「実は記憶力が…」あまりに“ガチ”すぎるM-1王者・令和ロマンのコンプレックスとは? “アカ抜ける”ために芸人たちが悩み告白

よく聞く「芸人は売れたらアカ抜ける」という話。それが本当なのかを観察・応援するために立ち上げられた、講談社の美容メディア「VOCE」と吉本興業のエンタメサービス「FANY」による共同プロジェクト「ウレアカ?~売れたら垢抜けるってホント?~」のイベント第2弾が、4月7日(日)に東京・ヨシモト∞ホールで開催されました。題して『ガチすぎるコンプレックスを発表して、みんなで受け止める会』。
M-1王者やKOCファイナリストなど日々、舞台に立って笑いを生み出す芸人たちが抱くコンプレックスとは――ライブの様子を芸人ライターとしても活動する北海道のピン芸人、アライヒカリがお届けします!

出典: FANY マガジン
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「コンプレックス」を吐き出して内面のセルフケアに

「ウレアカ?」は、素敵じゃないか(柏木成彦、吉野晋右)、オフローズ(カンノコレクション、宮崎駿介、明賀愛貴)、令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)を中心に、2023年6月に始動。若手芸人たちがメンズ美容に挑戦し、身も心も前向きに変化していく様子を、YouTubeチャンネルやファンコミュニティサイトで展開しています。

この4月からは「シーズン2」と銘打って、参加する芸人たちに外見のみならず、内面からのセルフケアもふまえて“アカ抜け”を目指してもらうことに。今回のライブではメインの3組に加え、ゲストとしてシーズン2に出演予定のカゲヤマ(タバやん。、益田康平)と、相方のコンプレックスがなかったため1人で参戦したエバース・佐々木隆史を迎え、ぞれぞれ“ガチ”のコンプレックスを語り合うことになりました。

出典: FANY マガジン
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ライブ冒頭にはVOCE編集部からの手紙として、「今後、お笑いに専念しやすく、もっと羽ばたくために負の感情をここで吐き出してほしい」と、コンプレックスを語り合うことで、芸人同士で共感し、内面のセルフケアにつなげてほしいとの“提案”が読み上げられました。

「負け犬根性が染みついていて…」

最初に自身のコンプレックスを披露したのは2023年のM-1王者、令和ロマン・くるま。「実は記憶力がない」と話します。漫才のネタなどの自分の言葉で構成されたものは覚えられるものの、人の名前がなかなか覚えられなかったり、ライブなどの台本があっても文言をすぐ忘れてしまったりするのだそう。

また、新幹線の座席番号が覚えられないため、チケットをポケットにしまわずに手元に用意しておくと話すと「俺もそう!」と全員が共感します。相方のケムリは、くるまの記憶力にまつわるエピソードとして、「自転車で劇場に来たことを忘れて、そのまま家に帰っていた」と暴露しました。

出典: FANY マガジン
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カゲヤマ・益田のコンプレックスは「競争に負け続けて来た人生だから、負け犬根性が染みついている」というもので、サッカーに注力してきた学生時代も、芸人になってからもトップになれずに2軍、3軍のような立ち位置で生きてきたと嘆きます。

それでも自分に少しだけお笑いの可能性を期待していると話す姿に対し、一同が「続けられることがすごいことだ」と励ます場面も。くるまが過去、開催されたカゲヤマの単独ライブの思い出を話すと、「お前、記憶力いいな」とケムリからツッコミが入りました。

出典: FANY マガジン
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人相が悪すぎるなら「妹ネタ」

「人相が悪すぎる」というコンプレックスを話した素敵じゃないか・柏木は、ふつうにしていても「怒っている?」とまわりに疑われてしまい、悪目立ちしてしまうのだとか。オフローズ・明賀は「最初は怖かったけど、しゃべったらいい人だった。ギャップ萌えがある」と柏木の人相の悪さを前向きに話します。

逆に顔が怖いことで、“何も考えていないが、何か考えているように見える顔ができる“とのことで、特技の絶妙な表情を披露すると、「俺と話しているときは、いつもこの顔だ!」と相方・吉野が不満をもらしました。

一見、怖く見られそうなカゲヤマ・タバやん。にアドバイスを求めると、「妹のネタをすればいいよ」とキッパリ。タバやん。といえば、2022年のM-1敗者復活戦で披露した“キモすぎる妹”のネタが強烈なインパクトを残しましたが、それで周囲からの印象が変わったと明かしました。

出典: FANY マガジン
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吉野「みんなアカ抜けてます」

「人からの見え方ばかり気にしてしまう」というオフローズ・カンノは、お客さんが目の前にいると頭が真っ白になってしまって、思い通りにいかないと話します。コロナ禍での無観客ライブがいちばん緊張しないベストなかたちだったそうで、最近はお客さんのことを“カス”だと思ってネタを披露していると話すと、大ひんしゅくを買いました。

そこで意識を新たに、お客さんのことを自身が好きなおもちゃ「レゴブロックの人形」だと思うことすると話すと、今後はオフローズのファンの呼称を“レゴ”にしたらいいのでは? と盛り上がりました。

出典: FANY マガジン
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ほかにも「ライブで裸になるのがイヤ」なエバース・佐々木や、「メガネの度が強すぎる」というオフローズ・宮崎など、それぞれが悩みを正直に打ち明けて共感し合う姿は、芸人としてネタを披露しているときよりも“哀愁”を感じ、それぞれの人間味がにじみ出ていました。

最後に素敵じゃないか・柏木は「コンプレックスを吐き出すだけでもスッキリした」と話し、この日のMCを担当した相方の吉野は「みんな、(ライブ開始時よりも)アカ抜けてます」と締めくくりました。

出典: FANY マガジン
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素敵じゃないか、オフローズ、令和ロマンが中心だったウレアカの「シーズン1」は3月でひと区切りとなり、4月からは内面からのセルフケアを中心に、ますますパワーアップした内容になる予定とのこと。誰がいちばんアカ抜けるのか、引き続き目が離せません!

【ウレアカ?とは】
講談社の美容メディア「VOCE」と吉本興業が運営するメディアサービス「FANY」の協業で2023年6月から始動したプロジェクト。YouTubeチャンネルの定期配信や、ファンコミュニティのローンチ、各種SNSでの発信などを展開中。今後も新たな企画などでさらなる拡大を目指しています。


今回のイベントの模様は4月14日(日)18:30までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。

FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。

YouTubeチャンネル「売れたら垢抜けるってホント?」はこちらから。
「ウレアカ?COMMUNITY(無料)」はこちらから。

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