お笑いコンビ・ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)が、、3月14日(木)に大阪・船場の繊維専門商社・田村駒の大阪本社前で開かれた「ビリケン像建立完成式典」にスペシャルゲストとして登場しました。この日、お披露目されたビリケン像は、「ビリケンさん」の商標権を持つ田村駒が創業130周年を迎えたのを記念して本社前に建立したもの。ミルクボーイの2人は、ビリケンさんをテーマにした新作漫才を披露し、新たに誕生した「船場のビリケンさん」の完成を祝いました。
船場の街に新しい観光スポットが誕生!
足に触ると”ご利益”がある福の神として、大阪のシンボル的キャラクターになっているビリケンさん。1908年にアメリカの芸術家が「夢の中で見た神様」をモデルに生まれたと言われ、ユーモラスな風貌が人気になって世界中に拡散するなかで、1911年に繊維専門商社・田村駒株式会社の前身である神田屋田村商店が日本での商標を獲得しました。
今回完成したブロンズ像は、式典翌日の3月15日(金)に創業130周年を迎える田村駒が、「船場のビリケンさん」として周囲の人々に愛されることを願うとともに、大阪の繁栄を祈念し、創業の地である船場に建立したものです。
ビリケン像のサイズは台座込みで93センチ。夜間には季節のイメージに合わせた全9種のカラーでライトアップも行われ、現在は桜をイメージした濃いピンク色で照らされています。
式典は田村駒の堀清人社長の挨拶から始まりました。堀社長はビリケンさんの商標を登録した当時の経緯などについて話すと、「ビリケンさんを見に来てもらって、触ってもらって、かわいがっていただくことを願っています。大阪の賑わいに貢献できれば」とアピールしました。
式典ではビリケンのAR体験ができる「BILLIKEN DIVERSITY」のお披露目も。スマートフォンでスキャンするとビリケンさんの表情がランダムに変わって“今日の運勢”を教えてくれる「BILLIKEN EMOTIONS」と、どんな場所でも賑やかな音楽とともにビリケンさんのカラフルな行列が現れる「BILLIKEN PARADE」。どちらも最新技術を駆使して、多様なビリケンさんを楽しむことができる仕掛けです。
駒場は「息子もビリケンさんにそっくり」
来賓紹介、代表挨拶に続いて、ゲストとしてミルクボーイが登場! 2人がステージに現れると、会場は大きな拍手に包まれます。
お約束のつかみで駒場が客席から受け取ったのは、ビリケンさんが座っている台座でした。漫才のネタも、もちろんビリケンさん。「ほなビリケンさんちゃうやないかい」などと、おなじみのやりとりで会場を大いに笑わせました。
漫才が終わると内海は「完全新作です!」とアピール。ネタでも触れたように、駒場とビリケンさんがそっくりだと指摘すると、駒場も「この日のための僕の顔では?」と言いながら、「生まれたときの息子の顔もビリケンさんにそっくりだった」と明かして笑わせました。
ここで大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャク、通天閣公認ビリケンキャラクターのビリケンちゃんも登場し、堀社長、ミルクボーイとともにトークセッションがスタート。お笑い好きだという堀社長が「ビリケンさんのネタを、またいろいろなところでやってあげてください!」とお願いすると、内海は「全国の人が知っているものなので伝わると思います」とうなずいていました。
ビリケンさんへの願いは「薄毛対策」!?
足をなでると願いが叶うといわれているビリケンさんに、どんなお願いをしたいか聞かれると、内海は「今年から後輩芸人とのユニットライブで10年間かけて全都道府県を回るのでそれの成功、そして薄毛になってきたので10年後も角刈りできるように」。駒場は「そっくりな息子がほうれん草を食べてくれないので、ちゃんと食べてくれるようにお願いしたい」と話しました。
堀社長は「(船場は)歴史がある街なので、その歴史とビリケンくんの歴史、田村駒の歴史を脈々と引き継いで、街が活性化することに貢献できれば」と地域への思いを語りました。
最後はいよいよ、新しいビリケン像の除幕式。覆いの下から現れたピカピカのビリケン像に、大きな拍手が巻き起こりました。
田村駒大阪本社では3月16日(土)までの3日間、 「アートになったビリケンさん」の作品展示・販売を行うイベント「BILLIKEN CREATORS OSAKA 2024」を開催しています。