“芸歴4年目”空前メテオ優勝で「ytv漫才新人賞決定戦」に新時代「信じられない、まだ実感がわかない」

芸歴10年以下の関西の若手漫才師の登竜門『ytv漫才新人賞決定戦』を制したのは、芸歴4年目で初出場の空前メテオ(大門正尚、茶屋)でした。3月3日(日)に大阪市内で行われた決定戦では、同期のぐろうと最終決戦を戦い、新時代を感じさせる展開に。優勝会見では「いまも実感がない」(大門)、「いちばん好きなネタをやろうと決めていた」(茶屋)と初々しい様子を見せました。

出典: FANY マガジン
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最終決戦の相手は同期のぐろう

大会終了後の優勝会見に登場した茶屋は、まだ信じられないといった表情でこう語ります。

「(賞レースで)初めての優勝です。今日、出場していた方々に(ネタバトルなどで)一度も勝ったことがなかった」

大門も「信じられないなって。本当に実感がないです。優勝したなんて信じられない。まだ理解が追いついていない感じです」と目を丸くしたまま話しました。。

この日の決定戦で審査員を努めたのは、ハイヒール・リンゴ、ザ・プラン9・お~い!久馬、ハリウッドザコシショウ、フットボールアワー・岩尾望、パンクブーブー・佐藤哲夫の5人。

1stラウンドのトップバッターは、敗者復活枠のたくろう。続いてハイツ友の会、空前メテオ、バッテリィズ、ぐろう、ドーナツ・ピーナツ、ぎょうぶの順でネタ勝負を繰り広げました。審査員は、1人につき持ち点100点の500点満点。その結果、467点の空前メテオと、465点のぐろうが最終決戦に進出しました。

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最終決戦は、芸歴4年目の同期同士のぶつかり合いに。ぐろうは結婚式のネタ、空前メテオは「イヌ派か、ネコ派か」の漫才を披露。どちらも独創性にあふれるボケを繰り出し、新しい時代の到来を感じさせる戦いで会場を盛り上げます。

そして審査員の決選投票の結果、5票のうち3票を獲得した空前メテオが念願の優勝をもぎ取りました!

その瞬間、「わーっ!」という感嘆の声とともに両手を高く突き上げた空前メテオの2人。茶屋は「最高のダンス(ネタ)ができました!」と喜び、大門は自分の名字をもじって「おー、かんどー!」とうれしさを爆発させました。

審査員のリンゴが「引き分けはないのかな? というくらい悩みました。“フレッシュ”という意味ではよい大会でした」と語ると、NSC(吉本芸能総合学院)講師としても活動するお~い!久馬も、教え子である空前メテオとぐろうの最終決戦を「本当にいい勝負でした。生徒のころから見てきたので、感慨深いです」としみじみと語りました。

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ぐろうと「こうなったらええな」と話していたことが…

最終決戦で戦ったぐろうは、NSC大阪42期の仲間で「一緒に風呂とかよく行くし、めちゃくちゃ仲がいいんです」と茶屋。「いつか、こんなんになったらええな~と話していたことが、そのまま起きた」と語ると、MCの藤崎マーケットの2人も「おまえら、青春してるな~!」と感激していました。

予選に当たる「ROUND2」で2位通過したときから「マジで通った!」と驚きの連続だったという2人。大門は、決定戦までの日々をこう振り返ります。

「反対に、この日を迎えるまで『あとはやるだけでしょう!』と思って気負いはなかった。そもそも『ラッキー!』くらいの感じだったので、今日という日を迎えるだけでした」

この日、1stラウンドと最終決戦で2本のネタを披露しましたが、ネタ選びも「『おもしろいと思ってもらえたらいいや』と思っていたので、迷うことなくいちばん好きなネタをやろうと」と茶屋。

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「賞レースをいっぱい獲りたい!」

優勝者には賞金100万円に加えて、“ご褒美特番”もあり、藤崎マーケットから「わりと好きなことをやらせてもらえるよ」と教えてもらうと「マジで!? そうなんですか!?」と初々しいリアクション。茶屋は、自分たちの単独ライブを挙げて、「背後にある白いボードに解説を書きながら漫才をやるというライブをやっているので、それをテレビでやりたい」と期待を寄せます。大門は「クイズ番組をやりたいです。クイズに答えるほうで!」とアピールしました。

今後の目標を聞かれた茶屋は、「これで、ごはんを食べられるようになると思うので、ネタを書くことに集中して賞レースをいっぱい獲りたいです」と意気込みます。大門は、「どんなことを言われても大きい声でツッコんで、手を抜かずに全力で『100やるんだぞ!』という姿勢を見せていきたいです」と決意を新たにしていました。

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