チーム対抗のベースランニングなど、3人のコーチを筆頭にみんなが声を出して盛り上げようとする雰囲気が最高によかったです。
なかでもいちばん盛り上がったのは、スピードガンでの球速測定。小学校2年生の男の子が時速70キロの速さで投げたりして、みんなビックリでした!
ちなみに漢咲が最初に投げたときは60キロしか出ず、爆笑をかっさらっていました(笑)。でも、最終的には112キロを記録して、さすがコーチという威厳を醸し出していました。
Yoshimoto Enjoy Baseballの意義
近年、野球人口が減ってきているらしいです。理由はさまざまで、子ども自体が減っていることや、サッカーはもとより、ラグビーなどほかのスポーツも人気になってきていること、さらには指導が厳しいというイメージで、野球をやる人が減ってきているんだとか。
このプロジェクトは、本来の野球の楽しさを伝えたいという思いから始まったものです。この日のイベントの最後に、藤田さんが言いました。
「野球は、小学生のいまからやらなきゃダメなんてないんだよ。別に中学から始めたっていいし。とにかく『野球って楽しい!』って思ったらやればいいんだよ。いまはみんなメジャーリーガーになる可能性があるんだから」
そこにいた子どもたち全員の目が輝いていたのは間違いありません。このなかから大谷翔平選手みたいな未来のメジャーリーガーが現れるかもしれません!