吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー（GM）の月例会見が、3月27日（水）に大阪市内の吉本興業本社で行われました。3月1日（金）に開催された『吉本新喜劇記念日2024』からスタートした“65周年イヤー”は、さまざまなビッグプロジェクトがスタンバイ。一方で、若手座員たちのチャレンジ企画も引き続き積極的に展開するため、今月もトピックが盛りだくさんです。“新喜劇の顔”に就任した島田珠代を筆頭に、小西武蔵らイキのいい座員が勢揃いしてアピール合戦を繰り広げました！！
寛平GMが珠代にギャグ“おねだり”
この日の司会を務めたのは座長の吉田裕。まずは寛平GMが、珠代、小西、小林ゆう、筒井亜由貴、入澤弘喜とともに3月を振り返りました。65周年のPR隊長ともいえる“新喜劇の顔”に選ばれた珠代は、「こんにちは、シンガポールの昆虫です」といきなり顔ギャグを披露。これに対して寛平GMが「それ、ちょうだい」と迫り、冒頭から大盛り上がり！
新喜劇記念日の『寛平GM杯争奪ネタバトル』最終決戦では、小西と佐藤太一郎、五十嵐サキのユニット「人間ごっこSらぼ」が見事に年間王者に輝きました。小西が「手応えしかなかった」と自信たっぷりに振り返ると、寛平GMが「サキちゃんのおかげやんな！」とツッコみます。その後も五十嵐の話題が続くと、小西は「サキさんを（会見に）呼んだらよかったのに！」とイジけていました。
昨年8月から始まった『吉本新喜劇出前ツアー』は、3月24日（日）の広島公演で千秋楽を迎えました。エンディングでは住吉大和がソロデビュー曲『笑いに変えるから』を熱唱し、CDを売りまくる大活躍。珠代は「いいよね、あの歌。泣く！」と改めて絶賛します。寛平GMも「すごい勢いで売れていっている。6月ぐらいまでグーっといったら、ひょっとすると…？」と、“年末”に期待を寄せました。
さんまが新喜劇出演を確約！？
今年の「65周年記念ツアー」は7月からスタート。東京、神戸、愛媛、山梨の先行チケットが3月27日（水）から順次発売されています。各会場にはフォトパネルが設置されるほか、スタンプラリーやミニ新喜劇、ずっこけ体験イベントなど企画が盛りだくさんの予定です。
YouTubeの吉本新喜劇公式チャンネルでは、新企画「寛平GMが聞く！」がスタート。寛平GMが、中川家やNON STYLE（第2回近日公開予定）といった豪華ゲストとガチンコトークを展開し、再生回数が伸びています。「今後、呼びたいゲストは？」と聞かれた寛平GMは、「（明石家）さんまちゃんとか、（村上）ショージとか」と回答。
さんまは、ふだんから新喜劇をチェックしているらしく、3月17日（日）に東京・IMM THEATERで上演された『岡村隆史の花の駐在さん 東京へ行く』で共演（さんまがサプライズでゲスト出演）した際にも褒められたのだとか。
当日は、漫才師、コント師たちがボケまくるなか、寛平GMは「芝居の中で笑いをとっていかなあかん」と自分に言い聞かせて臨んだそうです。すると後日、『痛快！明石家電視台』（MBS）の収録でさんまと顔を合わせた際、「芝居でぜんぶ笑いをとっていってた。寛平兄やんはすごい」と言われたそうで、寛平GMは「むちゃむちゃうれしかった」と笑顔を見せます。
寛平GMはさんまに、65周年イヤーの今年、「どっかで（新喜劇に）出てくれへんか」とお願いしたそうで、「“ええよ”と言ってくれた」と報告し、珠代らを驚かせました。
また寛平GMは、「これまでは（若手座員によるアイドルユニット）秘蔵っ子のことを（記事に）書いてもらってきたが、これからは中堅を出して行こうと思います」と宣言し、「そういう子らにチャンスを与えて、（舞台に立つことで）自分をわかってほしい。ひょっとしたら、うまいこといくかもしれない。ほったらかしにしたらあかん」と力を込めました。
GWは「しんきげきフェス」
65周年イベントはまだまだあります。5月3日（金）・4日（土）には、大阪・吹田市の万博記念公園で『よしもとしんきげきフェス』を開催。子どもたちが新喜劇を体験できる企画もあり、座長の吉田は「ここから未来のスターが生まれるかも」と期待します。
フェス1日目には、1万発が打ち上がる花火大会も実施予定。花火と音楽をコラボレーションさせた特別な演出を座員たちとともに楽しめます。くわしい内容は、『よしもとしんきげきフェス』の公式ページでご確認を！
4月5日（金）〜18日（木）の期間には、大阪・ルクアイーレに吉本新喜劇のPOPUP STOREが出現。ポスターのメインビジュアルをネオン画アーティスト・はらわたちゅん子さんが手掛けたことが話題で、アクリルキーホルダーやギャグフレーズステッカーなど65周年記念グッズが勢揃いします。キーホルダーは自立するため、珠代は「集めて部屋に新喜劇ジオラマを作って」と呼びかけました。
珠代「まず京都から」65周年を盛り上げる！
吉本新喜劇セカンドシアター（YES THEATER）では、若手座員によるイベントも目白押しです。4月28日（日）には、小林ゆうの初単独公演『大人の入学式』を開催。小林は「実はビビリなんですが、寛平GMの“失敗してもええからみんなと違うことをせえ。舞台上で汗をかけ”という言葉に背中を押された」と語り、「たくさん暴れて自分をさらけ出して、お客さんの内臓をえぐりたい」と意気込みます。
4月29日（月・祝）には、『セカンドシアター新喜劇』で筒井が単独では初となるリーダー公演を開催します。筒井は「今まで新喜劇になかったものをテーマに作ってみたい」と語りました。同日には、入澤が『入澤弘喜の悲劇〜7人の容疑者〜』と題した新喜劇も開催予定で、ピンネタと新喜劇がつながっているスタイルで「新しいことに挑戦したい」と語りました。
小西は5月3日（金）〜6日（日）に、こちらも『セカンドシアター新喜劇』で初の単独リーダー公演に臨みます。『よしもとしんきげきフェス』と日程がかぶるため「裏フェス」とイジられますが、小西は「温故知新、古きよきものに新しいものを加えて」と語り、自分らしい新喜劇を作るとやる気十分です。
若手座員たちの切磋琢磨の場である『寛平GM杯争奪ネタバトル』は、今年から毎月開催ではなくなります。ただ、寛平GMは「あんなにみんなおもしろくて上手になったんやから、やらなあかんと思った」と語り、形を変えて継続される予定。年末に予選を行い、勝ち残った座員が来年の『吉本新喜劇記念日』で最終決戦に臨む形などが検討されており、小林ゆうとのユニット「なんでもいいよ！」で好成績を残しつつ頂点には立てていない筒井が、「絶対に優勝する覚悟で挑みたい！」と気勢を上げるひと幕もありました。
“新喜劇の顔”である珠代は、4月上旬までの3週続けてよしもと祇園花月に出演する予定で、「まずは京都から盛り上げていきますよ！」と怪気炎。記者から「今月の“顔”をお披露目してください」とうながされた珠代は、とびきりの“顔芸”を繰り出して会見場を爆笑させました。
