『MOTHERマザー』で衝撃的な映画デビューを飾り、数々の新人賞を受賞した奥平大兼と、『蜜蜂と遠雷』の演技で映画賞の新人賞を多数受賞し「ドラゴン桜」「silent」など大ヒットドラマでの好演も話題を呼んだ鈴鹿央士がW主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が、3月8日(金)より全国公開されています。
3月9日(土)、本作の公開を記念し、W主演の奥平大兼(郡司翔太役)、鈴鹿央士(田中達郎役)、小倉史也(小西亘役)、古厩監督が登壇し、公開記念舞台イベントが実施されました。今回はイベント初登壇でもある古厩監督を交え、公開を迎えた今だからこそ話せる撮影エピソード、本作に込めた想いなどを熱く語りました。
観る者の心にも爽やかな風が吹き抜ける作品
不満はないけれど、なにかが足りない。そんなどこにでもいる10代男子がひょんなきっかけから【eスポーツ】全国大会に挑むことに。同じ学校に通いながらオンライン上で集合・解散、学年も性格もバラバラの3人組がモニターを越え、勝ち負けをも超えたその先で、目にした景色とは―――。
【eスポーツ】を題材にした日本初の劇映画である本作は、徳島の高等専門学校を舞台に実在した生徒をモデルに描く青春映画。本音を語らず微妙な距離を保ついまどき世代を、時に笑いを誘いながら等身大に映し出します。それぞれが悩みを抱えながらも、この一瞬一瞬を全力で“PLAY”する姿はすがすがしく、観る者の心にも爽やかな風が吹き抜ける作品になっています。
今をときめく奥平大兼と鈴鹿央士というふたりの若手有望株が主演を務め、数々の青春映画の傑作を世に送り出してきた古厩智之監督がメガホンをとりました。また、企画・プロデュースは「サクラ大戦シリーズ」等を手がけ、ゲーム界のレジェンドと称される、広井王子が務めました。
念願の公開を迎え、喜びもひとしお!
映画『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が3月8日ついに全国公開されました。翌9日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、W主演の奥平大兼と鈴鹿央士、共演の小倉史也、そして古厩智之監督が登壇しました。
金髪&ピアスという、見た目はやんちゃの1学年下の翔太を演じた奥平。満席の会場に感無量の様子で「映画をご覧いただいた方とこのような形で面と向かってお話をする機会が少ないので今日は嬉しいです。公開初日の昨日から皆さんがどう思ってくれているのか感想をチェックしていますが、自分が思っている以上に純粋に楽しんでいる方が多く、嬉しくてなんだかソワソワしています」と念願の公開を迎えた喜びを噛み締めていました。
天才ゲーマー・達郎役の鈴鹿も「この映画がどう受け止められたのか、ソワソワしながら感想を待っている自分がいます。今日は登場の際に皆さんから沢山の拍手をいただき、観終わった後の雰囲気もいい感じなので、僕らの想いもしっかり届いたのかなと、嬉しいです」とニッコリ微笑みました。
VTuberの胡桃のあに夢中の亘を演じた小倉は「皆さんそれぞれが作品を持ち帰っていただけるような表情をされているので嬉しいです。この映画に影響されてeスポーツを始める人が出て来てくれたら」と期待を込めました。
キャスティングの狙いは?
キャスティングの狙いについて聞かれた古厩監督。奥平については「映画っぽい俳優。立っているだけで絵になる人で、風景の一部になれる。海も林も風も一緒。野生動物なのか?という感じがある」とし、鈴鹿については「いわゆる芸能人っぽくなくて、人を人として見ている。しかもイケメン!」と評しました。小倉については「初めて会った時にこちらが聞いてもいないのにプライベートな話をしてきて、それが面白かった」とキャラクター性に目を止めていました。
そんな古厩監督の現場について奥平は「自由に芝居をしていいと言ってくれたお陰で、現場に行ってその場で役を生きることができた」と感謝の言葉を述べました。鈴鹿は「青春物語でもあるので、達郎の変化を考えて引き算をしながら演じました。大兼が自由に芝居をしてくれたし、小倉君も一緒に芝居をしていて楽しかった」と撮影を振り返りました。小倉は「亘は卑屈でヤバい奴。でも根本は僕と似ているところもあったので、斜に構えた卑屈時代の自分を役に活かして演じました」と語りました。
再びタッグを組むなら…?
また、古厩監督が再び3人と組むならばどんな役を演じさせたいか、妄想トークを展開。古厩監督から「悪役をやってほしい。タクシー強盗とか?」と言われた奥平は「悪役はやったことがないので面白そう。自分とかけ離れている役は演じて新しい発見があるのでいつかやりたい」と前向き。また、鈴鹿は「だらしのない男を見てみたい。彼女のヒモになるとか?」と監督に言われ、「占い番組で恋愛運ゼロと言われたばかりなので、だらしのない男もできるかも」と満更ではない(?)様子でした。
一方、古厩監督から「モテる感じの役が良い」と提案された小倉は「俺、モテるのか?」と首を傾げるも「俺の第一印象は確かにアレだけれど、一緒に生活すれば良さがわかるよ」と観客に向けて訴え、会場は笑いに包まれました。
結果に関係なく何かに全力になることの大切さ
最後に、奥平と共にW主演を務めた鈴鹿は、「一生懸命何かに向き合った先にあるものとか、それに一緒に走った人とか、人との出会いや関わり方が新しい時代ならではの映画だと思います。昨日から公開してこれだけ沢山の方々に観に来ていただいて嬉しいです。皆さんと一緒に『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』を盛り上げていけたらと思います」と大ヒット祈願。
奥平は「この映画をきっかけにeスポーツを知っていただけたら、いちゲーム好きとして嬉しいです」と微笑んで「この映画を通して僕は、結果に関係なく何かに全力になることの大切さを考えさせられました。皆さんにもそんなところを持って帰っていただけたらと思います」と呼び掛け、イベントは締めくくられました。
イベント概要
映画 『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』 公開記念舞台挨拶
日時:3月9日(土)12:45〜13:15
場所:TOHOシネマズ日比谷 スクリーン12
(東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル地下1階)
登壇者:奥平大兼、鈴鹿央士、小倉史也、古厩智之
MC:奥浜レイラ
作品概要
映画『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』
奥平大兼 鈴鹿央士
山下リオ 小倉史也 花瀬琴音
斉藤陽一郎 唯野未歩子 冨樫 真 山田キヌヲ / 三浦誠己
監督:古厩智之
脚本:櫻井 剛
音楽:遠藤浩二
主題歌:Cody・Lee(李)「イエロー」(Ki/oon Music)
協賛:コーユーイノテックス 岡谷エレクトロニクス ジャックス
制作プロダクション:ザフール
制作協力:吉本興業
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
製作:サードウェーブ ハピネットファントム・スタジオ
©2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2024年3月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
公式サイトはこちら
【eスポーツ】とは?
コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称【eスポーツ】。
ファン人口は年々増え続け、日本でも近い将来1 千万人を超えると見込まれる。
IOC(国際オリンピック委員会)主催の世界大会も開かれるほど、今や正式なスポーツとして世界が認めている。