オズワルドと滝音が福岡芸人と仲良くなろうとしたけど…「なんかムカついてきた!」 飲み友基準は「親しみやすさ」か「お笑い力の低さ」か?

全国的にも「美食の街」として名高い九州・福岡。そんな福岡の地で、東京や大阪からのゲストが“飲み友だち”を探そうというライブ、「オズワルドと滝音と福岡芸人が飲み友になるまでの75分!」が3月26日(火)によしもと福岡ダイワファンドラップ劇場で開催されました。果たして、ゲストのオズワルドと滝音は、福岡よしもと所属芸人と”飲み友”になれたのか? 序盤から波乱を巻き起こしたライブの様子を、芸人ライターとしても活動する福岡よしもと所属芸人のフルハウス・山田流世がお伝えします!

出典: FANY マガジン
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まずは福岡芸人を知ろうと…

まずは、ゲストと“飲み友”になるべく選ばれた福岡芸人の面々が登場します。カーネギー(松相遼、さわとおる)、インクルージョンの米沢大志、中村圭太、とらんじっとの原ノコシ、太宰(てつ、あやむ)の7人です。

カーネギー・松相がMCを務め、ゲストであるオズワルド(畠中悠、伊藤俊介)、滝音(秋定遼太郎、さすけ)を迎えました。

自己紹介もそこそこに、まずは第一印象を聞くことに――。

先日、大阪で行われた「kento fukaya FES 後夜祭『魂の叫びは福岡から』」にも出演していたカーネギー・さわに対して、「良くも悪くも大阪でも名を馳せている」と語る滝音・秋定。オズワルド・伊藤も、インクルージョン・米沢と交流があることが判明しました。

出典: FANY マガジン
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そんななか、福岡でレギュラー番組を7本も持つ、とらんじっと・原ノコシが「皆さんを包み込みます!」と宣言しますが、どうやらこの“感じ”がゲストには刺さらなかったようで、秋定から「お笑いが苦手なやつ」と言われるハメに……。ただ秋定は、いわゆる“こういうヤツ”が好みなようで、1歩だけ飲み友に近づいた(ような)展開になりました。

そこからいったいどんな関係値が見えるのか……と会場が期待に包まれるなか、さっそく最初のコーナー「ゲストと答えをそろえましょう!」のスタートです。

出されたお題にゲストと同じ回答ができるか? できたら思考が似ているということだから「飲み友」に近づけるのではないか。そんな趣向だったのですが、福岡芸人はことごとくゲストと回答がマッチしません。そんななか、オズワルド・伊藤が空気を変えます。

出典: FANY マガジン
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“旧知”のインクルージョン・米沢に「お前にはわかってほしい!」と信頼感あふれる言葉を飛ばすと、当の米沢の回答は……。

なんと、一致! ふだんからの仲のよさが垣間見える一幕もあり、ライブは上々の滑り出しを見せて次のコーナーへ。2つ目は「自分を下げろ!かわいいヤツだなぁチャレンジ」です。

ゲストの失敗話やよくないと思うところを聞き、それよりも自分を下げることで、先輩方に可愛がってもらおうというコーナー……のはずだったのですが、なぜかこの場にいない福岡芸人、マサルの話題ばかりになってしまいます。

このマサルとも交流があるゲストの2組がその話ばかりをするなか、オズワルド・畠中が突如、「実はいま腎臓が1つしかなくて……」と、2月のがんの手術で腎臓が1つになったことをネタにして、会場の笑いをさらっていきました。いったい何のコーナーだったのでしょう?

“深い関係”になるため福岡芸人が奮闘!

さてその後、ゲスト一人ひとりにちなんだコーナーが始まり、福岡よしもと勢がピンポイントでゲストにアピールしていきます。

滝音・秋定にちなんだ「オリックスクイズ」、さすけにちなんだ「呼びたくなるあだ名チャレンジ」、オズワルド・伊藤にちなんだ「限界まで戦い続けろ!グーとチョキだけ全力ジャンケン」などなど……。

各コーナーで福岡芸人がゲストの印象に残る活躍をするなか、オズワルド・畠中にちなんだ「声を荒げるな!ノーリアクション穏やかチャレンジ」が、絶好調の盛り上がりを見せました。これは畠中が、飲みの席でも穏やかな人のほうがいいということで、思わず声を出してしまうゲームにも笑顔でノーリアクションで耐え抜く、というコーナーです。

出典: FANY マガジン
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まずは「ケツバット」。畠中との会話中に予告なく訪れるケツバットを前に、カーネギー・さわ、太宰・てつが思わず声をあげて撃沈。次いで挑んだ、とらんじっと・原ノコシの番では執行役のさわがケツバットのタイミングを明かしてしまうというミスで会場はビミョーな雰囲気に……。さわのせいでなぜか原ノコシも失格となり、だれも成功しないまま次に挑戦するのは「電気あんま」。

これにインクルージョン・米沢が挑戦。執行役は太宰・あやむが担当。しかし、その風貌から「電気あんま師」と呼ばれるはめに……。そして、その“プロ”の技の前に、米沢あっさり敗退してしまいます。ここで見かねたオズワルド・伊藤が「おまえもやればいいじゃん」と半ば強引に、なぜか畠中本人も“電気あんま師”と対峙することになります。

出典: FANY マガジン
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お互いの足を“股間”にセットし、いつ仕掛けるかわからない状況に会場の期待が高まりますが……なぜか畠中とあやむは互いに“執行”することなく落ち着いてしまいます。「ただこの状態が落ち着いてるだけの人たちやん!」と滝音・秋定に制され、畠中は「まだ足の裏に……(あやむの股間の)感触が残ってる(笑)」と語っていました。

そして最後は「友情を芽生えさせよう!」のコーナーです。ここまで数々のコーナーをともにしてきたゲスト4人と福岡芸人7人。集大成として、曲に合わせて阿吽の呼吸で、同じタイミングで紙鉄砲を鳴らせたら成功というゲームです。

全員が目を閉じて音を鳴らすタイミングをうかがうなか、またしても福岡芸人が失敗の連続で、結局、時間いっぱいとなり泣く泣く終了することに……。

出典: FANY マガジン
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運命の結果発表に自信を見せる面々…

すべてのコーナーが終わり、あとはゲストそれぞれが「だれと飲みに行きたくなったか」を決める結果発表を残すのみとなりました。カーネギー・さわは「やれるだけのことはやった」、太宰・てつも「自信あり」と息巻いていましたが、今回ゲストそれぞれにハマったのは果たして……。

ジャーン!!!

滝音・さすけが出したフリップには〈イツモアリガトウ〉の文字が! 誰!?

実は、先の「〜あだ名チャレンジ」で、中村圭太のあだ名を「呼んだほうも呼ばれたほうも嬉しくなる」という理由から「イツモアリガトウ」に決定していたのです。中村圭太には満面の笑みがあふれます。

そんないい雰囲気で始まった結果発表ですが、続くオズワルド・伊藤が出したフリップには〈パスタとパスタ〉の文字が。またもこの場にいない福岡芸人の名前が飛び出し、会場は一瞬、「アレッ」となったのですが、最後はカーネギー・さわを指名しました。

次いで畠中は、やはりとでも言うべきか、“電気あんまの友”太宰・あやむを指名。そして、秋定は原ノコシの名を挙げ、オープニングでのやりとりが繋がった形となりました。

残されたのはインクルージョン・米沢と太宰・てつ、です。米沢はもともとの伊藤との関係性があるため、実質、選ばれていないのはてつだけ……と思いきや、最後になぜか変顔を披露したてつに対して、秋定が「こっちくる?」と原ノコシと“並ぶ”結果となり、無事にハッピーエンド(!?)となりました。

その後、福岡芸人がちゃんと“飲み友”としておもてなしをしたのかが気になると同時に、次回の開催も期待が高まるところです。

「よしもと福岡ダイワファンドラップ劇場」公式サイトはこちらから。
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